きたさと

北里大学

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北里大学/卒業後の進路

医療者として為すべきこと 視野を広く持ち全体を考え行動する

顔写真
卒業後の進路:医療法人社団優青会 医学部 医学科 2012年3月卒業 N.S.さん

※掲載内容は取材時のものです

どのように考えてキャリアを選んだか

学生実習からさまざまな専門科を経験する中で、全身の臓器のホルモンを介した連関や、生体の恒常性、代謝機能の検査・治療を専門とする「内分泌代謝科」に特に興味を持ちました。そして高度専門医療に特化した大学病院を離れ、幅広い症例を経験しながら専門医取得のため後期研修を行う場所として、多摩北部医療センターを次のキャリアに選びました。
患者さんが元の健康な生活へ復帰するには、疾病の治癒だけではなく、より幸せの多い人生を送るために医療者として何ができるのか考え、チームとして患者さんを支えていくことが大切です。大学での学びの中で「医療者」として自ら為すべきことを考えるようになった結果、上記のような進路の選択に至りました。
先人の知恵を参考に、常に目の前の患者さんのために最善の策を考え、実行した結果を振り返り、より良い明日のためにまた努力をする。そんな営みを続けていると、ふと今でも北里大学の建学の精神のひとつ「叡智と実践」という言葉を思い出すことがあります。

キャリア選択のポイント

内分泌代謝科専門医の資格取得後、さらに専門性を高めるため病院に残り研鑽を積むことは魅力的でした。しかし、それまでの研修で数多く目にしてきた、適切な医療を受けられず路頭に迷ってしまう高齢の患者さんたちのことが頭から離れませんでした。自分はこのまま病院でただ「待ち受ける」だけで良いものか、と自問しました。
そのような考えから自分に相応しい活躍の場を模索した結果、「訪問診療」に行き着きました。振り返ってみると、「視野を広く持ち、全体を考え行動する」という生き方が、病院の外へ働き場所を求めたことや、専門科を決める時、そしてこれまでの研修の中にも表れていたように思います。

今後の夢・目標

現在は、全国トップクラスのスピードで高齢化が加速するとされながら、人口当たりの医師数は全国で最も少ない埼玉県において、医療法人社団優青会の理事長として複数の在宅療養支援診療所の経営に携わっています。そして自らも高齢者向け施設を中心に訪問診療に奔走し、一人でも多くの方が適切な医療を受けられるよう尽力しています。
我々は未だ誰も体験したことのない超高齢化社会に生きています。既存の考え方に囚われず、常に目の前の患者さんのために適切な医療を提供できるよう、柔軟性を持ちフットワークを軽く、新しい知識を経験と共に吸収しながら成長していきたいと考えています。

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