とうほくがくいん

東北学院大学

私立大学 宮城県

東北学院大学/文学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

英文学科(150名)
総合人文学科(60名)
歴史学科(170名)
教育学科(70名)

所在地

1~4年:宮城

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

プロフィール

●4学科(英文、総合人文、歴史、教育)合わせて10の専門分野の実践的な学び
●高い教育力と多様な語学教育が、高い就職力に直結
●これからの英語教育を担うプロフェッショナルをめざす教育学科

言語や文学、宗教、哲学、歴史、教育などを通じて、人間存在の基本問題について実践的に学び、次代を生き抜く柔軟で創造的な思考を培います。

【キャンパス】

五橋キャンパス

【学生数】

1877名(2022年5月1日現在)

【専任教員数】

52名(2022年5月1日現在)

【大学院】

文学研究科/英語英文学専攻・ヨーロッパ文化史専攻・アジア文化史専攻

英文学科

【講義・学問分野】

英語コミュニケーション、英米文学、英語学など
※教職課程、学芸員、司書の資格課程も開設

総合人文学科

【講義・学問分野】

思想・哲学、文化・芸術、宗教・神学など
※教職課程、学芸員、司書の資格課程も開設

歴史学科

【講義・学問分野】

日本史、アジア史、ヨーロッパ史、考古学、民俗学など
※教職課程、学芸員、司書の資格課程も開設

教育学科

【講義・学問分野】

教育学、児童教育、英語教育、異文化理解教育など

入学者・卒業者数

入学者数

470人
男女比
女子生徒数
223
男子生徒数
247
地元占有率

卒業者数

451人
就職者・進学者数内訳
就職者数
392
進学者数
11

学部の特色

4学科(英文、総合人文、歴史、教育)合わせて10の専門分野の実践的な学び

次代を生き抜く柔軟で創造的な思考を培う

文学部での学びは、私たちの「ことば」を鍛え、私たちの「こころ」を耕します。人文学の中枢科目である哲学・史学・文学に加え、言語、宗教、教育に関する学びの場を提供し、人間存在の基本問題について学ぶことで、次代を生き抜く柔軟で創造的な思考を培います。各学科に合わせて10の専門分野を設置し、「ことば」の学びを通して古今東西の人々の「こころ」の営みを知る。社会に出て充実した仕事をするために求められる「ことばが使え、こころの営みに通じる」実践力を身に付けます。

高い教育力と多様な語学教育が、高い就職力に直結

1. 強い教育力
日本私立大学連盟(134大学加盟)が実施している「学生生活実態調査」において、「カリキュラム編成満足度」「授業内容満足度」「教員満足度」などで、本学文学部はきわめて高い水準を維持しています。

2. 多様な語学教育
古典語を含む7つの言語(英語、中国語、フランス語、ドイツ語、ヒブル語、ギリシア語、ラテン語)が正課で学べます。もちろん、少人数のクラス編成になっています。

3. 高い研究力
文学部教員は国内外の学会で高い評価を得ています。外部資金導入実績がそれを裏づけています。例えば、2019年度文部科学省・日本学術振興会の科学研究費補助金(研究代表者)の採択件数*は17件(継続を含む)を数えます。採択/申請率、採択/在籍教員率でもきわめて高い水準にあります。
*研究分担者での採択は除いています。

4. 多様な資格取得
文学部では、他に例をみない多くの資格取得に道を拓いています。
教職免許(中・高英語、中・高宗教、中学社会、高校地歴、学校図書館司書、小学校*)、図書館司書、博物館学芸員、社会教育主事試験資格、牧師試験資格**が取得可能です。
*小学校教諭の免許は教育学科の学生が取得できます。他学科の学生は聖徳大学の通信教育と連携することによって在学中に取得することが可能です。
**指定された履修モデルに従って学修した場合、日本基督教団教師検定試験Bコースの受験が可能です。

