あおやまがくいん

青山学院大学

私立大学 東京都/神奈川県

青山学院大学/志望理由

IT技術を使って、医療業界全体の環境を変えたい

顔写真
理工学研究科 理工学専攻 機械創造コース 博士前期課程 2年 上野藍香さん 愛知県・名古屋大学教育学部附属高等学校 卒業

※掲載内容は取材時のものです

興味をもったきっかけ

子どもの頃から家族の通院で病院に行く機会が多く、医療関係に携わりたい思いがあったことに加え、高校生のときには自分自身が病気になり、通院や入院、そして手術を経験したことをきっかけに、自らの健康を支えてくれた医療機器に興味を持っていたのです。また、当時は意識していませんでしたが、以前から造形教室に通い、美術やデザインが好きだったので、その点が「ものづくりにアプローチする機械創造工学科」と結びついたという面もあったかもしれません。
特に印象に残っている授業は、学部生のときに履修した「機械要素設計」「機械設計製図」です。それまで学んできた技術的な知識を利用して、安全性を考慮しながら部品や機械を設計する実習が楽しかったです。医療機器メーカーの研究開発職を目指していたので、実際に開発職のような体験ができることにやりがいを感じ、意欲的に取り組みました。
また、学部3年次に履修していた「熱・物質移動論」の授業がとても面白く、「サウナと温泉では同じ温度でも熱さの感じ方が違うのはなぜか」といった、ごく身近な伝熱現象のメカニズムについてわかりやすく解説してくださるもので、「それらがどのように社会で活用できるのか」までイメージが膨らみ、その内容に引き込まれました。

この大学を選んだ理由

東京への憧れと、東京の大学で学んだ家族の影響で、中学生の頃から首都圏の大学へ進学しようと決めていました。高校では物理の勉強が好きで、将来は父と同じくエンジニアに進むイメージを持っていたため、いろいろな大学の理工系学科を検討しました。そうした中、青学のパンフレットで、医療関連の研究をして、医療機器メーカーに就職した機械創造工学科の先輩のインタビューを読み、「この学科に行けば医療機器に関する勉強ができるんだ!」と思ったことが本学科を選ぶ決め手になりました。
 3年次には、大学院進学を視野に入れつつ、研究開発職志望で就職活動も少しだけ行い、OB・OG訪問をしました。そのときに「研究開発職をめざしているのであれば、大学院に進んだ方が道が開ける」とアドバイスされ、周りからも同じことを言われたため、大学院に進学することを決意し、4年次から「熱流体制御研究室」に所属しました。理工系の学部と聞くと研究一色の学生生活をイメージするかもしれませんが、青山学院大学理工学部は、しっかり学び研究を行いつつ趣味やクラブ活動等の課外活動も楽しむ、メリハリをつけている学生が多い印象です。私の所属する研究室では、研究に没頭するだけではなく、毎月研究室全体でイベントや旅行を通じてメンバーと交流を深め、リフレッシュをしてまた研究に勤しむ、というサイクルができていて学生生活が充実したものとなっています。研究だけでなく学生生活も充実させたいという人は、ぜひ青山学院大学をめざしてほしいです。

将来の展望

これまで医療機器開発の仕事をめざして研究に取り組んできましたが、就職活動を始めるにあたり、「自分は何のために、どう医療に貢献したいのか」をよく考えました。そうして分析を続けた結果、高校時代の入院時に、夜間も忙しく働いている医療従事者の方々の姿を目の当たりにし、医療業界の業務負担を軽減したいと心のどこかでずっと思っていたことに気が付きました。そうであれば、特定の病気を治すための医療機器の開発よりも、電子カルテの導入で労働時間を減らすなど、IT技術を使って医療業界全体の環境を変えたいと考え、就職先は医療業界にIT技術者として関わることができる会社に絞りました。面接でも率直に医療業界への思いを伝え、最終的には第一志望のIT企業からシステムエンジニア職の内定をいただき、就職を決めました。まずはしっかりITの技術を身に付け、いずれ必ず医療業界に貢献したいと考えています。そして、文章力やプレゼンテーション力が求められる場面では、論文や学会、研究室での発表などで培った、論理的に説明する力を生かしていければと思います。

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