けいおうぎじゅく

慶應義塾大学

私立大学 東京都/神奈川県

慶應義塾大学/理工学部の詳細情報

学科・定員・所在地

学科・定員

機械工学科
電気情報工学科
応用化学科
物理情報工学科
管理工学科
数理科学科
物理学科
化学科
システムデザイン工学科
情報工学科
生命情報学科(学部計:932名)

所在地

1~4年:神奈川

※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。

プロフィール

●先進の教育研究体制により次代の最先端を切り開く
●未知の扉を開く鍵「創発」を通し、理想の科学技術を追究する
●「次」を見据えた教育により未来の理工学を担う人材に

各学科が自らの専門領域の研鑽に励むと同時に、学問の枠にとらわれない未知の学際領域の諸問題を共同究明することによって、学生の創造的能力を最大限に引き出します。また、専門教育と並び、総合的な人間教育にも力を入れています。

【キャンパス】

日吉キャンパス(1・2年)、矢上キャンパス(3・4年)

【学生数】

4067名(2023年5月1日現在)

【専任教員数】

260名(2023年5月1日現在)

【大学院】

理工学研究科(M/D)

機械工学科

【講義・学問分野】

非線形固体力学、材料科学、コンピュータ・シミュレーション、破壊力学・機能性材料、再生医工学、インテグレーション工学・ヒューマノイド、移動ロボット・宇宙工学、デザイン科学、高速流体力学、エネルギー工学、燃焼工学、分子動力学 など

電気情報工学科

【講義・学問分野】

システムLSI、光画像工学・生体計測、通信工学、画像センシング、信号処理工学、コヒーレント量子工学、光通信システム、光デバイス、フォトニックナノ構造、ナノエレクトロニクス、有機分子エレクトロニクス など

応用化学科

【講義・学問分野】

有機機能材料化学、機能材料デザイン、無機構造化学、電気化学、環境化学、分析化学、化学工学、天然物有機化学、分子有機化学、有機合成化学、分子生命化学、高分子化学、生物化学 など

物理情報工学科

【講義・学問分野】

新機能物性物理、電子材料、量子光エレクトロニクス、ナノデバイス、高分子光学、プラズマ物性工学、電子物理、化学物理、有機分子エレクトロニクス、光治療工学、生体医工学、システム工学、測定・計測工学 など

管理工学科

【講義・学問分野】

ヒューマンファクターズ・システム工学、インダストリアルエンジニアリング(IE)、統計学、オペレーションズリサーチ(OR)、ソフトウェアシステム・情報システム、金融工学・経営管理・経営計算、経済学・経済分析 など

数理科学科

【講義・学問分野】

代数学・整数論、数理解析・函数方程式、確率論・エルゴード理論、幾何学・大域解析学、離散数学・計算機数学、統計科学 など

物理学科

【講義・学問分野】

極低温量子流体・固体、光物性物理学、統計力学、重力・量子情報、素粒子論、レーザー分光・量子エレクトロニクス、生体超分子科学、ミリ波・サブミリ波天文学、電波天文学 など

化学科

【講義・学問分野】

理論化学、量子化学、物理化学、ナノクラスター、触媒化学、天然物化学、生物有機化学、生物活性物質、反応有機化学、有機金属化学、無機物性化学、機能材料化学、生命機構化学 など

システムデザイン工学科

【講義・学問分野】

デジタルデザイン、知能化工作機械、生体信号解析、画像意味理解、産業用ロボットシステム、バイオメカニクス、建築・都市デザイン、現代都市空間論、宇宙システム工学・知的制御、流体物性、マイクロ・ナノ熱工学 など

情報工学科

【講義・学問分野】

オペレーティングシステム、ソフトウェア工学、データベースシステム、知的情報処理、ヒューマンインタフェース、画像情報工学、モバイルコミュニケーション、コンピュータネットワーク など

生命情報学科

【講義・学問分野】

発生・生殖生物学、生命分子工学、ケミカルバイオロジー、生物有機化学、バイオ分子化学、リハビリテーション神経科学、生物物理・神経情報学、バイオインフォマティクス、システム生物学、認知神経科学 など

学部の特色

先進の教育研究体制により次代の最先端を切り開く

科学技術の発展とともに、理工学は高度に専門化、細分化する道を突き進んできました。一方で、こうした個別の学問では、現代社会が抱える複雑にからみ合った諸問題を解決することが不可能になってきています。そこで本学部では、未来の理工学の姿をめざし、学部・大学院全体が専門の壁を超えて有機的に協力し合える、柔軟で多彩な教育研究組織体制を設け、次代を担う若者が学ぶにふさわしい環境を提供しています。