5. 強い就職力
文学部の学びの原点である「ことば力」と「しごと力」に直結しています。就職状況は他の文系学部とかわらないどころか、むしろ、「しごと」の多様性という点では文系他学科を凌いでいます。特に、伝統的に強い教員養成のほか、近年では航空関連への就職実績で全国上位にランク付けされています。

6. 学びの深化、本学大学院への直結
本学大学院文学研究科3専攻に直結しています。英文学科は英語英文学専攻、総合人文学科はヨーロッパ文化史専攻、歴史学科はアジア文化史専攻・ヨーロッパ文化史専攻に直結し、それぞれに特別選考制度があります。なお、総合人文学科の宗教・神学分野専修の場合、神学系の他大学院(東京神学大学大学院など)の受験も可能です。

これからの英語教育を担うプロフェッショナルをめざす教育学科

2018年4月に開設した教育学科は、小学校、中学校および高等学校の教員を養成することを主な目的としながら、人の学びと成長について深く考え、人のために行動できる総合的な力を備えた人物を育てることがねらいです。
小学校教科に英語が追加されるなど教育界における変化を背景に、自信をもって英語を含む各教科を指導でき、児童生徒一人ひとりに寄り添うことのできる実践的指導力を身に付けたプロフェッショナルとしての教員を養成します。
小学校教諭一種免許状に加え、中学校・高等学校教諭一種免許状(英語)も取得できるようにカリキュラムを整え、地域に貢献できる力のある教員を育てます。

学べること

英文学科

微妙な音を聞き分けることで、正確な発音が身に付く
学びたい領域を3つの分野から選択―どの領域にも充実の教授陣

1年次から英語を読み、聞き、書き、話す能力を学び、4年間を通して高度な英語運用力を身に付けます。
2年次からは3つの研究領域から専修する分野を選びます。専修分野以外の科目も柔軟に履修できるので、英語、英文学について広く学ぶことができます。高度な英語力を高めるための科目(専門教育科目第一類)も充実しています。長期休暇などを利用した語学研修や留学も積極的に行われています。
また、仙台市教育委員会との連携により、学生による外国語ボランティア活動も盛んに行われており、英語教員をめざすうえで、貴重な経験となっています。

【英文学科3つの専門分野】
●英米文学
英米の文学について、時代・ジャンル(小説・演劇・詩)を問わず学ぶことが可能です。人間や社会・文化のありようを考えます。
●英語学
英語の音声、文法、意味、歴史の研究を通して、言語の一般的特性を解明します。言語を人間の認知システムの一つとして科学的に捉える学問分野です。「ことば」と「脳」から人間を理解していきます。
●英語コミュニケーション
文化が違う人とのコミュニケーションにまつわる学問的な説明、第二言語習得のメカニズムと効果的な英語教授法・学習法、言語と社会的な要素(地域、年代、性別、状況など)との関係の3つのテーマについて理解を深めます。

【授業・講義】
英語を通して、人間だけが生まれ持つ言語能力を探る 豊島 孝之ゼミ【言語学・認知科学】

言語は単なる模倣やコミュニケーション目的で発達したものではなく、人間だけに生得的に備わっているものと考えられています。世界には現在、7000あまりの言語が存在しますが、人種にかかわらず、健常な乳幼児であればヒトは周囲で使われている言語を教えられなくても習得します。進化の過程で声帯が発達し、舌根や口腔の自由度が高まっただけでなく、文法の諸規則を記号操作として最適効率で演算していることもわかってきました。そこにはたらく自然法則を考慮しながら、研究が進んでいる英語を通し、人間の言語能力を科学的に理論化していきます。

総合人文学科

中世思想を通じて自分で考え、表現する力を身に付ける
基礎科目を少人数で学び、読む、書く、語るなど社会生活に必要とされる人間力、応用力、汎用力を育成

総合人文学科は少人数教育により、学生一人ひとりのニーズに合わせた個別指導を特色としています。
1年次から、少人数で、ことば、書物、対話、問題解決能力、批判的思考力を養うために必要な基礎教育を徹底して行うことが大きな特徴。2年次からは「思想・哲学」「文化・芸術」「宗教・神学」の3分野の中から科目を選択し、専門の学びに入ります。

