こうち

高知大学

国立大学 高知県

高知大学/理工学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

数学物理学科(55名)
情報科学科(30名)
生物科学科(45名)
化学生命理工学科(70名)
地球環境防災学科(40名)

所在地

1~4年:高知

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

プロフィール

●理学の基礎に強く、地域・社会のニーズにあわせた「理工系人材」を育成
●理学だけでなく工学も学べるカリキュラム編成
●論理的思考を重視する理学教育と実用を重視する工学教育に倫理観を融合

2017年4月、数学物理学科、情報科学科、生物科学科、化学生命理工学科、地球環境防災学科からなる理工学部に改組しました。

【キャンパス】

<朝倉キャンパス>高知市曙町

【学生数】

1046名(2023年5月1日現在)

【専任教員数】

73名(2023年5月1日現在)

【大学院】

総合人間自然科学研究科

数学物理学科

【講義・学問分野】

●数学コース/微分方程式論、複素関数論、位相空間論、多様体論、環論、体論、確率過程論、数理統計学など
●物理科学コース/解析力学、統計力学、量子力学、物理化学、固体物理学、固体化学、相対性理論、原子核物理学、素粒子物理学、物理科学実験など

情報科学科

【講義・学問分野】

数値解析、情報理論、情報解析学、地域環境情報学、画像処理論、情報ネットワーク論、ヒューマンコンピュータインタラクション、デジタル回路実験、プログラミング演習、離散数学演習など
【工学系科目】計算機システム学、アルゴリズムとデータ構造、オペレーティングシステム論、人工知能工学、シミュレーション工学、データベースシステム、ソフトウェア工学など

生物科学科

【講義・学問分野】

理論生物学、生物多様性学、系統進化学、植物生理学、分子生理学、古生態学、植物形態学、脊椎動物学、海洋環境学、保全生物学、地球表層動態学、代謝生理学、植物地理学実習、動物生理学実験、古生物学実習、海洋生物学実験、細胞生物学実験、臨海実習など

化学生命理工学科

【講義・学問分野】

分析化学、物理化学、有機化学、無機化学、量子化学、錯体科学、天然物化学、分子生物学、細胞機能学、分析・物理化学演習、有機・無機化学演習、分子細胞生物学演習、有機・高分子化学実験、無機・物理化学実験、遺伝子工学実験、生命分子工学実験など
【工学系科目】高分子化学、光機能創成化学、反応工学、無機材料化学、有機材料化学、ケミカルバイオロジー、発生工学、遺伝子工学、細胞工学、進化生物工学など

地球環境防災学科

【講義・学問分野】

連続体力学、気象学、地震学、岩石学、地球ダイナミクス、地震地質学、テクトニクス、ケーススタディなど
【工業系科目】構造力学、地盤工学、水理学、国土保全工学、大気環境工学、耐震工学、防災施設工学、測量学など

入学者・卒業者数

入学者数

252人
男女比
女子生徒数
57
男子生徒数
195
地元占有率
地元出身学生数
43
入学者総数
252

卒業者数

241人
就職者・進学者数内訳
就職者数
137
進学者数
80

学部の特色

理学の基礎に強く、地域・社会のニーズにあわせた「理工系人材」を育成

本学部は、多様化する地域・社会のニーズに対応し、これまで培われてきた論理的思考を重視する理学教育に加え、実用を重視する工学教育を融合させた新たな理工学教育を行います。恵まれた高知県の自然環境と充実した研究教育施設で学び、深い知識と専門性を修得。社会が直面するさまざまな問題を科学的に解決できる「理学の基礎に強い」人材を育成します。

理学だけでなく工学も学べるカリキュラム編成

理学だけでなく工学も学べるカリキュラム

論理的思考を養う理学教育と実用を意識する工学教育を融合したカリキュラムを編成しています。理工学マインドを醸成する学部共通科目をはじめ、数学概論、理工系数学、防災理工学概論、理工学研究プロポーザルなど、「理学」の基礎に加え、「工学」の思考を身に付ける理工系基盤科目を設置。数学的思考力や情報処理能力を修得するとともに、グローバル化に対応する英語力や人間力・社会人基礎力を養う科目も充実しています。

