あおやまがくいん

青山学院大学

私立大学 東京都/神奈川県

青山学院大学/志望理由

当事者に寄り添う報道記者をめざして

顔写真
国際政治経済学部 国際政治学科 4年 高木郁弥さん 東京都・聖徳学園高等学校 卒業

※掲載内容は取材時のものです

興味をもったきっかけ

小学生の時からテレビ業界をめざしてきました。きっかけは小学4年生の時に経験した兄の交通事故です。当時は複数のメディアで報じられましたが、内容に誤りもあり、記者の態度は決して誠実なものではありませんでした。また、事故直後には報じられても、後遺症との闘いや長く続いた裁判を継続して取材するメディアはないという現実を目の当たりにして、「自分が報道の世界を変えたい」、「そのためには社会への影響力が大きいテレビ局で仕事をしたい」と考えました。当事者の悲しみや苦しみに寄り添い、「声なき声」を伝える人になりたいという目標は、今も変わらず持ち続けています。
志望業界は入学前から決まっていたので「早く動いた者勝ち」と、2年次から複数のテレビ局のインターンシップに参加しました。進路・就職センターの充実したイベントと手厚いサポートなど、青学には、夢を叶えるための環境が整っています。内定を得られるまでのきめ細かなサポートが1年次から継続的にある環境はとても貴重です。学科横断的に学べる環境では、自分の興味に応じて学びの可能性を無限に広げられます。国際政治経済学部の扱う領域に少しでも興味があれば、ぜひ進学を考えてみてください。

この大学を選んだ理由

目標に向かって中学・高校は放送部に所属し、部長として映像制作に携わりました。戦後70年には、NHK杯全国中学校放送コンテストの「テレビ番組」部門に出場し、戦争ドキュメンタリー番組を制作して全国大会の決勝まで進みました。この時に戦争体験者への取材を経験したことで、「どうすれば平和を守ることができるのか」を外交や安全保障の観点から学びたいと思うようになり、高校1年生の時から青山学院大学の国際政治経済学部をめざしてきました。
国際政治経済学部では、国際政治の理論をじっくり学べることはもちろん、日本外交の最前線で活躍する方から直接講義が受けられる「日本の外交」の授業など、実践的に学ぶ機会があることも大きな特長だと思います。この授業で現役の外務省職員から伺った、「外交は人づきあい。相手を理解することが平和につながる」という言葉は特に印象に残っています。外交を行うのは人であり、国と国との関係も、私たち一人一人が行う人づきあいの延長線上にあると実感し、学習対象としてコミュニケーションに興味を持つようになりました。

将来の展望

今振り返ると、就職活動の期間は全てが順調に進んだわけではありません。3年次の秋頃は、最終選考まで進んだものの不合格になるなど精神的にとてもきつい時期でした。それでも、自分がなぜ報道記者を志したのかを改めて振り返り、「弱い立場の人の声を伝えて社会をより良くしたい」という初心に立ち返ることで、再び前に進むことができました。これは、自分の思いに真摯に向き合うと同時に、誰かのためであれば簡単に諦めずに頑張ることができる、そのことに気が付くことのできた瞬間でもありました。
さまざまな問題で苦しむ当事者から話を聞き、声なき声を伝える「当事者主義」を大切にしている報道機関、大手テレビ局から内定をいただき、報道記者を希望しています。私はメディアへの否定的な思いがきっかけで報道記者をめざしてきましたが、そのことも受け止めて内定を出してくださりました。その期待に応え、弱い立場の人に寄り添える報道記者になりたいと思っています。
私は「より良い社会」とは、自分と異なる価値観・考え方を持っている人を尊重し、認めることが当たり前となる世界だと捉えています。当事者に寄り添い、その声を伝えることで、めざす社会の実現に貢献していくつもりです。その過程では、青山学院大学で学んだインタビュー手法やコミュニケーションの研究も役立てていきたいと思っています。

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