【総合人文学科3つの専門分野】
●思想・哲学
あらゆる時代のヨーロッパ、日本、東洋の哲学や思想を深く掘り下げます。また、倫理科目で人間の生のあり方や平和についても学びます。
●文化・芸術
日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパの生活文化や文学を学びます。美術、芸術の見方や考え方が体験をとおして身に付いていきます。
●宗教・神学
キリスト教神学を中心に、旧約・新約聖書神学、キリスト教史などを学ぶことができます。また、世界のさまざまな宗教についても知識が深められます。

【授業・講義】
日本の思想の歴史的変遷をたどり、生き方を見つめ直す 木村 純二ゼミ【日本文化論】

現代の日本人の多くは、特定の宗教的信仰は持たず、イベント的に宗教行事に参加します。これは江戸時代の寺檀制度や近代の国家神道など、時の権力者の宗教的民衆統制によってつくりだされたもので、「伝統」だと思っていたものが実は後からつくられたものだったということは珍しいことではありません。日本の思想は単一ではなく、仏教・儒教・神道(国学)、武士道、近代思想などさまざまな思想潮流が複合的に構成され成り立っています。これをひとつひとつ紐解き、歴史的変遷を理解することで、自分自身を形成している思想のルーツを知ることができます。

歴史学科

人々の生活の中の「ナゼ?」を深く掘り下げて考える
世界と地域の歴史を通じて現在、未来をみる

学べるのは日本史、アジア史、ヨーロッパ史、考古学、民俗学の5分野。それぞれの専門を深く、また地域別の歴史を横断的に学ぶことによって、現代社会を正しく見通す力を身に付けます。問題を見つけ解決し、プレゼンテーションで見解を伝えるための取り組み方を実践的に習得。野外調査などのフィールドワークで歴史の現場に触れ、現場を体験することで経験値を伸ばすことができます。

【歴史学科の5つの専門分野】
●日本史
日本古代~現代までの歴史を、東北地方に焦点を当てるなど、さまざまな視点やテーマから学ぶことができます。
●アジア史
多種多様な人々の営みからなる中国、内陸アジアの歴史を、政治や文化、民族などの面から研究していきます。
●ヨーロッパ史
ヨーロッパ史について、固定概念を取り払って事象を分析し、人間の行動や思想に及ぶまで幅広く研究します。
●考古学
日本、アジアなどの遺跡・遺物の測量調査や発掘調査から古代の社会や建造物を探ります。
●民俗学
社会の変化に影響され変化を続けるという民俗の意外性や、モノ作りが伝える生活の変化など、枠にとらわれない民俗学を学びます。

【授業・講義】
地域史を復元し、地域を考える 竹井 英文ゼミ【日本中近世史】

私たちが普段暮らしている地域には、それぞれ必ず個性豊かな歴史・文化があります。地域の特徴や魅力はそこから生まれてくるものではないでしょうか。歴史学はそこを考える上で欠かせない学問です。私のゼミでは古文書の読解や城跡の図面化、発掘調査データや古絵地図の収集を通し、中世から近世にかけての地域史を描くことに挑戦しています。この作業は学問的な研究成果だけでなく、考えてもみなかった地域の意外な姿や人間社会が抱える諸問題への気づきにもつながります。研究対象はあくまで過去ですが、そこに現代を生きる私たちとの接点が生まれてくるのです。

教育学科

いずれの校種にも、これからの時代にも対応した英語指導ができる教員を育成

2020年度から小学校において英語が教科になり、英語の指導に関して専門的な知識や指導力をしっかりと身に付けた小学校の先生が必要になってくることは言うまでもありません。小学校の教員免許を取得し、さらに中学校・高等学校の教員免許(英語)を取得することによって、自信をもって小学校での英語指導に当たることが可能になります。中学校・高等学校の英語教員をめざす人にとっても小学校での教育について深く学ぶことは小・中接続を円滑に進めるために大切であり、小・中・高と一貫した英語教育を実現する力が身に付きます。