論理的思考を重視する理学教育と実用を重視する工学教育に倫理観を融合

本学部ならではの個性ある教育を展開しています。学部に所属する学生全員が学ぶ必修科目を設定し、理論と実用を融合した力を身に付けます。
理工系に必須の数学基礎や、自然災害への対応を広い視点から学びながら、先端研究に対する興味と学ぶ姿勢、課題発見・解決能力を養い、理工学の基礎力を修得します。また、技術開発分野で活躍するための倫理観や、情報セキュリティ、災害リスク管理、実験安全管理などを学び、技術者に必要不可欠な知識や態度を身に付けます。

学べること

数学物理学科

自然科学の基礎となる数学と物理を学び、理系分野で活躍できる人材を育成

数学と物理学の専門知識と論理的思考力、問題解決能力を身に付け、それらの能力を駆使して基礎理学の進展と応用に貢献し、さまざまな理系分野で活躍する人材を育成します。2年次から「数学コース」と「物理科学コース」に分かれ、専門性を深めます。
●数学コース/解析学、幾何学、代数学、統計数学を中心とした高度な知識を修得。
●物理科学コース/自然現象や物質の性質の学びを通して、自然の基本法則を理解し、最先端の研究に応用する力を育成。

【授業・講義】
各コースの授業の特色

●数学コース/論理的思考力を養う数学的訓練によって、数学的思考法と技術の基礎を身に付けます。
●物理科学コース/自然現象や物質の性質の学びを通して、自然の基本法則を理解し、広範な応用分野への好奇心を育むための授業を行います。

情報科学科

コンピュータサイエンスの基礎から応用までを幅広く修得
情報科学の知識と技能を修得し、高度情報化社会の担い手となる人材を育成

「計算システム科学」、「ソフトウェア科学」、「数理情報学」の3つの専攻分野の知識と技能を修得し、ソフトウェアからハードウェアまでの幅広い知識を持ち、高度情報化社会で活躍できる研究者や技術者を育成します。

【授業・講義】
ソフトウェア科学

コンピュータを実践的に利用するためのプログラミング技法や理論、アルゴリズムやデータ構造などを演習や講義を通して学修します。情報通信システムはもとより、現代のさまざまな分野の研究・開発には必要不可欠な技術です。

生物科学科

生物科学の総合的な知識と技能を養い、広く社会に貢献できる人材を育成

分子・細胞・生態系から進化までの総合的な生物科学の知識と、野外調査や実験の技術を身に付け、生物多様性や自然環境の保全、地域に根ざした環境教育、あるいはバイオ・食品関連産業などを担う人材を育成します。

【授業・講義】
生物とはどのようなものか。どのように進化してきたのか。

地球上の多様な生物、そしてその多様な生態と進化史。これらについて分類学、生態学、生理学、細胞学、生化学、古生物学の視点からアプローチします。

化学生命理工学科

環境・材料・生命の分野で、課題解決や持続可能な社会を実現する人材を育成

化学と生命科学の専門知識と技能を、理学と工学の両面から理解し身に付け、新しい機能物質や材料の創製、環境にやさしいグリーンケミストリー、バイオテクノロジーなどの分野で、社会の要請に創造的に対応できる高度専門技術者を育成します。

【授業・講義】
生命

生命を化学するための新たな機能分子・材料について学びます。実際の生物を用いて、遺伝子機能の発現、細胞分子の仕組みなど、生命現象について研究します。

地球環境防災学科

地球環境・自然現象・防災に関する理工学的な専門スキルを修得
環境変化や自然災害に対する問題解決力を持つ高度職業人・地域リーダーを育成

地球をつくる物質の特性、自然災害の発生機構、災害時における生命財産と構造物の保全策などを学び、総合的な防災力を兼ね備え、持続可能な自然共生型社会の構築と発展に貢献する人材を育成します。

【授業・講義】
地球環境変動分野と防災工学分野を融合したカリキュラム構成

地球環境変動分野の専攻科目では、地球の成り立ちと自然現象の発生機構を地球物理学・地質学の観点から学びます。防災工学分野の専攻科目では、災害に強い国土づくりや生命財産を守る工夫を土木・建築の観点から学びます。

アドミッションポリシー

理工学部のアドミッション・ポリシー(数学物理学科/情報科学科)