未知の扉を開く鍵「創発」を通し、理想の科学技術を追究する

本学部がめざす理想の教育研究のキーワードの一つが「創発(emerging)」です。創発とは、新たな科学技術を生み出すために、お互いが協力・啓発し合い、より高次の成果を発現することを意味し、本学部にはそれを実現する開かれた創造の場があります。
本学部では、各学科が自らの専門領域の研鑽に励むと同時に、学問の枠にとらわれない未知の学際領域の諸問題を、より自由に、より多面的に、共同究明しています。
そうした研究環境が学生のフロンティア精神を育み、秘めた創造的能力を最大限に引き出しています。

「次」を見据えた教育により未来の理工学を担う人材に

日々刷新し、最新の知識がすぐに色褪せていく科学技術の世界。
本学部では、現在の最先端を学ぶのではなく、「次の最先端を切り拓くための基礎を学ぶこと」をモットーとしています。また国際社会のさまざまな舞台で活躍するためには、確固たる専門知識・技術はもちろん、グローバルな視野や適切な判断力で人を動かす指導者としての資質が強く求められます。広い視野や柔軟でバランスのとれた思考を養うために、専門教育と並び、総合的な人間教育にも力を入れています。

学べること

機械工学科

創造性と総合力を併せ持つリーダーをめざす

慶應義塾は創立以来、「独立自尊」を体現する人材の育成を行ってきました。機械工学分野においても、この精神のもと、自らの力で世界を先導することのできる、創造性と総合力のある技術者や研究者の育成をめざしています。海外におけるトップレベルの大学との交換留学も積極的に実施し、国際社会をリードする人材を数多く輩出しています。機械工学科では、「実体験の重視」「基本の重視」「個性の重視」「コミュニケーション能力の重視」という思想のもと、機械工学の基盤である力学体系を理解するとともに、技術者倫理をふまえ、地球環境・社会環境も視野に入れた総合的な現象解明や、創造的な設計・ものづくりを遂行する能力を持つエンジニアや研究者の育成を目標として掲げ、時代の要請に応える人材の育成を行っています。

電気情報工学科

明日のエレクトロニクス分野に変革を起こすことのできる人材をめざす

電気電子工学は、電気と光を情報の処理・伝達の手段やエネルギー源として工学技術に応用する学問分野です。現代社会において、電子機器がない日常生活は想像もできないことですが、これからも人間の安心・安全やシステムのスマート化、地球環境問題の解決など、豊かで快適な社会を実現するため、電気電子工学を専門とした人材は情報工学も駆使しながら活躍する場が広がっていくと期待されます。技術の発展は突発的なものでなく、過去の知見の積み重ねによって成し遂げられます。最先端の学問を探究すると同時に、基礎学問の習得が重要です。電気情報工学科では、ナノエレクトロニクスや光エレクトロニクスから生まれる新たなデバイスの開発と、これを基盤に展開される回路・情報システムの開発を念頭に、技術のイノベーションを創出できる人材を育成します。

応用化学科

化学の「基礎」と「応用」を重視し広い視野を持つ人材をめざす

応用化学科は、化学の「基礎」と「応用」の両方を重視し、実学としての化学を習得した多くの人材を社会に輩出してきました。無機化学、有機化学、物理化学、高分子化学、分析化学、材料化学、電気化学、化学生物学、生物化学、化学工学、環境化学を網羅した密で幅広いカリキュラムで教育を行い、高い専門性に加えて広い視野を持つ人材を育てています。応用化学という基盤学問をしっかり学び、さらに最先端の研究を通して化学が関連するグローバルな問題解決能力を身に付けた、未来を切り拓くリーダーの育成をめざしています。

物理情報工学科

世界を革新する応用物理を学ぶ

物理情報工学科は、世界を革新する応用物理を学ぶ学科です。「世界的に高く評価される研究」と「国際社会のリーダーとなる学生の育成」を使命として、超伝導技術を駆使した省エネ社会、量子コンピュータの実現による高速演算、スピントロニクスによる次世代情報技術、未来社会インフラのための制御技術など、物理と数学を基盤とした「ものづくり」のための応用物理学を学びます。情報・エネルギー・システムなど多岐にわたる専門科目と研究活動を展開し、世界を先導するサイエンティストやエンジニアの育成をめざしています。

管理工学科

「人間」「もの」「情報」「金」を柱とし、現実社会における問題の解決を図る

管理工学とはさまざまな技術を統合し、人間の諸活動を含めたシステム全体の設計やコントロール、新たな管理技法の開発などをめざす理論および技術体系です。管理工学科では、経済学や心理学なども含めた学科目を幅広く設置し学生の視野を広げるとともに、複雑な現実社会の中から問題点を抽出し、解決を図る能力を持つ技術者の養成を心がけています。管理工学科では「人間」「もの」「情報」「金」の4つをキーワードとして、さまざまな視点や発想から科学技術とマネジメントを考えます。そのため理工学の基礎知識に加えて、管理工学の基礎となる統計解析や情報処理、システム解析、インダストリアル・エンジニアリング、人間工学、経営管理、オペレーションズ・リサーチなどの教育を行っています。