【授業・講義】
専門教育科目の概要

・教育学/教育一般、および学校教育に関する基礎的・基盤的な知識・技術・姿勢について学びます。
・児童教育/小学生の学習指導や生徒指導に必要な、基礎的・基盤的な知識・技術・姿勢を学びます。
・英語教育/英語教師として必要な英語力を育て、英語そのもの、そして英語学習・英語指導について深く学びます。
・異文化理解教育/ことばや文化が異なる他者と共生するために必要なことを学びます。
・教職実践/生徒指導、授業作り、ICT教育、防災・安全教育などについて発展的に学び、教師としての実践力を高めます。
・演習・卒業研究/教育学に関する専門的な研究を3年次に少人数のゼミで行い、それを4年次の卒業研究でまとめ上げます。

アドミッションポリシー

文学部 アドミッションポリシー

1.東北学院大学の教育理念である「キリスト教による人格教育」及びそのための教育プログラム(聖書とキリスト教に関する授業及び大学礼拝など)について理解した上で、本学での学びを強く望んでいる。(主体的に学ぶ態度)
2.文学部の教育理念・目的や教育内容を理解した上で、文学部での学びを強く望んでいる。(主体的に学ぶ態度)
3.高等学校における学習によって、文学部での学修に必要な基礎的知識を有している。(知識・技能)
4.高等学校の「コミュニケーション英語I」で達成すべき英語力がある。また、英語熟達度テストにおいて一定程度の英語力を持ち、文学部における学修にその強みを生かそうとしている。(知識・技能)
5.高等学校の「国語総合」で達成すべき水準の日本語力を用いて、大学での学びに関わる基礎的・一般的問題及び質問に文章及び口頭で答えることができる。(思考力・判断力・表現力)
6.スポーツや文化活動などで優れた実績を残し、本学入学後も課外活動の活性化に貢献しようと考えている。(知識・技能/主体的に学ぶ態度)
7.外国人留学生、帰国生、社会人として、大学における学修にそれぞれの強みを生かそうとしている。(主体的に学ぶ態度)

文学部 英文学科 求める学生像
1.十分な基礎学力を有し、知的好奇心が旺盛である。
2.論理的な思考力を有し、自分の言葉で自分の考えを明確に説明することができる。
3.英語を含む外国語学習に強い意欲をもち実践をしている。
4.本学科のカリキュラムを十分に理解し、4年間の勉学に関するプランをもっている。

文学部 総合人文学科 求める学生像
1.十分な基礎学力を有し、とくに英語については充実した力を備えている。
2.十分な読解力を有し、自分の考えを論理的に表現することができる。
3.社会に対して強い関心をもち、積極的にかかわろうとする姿勢を有している。
4.思想・哲学、文化・芸術、宗教・神学などの人文諸学に関心をもち、本学科での勉学に強い意欲を有している。

文学部 歴史学科 求める学生像
1.幅広い知識を吸収できる柔軟な思考と十分な基礎学力を有している。
2.好奇心旺盛で、自分から率先して学び調べようとする積極性がある。
3.歴史に関する基礎知識を有している。
4.本学科で何を学びたいのか、目的がはっきりしている。

文学部 教育学科 求める学生像
1.十分な基礎学力を有し、知的好奇心が旺盛である。
2. 論理的な思考力を有し、自分の言葉で自分の考えを明確に説明することができる。
3.人の学びと教育に関して、強い関心を持っている。
4. 本学科のカリキュラムを十分に理解し、4 年間の勉学に関するプランをもっている。

問い合わせ先

【住所・電話番号】


入試部アドミッションズ・オフィス(入試課)
(022)264-6455

【URL】

https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/faculty/letters/

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