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大学1年生からの就活準備が
成功の鍵を握る!?
今ドキの就活事情

大学に合格したばかりなのに「もう就職活動のこと!?」と思う人もいるかもしれないね。でも、就職活動を納得いくものにするためには、早いうちから将来の目標を定め、それを達成するための準備をしておくことが重要なんだ。今回は、就職活動の流れを紹介し、今からやっておきたいことを解説するよ。

就職活動は大学1年生から始まっている

  • まずは、就職活動の一般的な流れを紹介しよう。

    一般的な就職活動の流れ

    実際に企業が採用試験をスタートするのは大学3年生の3月(※)からだけれど、学生がすべき準備はもっと早くから始めることが多い。先輩たちは、大学3年生の6月頃から自己分析や業界研究を行い、インターンシップなどに参加し、志望業界や職種を絞っている。

    ※採用年度によって、企業が採用試験をスタートする時期は異なる場合があります。

    企業の会社説明会への参加申込みなどがスタートする大学3年生の3月まで、何もせず漫然と過ごしてしまうと、エントリーシート記入などに手間取り、スタートダッシュに出遅れてしまう。また、どのような企業に自分が合っているのかわからないまま就職活動を進めることになり、入社して実際に働き始めると、「自分の想像していたイメージと違う」と感じてしまうこともある。

    このようなミスマッチを防ぎ、就職活動を成功させるために、大学1年生のうちから準備できることがある。今回は、次の3つのポイントを解説するよ。

    大学1年生のうちから準備できること
    (1)大学で学ぶことから将来どのような仕事に就けるか考える

    まず、これから自分が大学で学ぶ内容が将来どのような仕事につながるか、考えてみることが大切。具体的な業界や職種名が決まらなくても、「英語を使って世界を飛び回る仕事がしたい」「人の生活を便利にする商品を開発する仕事に就きたい」など、どのような働き方をしたいか、どんなふうに人や社会の役に立ちたいか、などが思い浮かべられればOK。

    1年生の段階で目標が決まれば、専門科目が多くなる2年生以降、どのような科目を履修すべきか、どのような研究室に入ったらよいかも見えてくる。

    (2)目標達成のために、挑戦すべきことについて考える

    次に、(1)で決めた目標を達成するためには、大学でどのようなスキルや能力を身につける必要があるか考えてみよう。例えば、英語を使った仕事をしたいなら、在学中に英語の資格を取得したり、留学などを検討してみるのもよいだろう。留学を希望する場合、語学のスキルアップや費用の工面などの事前準備にも時間がかかる。できれば1年生のうちから準備しておこう。

    また、大学では、語学講座のほかにも、資格取得講座、OB・OGによる講演、進路講座など、個人のスキル・能力を磨く機会がたくさん用意されているよ。積極的に参加しよう。

    (3)課外活動にも力を入れる

    就職活動は、大学で学んだことに加えて、自分がどのような人間なのか企業にアピールする場でもある。サークルやボランティア、アルバイトなどの課外活動にも力を入れ、様々な人との出会いを通して、ひとりの人間としての経験に幅を持たせることも大切だよ。

低学年向けのキャリアガイダンスなどを活用しよう

  • ここまで、大学1年生から取り組めることを解説したけれど、これまで大学合格を一番の目標に掲げてがんばってきて、「これから先の目標がまだはっきりしない」「どう動けば良いかわからない」という人もいるかもしれないね。そこで、近年、多くの大学ではそうした学生を支援するために、低学年向けのキャリア教育プログラムを用意しているんだ。

    例えば、次の大学のように、キャリア講座などを実施しているところもある。時間のある今のうちに、進学先の大学のキャリア支援について調べておき、入学後はこのようなプログラムを活用しながら、自分のキャリアについて考えを深めていこう。

    ◆早稲田大学…充実した学内プログラムの設定

    学びを深めたい、世界を知りたい、社会とかかわりたい、仲間をつくりたいなど、学生の知的好奇心を刺激する全学年対象の人間力・地力強化プログラムを用意。例えば、海外留学プログラム、インターンシップ・プログラムなどのプログラムがある。

    ◆日本女子大学…キャリア形成科目の設定

    総合的な観点から職業観を養うための「キャリア形成科目」を設定している。例えば、「ライフプランとキャリアデザイン」「現代ビジネスと起業」の科目を設定し、学生一人ひとりの人生計画の設計や進路選択をサポートしている。また、1年生から参加可能なキャリア支援ガイダンスなどを実施している。

    ◆成蹊大学…キャリア教育科目と1年次から利用できる個別相談

    1年生から「キャリア教育科目」がスタート。卒業後の進路を考える前に、自分自身がどのような人生を生きていくのか、社会で働くことの意味は何かを考えることから始める授業。1・2年生は、少人数で全学部の学生が合同で受講する。また、キャリア支援センターでは、1年生から、将来に対する不安や進路のこと、また資格取得など幅広い内容の相談を受け付けている。

    ※ここで紹介した大学や制度は一例です。また制度は変更されることがあるため、詳しくは各大学が公表している資料をご確認ください。

大学の成績が就職活動でも重視される!

  • 早いうちから就職活動の準備をすることが重要だと説明してきたけど、大学生の本業は勉強であることは忘れないでほしい。最近は大学の成績を採用時に重視する企業も増えてきている。

    2015年に日本経団連が発表した「採用選考に関する指針」には「大学等の履修履歴について一層の活用を検討することが望ましい」とあり、今後はより成績が考慮される傾向にある。

    また、大学1・2年生の成績は、人気ゼミへの入室ための選考や交換留学の応募条件として必要になることもある。「大学では単位さえ取れれば良い」のではなく、良い成績を修めることが、自らの目標を達成するためには重要だと言える。

大学入学までにやっておくべきこと

  • 就職活動の流れは頭に入ったかな?入学後は大学生活に慣れるのに精一杯で、自分の将来について考える時間はないかもしれない。だから、時間に余裕がある今こそ、将来の目標について考えておくことが大切なんだ。インターネットや書籍などを活用し、さまざまな社会人の働き方に触れ、自分がどのような方向に進みたいか考えておこう。