■数学物理学科
【養成する人物像】
数学物理学科は、「数学や物理学の専門的知識の修得を通じて理学の発展・活用に寄与し、またグローバル化する社会の中で自ら課題を発見し解決する能力を身に付けることで社会に貢献できる人材」を養成します。

【求める学生像及び高等学校段階で修得すべき内容・水準】
知識・技能
1. 高等学校卒業程度の教科学習に関する知識を有する。特に、専門的知識を習得するために必要な事項として、数学あるいは理科についての内容を十分に理解している。

思考力・判断力・表現力
1. 筋道を立てて物事をとらえることができる。
2. 知識・技能を活用して自ら課題を見出し、その解決に向けた探求心が旺盛である。
3. 自分が理解している事柄をわかりやすく説明することができる。

主体性・多様性・協働性
1. 問題に対し、自ら考えて解法を導くことができる。
2. 課題解決に向け、多様な人々と協力する意志を持っている。

関心・意欲
1. 数や図形、自然の現象等に関連する数学的な事柄に関心があり、理解を深めたり課題を解決したりする意欲がある。あるいは、自然の現象や法則に関心があり、実験等を通じて理解を深めたり課題を解決したりする意欲がある。
2. 基礎理学として数学又は物理学を学ぶ意欲がある。
3. 数学又は物理学を核として学びつつ、他の分野にも知見を広める意欲がある。
4. 科学と社会のあり方、科学と倫理のあり方について関心がある。

■情報科学科
【養成する人物像】
情報科学科では、情報科学、情報工学の「計算システム科学」「ソフトウェア科学」「数理情報学」分野に関する知識及び情報処理能力を涵養し、その学習を通して論理的思考力を身に付け、さらには高度情報化社会で活躍できる人材を養成します。

【求める学生像及び高等学校段階で修得すべき内容・水準】
知識・技能
1. 理工学を学ぶにあたって必要となる数学・理科・英語の基礎的事項に関して、高等学校卒業程度の知識があり理解している。
2. 情報科学の専門知識を修得するために必要となる幅広い分野の基礎知識として、高等学校卒業程度の教科学習に関する事項の知識と理解及び技能を有する。

思考力・判断力・表現力
1. 知識・技能を活用して自ら課題を見出し、その解決に向けた探求心が旺盛である。
2. 物事の考え方や判断基準を科学的・論理的にとらえることが得意である。
3. 自分が理解している事柄をわかりやすく説明することができる。

主体性・多様性・協働性
1. 主体的に学習に取り組む習慣が身についている。
2. さまざまな考え方を持つ人とコミュニケーションを取り、良好な協働ができる。

関心・意欲
1. コンピュータや情報通信技術、アルゴリズムやプログラミング等に関心がある。
2. 情報科学の広範な学問分野を学び、高度情報化社会で活躍する意欲がある。
3. 情報科学を核として学びつつ、数学や物理学にも知見を広める意欲がある。

理工学部のアドミッション・ポリシー(生物科学科/地球環境防災学科)

■生物科学科
【養成する人物像】
生物科学科は、「地球生態系から分子レベルの現象を扱う生物科学(分類学、生態学、古生物学、比較生化学、細胞生物学、生理学、分子進化学の諸分野)についての専門的な知識と野外調査・室内実験の技術を修得し、生物及び生物圏の在り方をさまざまな視点から理解し、生物多様性の保全や自然環境教育などを通じて広く社会に貢献できる人材」を養成します。

【求める学生像及び高等学校段階で修得すべき内容・水準】
知識・技能
1. 理学を修得するために必要となる数学・理科・英語の基礎的事項に関して、高等学校卒業程度の知識を有する。
2. 生物科学の専門知識を修得するために必要となる幅広い分野の基礎知識として、高等学校卒業程度の教科学習に関する知識があり理解している。

思考力・判断力・表現力
1. 知識・技能を活用して自ら課題を見出し、その解決に向けた探求心が旺盛である。
2. 物事の考え方や判断基準を科学的・論理的にとらえることが得意である。
3. 自分が理解している事柄をわかりやすく説明することができる。
4. 事実を客観的にとらえ、合理的な思考により判断できる。

主体性・多様性・協働性
1. 科学に関する活動等で自然に親しみ、多様な人々と社会の課題解決に取り組むことができる。
2. 実験や演習等に積極的に取り組むことができる。

関心・意欲
1. 生物科学のさまざまな分野に興味・関心がある。
2. 自然法則や科学者・科学技術者の守るべき倫理、あるいは応用的な科学を学ぶことに興味・関心がある。

■地球環境防災学科
【養成する人物像】
地球環境防災学科では、地球を作っている物質の特性、自然現象や災害が起こる仕組み、災害から命や暮らしを守る方法について教育・研究を行い、自然共生型社会の構築・発展に貢献できる人材を養成します。

【求める学生像及び高等学校段階で修得すべき内容・水準】
知識・技能
1. 理工学を学ぶにあたって必要となる数学・理科・英語の基礎的事項に関して、高等学校卒業程度の知識を有する。
2. 地球の成り立ち、自然現象の発生機構、防災の専門知識を修得するために必要な基礎的事項を理解している。
3. 実験や実習等に積極的に取り組むための知識や技能を有する。

思考力・判断力・表現力
1. 知識・技能を活用して自ら課題を見出し、その解決に向けた探求心が旺盛である。
2. 物事の考え方や判断基準を科学的・論理的にとらえることが得意である。
3. 自分が理解している事柄をわかりやすく説明することができる。

主体性・多様性・協働性
1. 自然法則や科学者・技術者の守るべき倫理、あるいは応用的な科学を主体的に学ぶことができる。
2. 科学に関する活動等で自然に親しみ、多様な人々と社会の課題解決に取り組むことができる。

関心・意欲
1. 自然との共生や国土の望ましい姿を模索・創造するための広い視野と柔軟な思考力を身に付ける意欲がある。

理工学部のアドミッション・ポリシー(化学生命理工学科)

■化学生命理工学科
【養成する人物像】
化学生命理工学科では、化学反応の仕組み、物質の性質や機能、細胞でおこる生命現象の仕組みを分子や原子レベルで理解するための基礎的な知識と技術を身につけます。それらを土台として、化学と生命科学分野の基礎科学研究及び環境、エネルギー、材料科学、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー等に関連する応用研究に取り組むことで、社会で生じるさまざまな問題の解決へとつながる革新的な発見や発展に貢献できる研究者・技術者を養成します。

【求める学生像及び高等学校段階で修得すべき内容・水準】
知識・技能
1. 理工学を学ぶために必要となる幅広い分野の基礎知識として、高等学校卒業程度の教科学習に関する知識を有する。
2. 化学や生命科学の専門知識を修得するために必要となる理科・数学・英語の基礎的事項に関して、高等学校卒業程度の知識・技能を身につけ、理解している。

思考力・判断力・表現力
1. 知識・技能を活用して自ら問題点を見出し、原因の探求、解決に向けた課題設定ができる。
2. 自然現象や身近な現象を科学的に考えることができる。
3. 物事を筋道立てて考えたり、明確な基準や理由をもって判断したりすることが得意である。
4. 自分が理解している事柄を他者にわかりやすく説明することができる。

主体性・多様性・協働性
1. 自己の向上及び自身が関わるさまざまな活動の活性化のために、自ら学び、行動できる。
2. 持続可能な社会を実現するためのさまざまな課題に目を向け、化学や生命科学の領域から主体的に課題に取り組むことができる。
3. 多様な人々と協働して、学んだり、さまざまな課題に取り組んだりすることができる。

関心・意欲
1. 科学が好きで、特に化学反応や生命現象に強い関心がある。
2. 化学や生命科学の分野で、新たな法則や原理を発見したり、新たな技術、材料等を開発したりする意欲がある。


※高知大学アドミッションポリシーは、この他に選抜ごとの「選抜方法と評価する能力の対応表」(◎は必須・最重点項目、〇は必要・重点項目)を示した「入学者選抜方法と評価する能力」がありますので、詳細はそれぞれの募集要項で必ず確認してください。

問い合わせ先

【住所・電話番号】

高知市曙町二丁目5番1号/高知大学理工学事務室 TEL.(088)844-8170(代表)

【URL】

http://science.cc.kochi-u.ac.jp/

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