数理科学科

さまざまな自然現象や社会現象を表現しその本質を理解する

科学の言葉である数学の研究とともに、数学を共通の言葉としてさまざまな科学に通じる「理(ことわり)」を明らかにしようとする学問が数理科学です。本学科の教育理念は、自分で考える力を育てることです。この力は計算を基礎とする思考実験を繰り返し経験することで獲得でき、ここで得られた考え方の枠組みが問題解決の方向性を与える道具となります。数理科学科では学習を手助けするために対話を重視し、互いに議論しあうことによって自ら答えを導くことをめざします。「数学専攻」と「統計学専攻」の2専攻が設置され、卒業生に与えられる学位はそれぞれ「学士(理学)」または「学士(工学)」になります。この2つの専攻制度は、数理科学科での幅広い教育および研究活動に対し特別に認可されているものです。

物理学科

「普遍性」と「創発」を理解して素粒子から宇宙、社会現象までを解明する

物理学科での教育カリキュラムは、学生が将来基礎科学と応用技術の両方で活躍することを意識して組まれています。「力学」「電磁気学」「量子力学」「熱・統計力学」には、十分な講義時間を割き、着実に理解が深まるよう工夫されたカリキュラムを編成しています。第3学年以降では、より最先端に近い分野についても学ぶことができます。

化学科

科学の「幹」となる進化する化学探究・解明からはじまる創造のサイエンスを学ぶ

「人と自然に一番近いサイエンス」、それが化学です。「化学」とは物質の性質とその変化を対象とした学問であり、私たちが生活していく上で、必要不可欠なさまざまな物質を自由自在に創り出すことができる唯一の手段です。このように「化学」は多くの科学技術の文字通り「根幹」であり、将来にわたって科学技術の舞台で主役を演じ続けます。化学科は、1学年あたりの学生約40名に対して、約20名の教員が理工学部で最もきめ細やかな少人数教育を行っています。第4学年の卒業研究の多くは、そのままそれぞれの分野の専門学会で発表できるような最先端の内容です。新分野を開拓し、独創的な新技術を創成することのできる真のリーダーに成長するよう全力でサポートしています。

システムデザイン工学科

基盤技術を総合的に活用し新しいシステムをデザインする

システムデザイン工学とは、科学技術の影響がおよぶ社会や人間、自然環境などを対象に、工学システムとそれを取り巻く環境との調和性を実現しようという工学分野です。いわば「環境空間」というキャンバスに「モデル化」という筆を用いて、「システム」という絵を設計していく、新たな理工学といえるでしょう。システムデザイン工学では、個々に独自の発達を遂げてきた要素技術を統合し、技術と技術、技術と人間、技術と社会がより高度に調和した状態をめざすためのデザインを扱います。具体的には宇宙、エネルギー、環境、建築、情報、ロボット、バイオなどの各分野のハードウェアシステムやインフラストラクチャを対象に、その制御技術やシステムのデザインを研究しています。

情報工学科

情報通信の技術とその未来を正しく理解し世界をリードする先端技術者を養成する

情報工学とは情報の力を工学的に利用するための分野です。コンピュータ科学、メディア工学、通信工学を「情報」の観点から融合的に扱う工学分野で、情報工学科では情報の発生、獲得、伝達、蓄積、処理、表示などにわたる学術の発展と人材の育成を通じて、社会に貢献することをめざしています。さまざまな技術の複合体である現在のIT製品を理解するにはコンピュータ、通信、情報メディアの3つの分野すべてをカバーする必要があります。情報工学科のカリキュラムは、これらの分野の基礎から応用までがバランス良く習得できるように作られています。なお第2・第3学年では徹底した基礎教育により、情報技術者としての生涯に役立つ地道な土台作りから始めます。

生命情報学科

生命現象をシステムとして捉え生命科学の新しい時代を拓く

水の惑星「地球」にいのちが誕生して40億年。DNAの二重らせん構造が提案されて約70年。今、ヒトゲノムの塩基配列が簡単に解析できるようになり、生命科学は新しい時代に入りました。生命のしくみの謎解きには、生命システムを物理の言葉で語ったり、分子の変化で表したり、情報論的に説明したりする「生命情報学」が必要なのです。生命情報学科では、「生き物の実験を行えるだけでなく、計算機を利用するのが苦にならない」人材をめざします。多様な生命システムの解明は、医療・創薬、食料・新エネルギーの増産、環境浄化・モニタリング、化学産業のバイオプロセス化などのさまざまな分野へ応用され、新しい産業を起こすことが期待されています。新しい分野を自らの手で開拓し、リードしていく人材を育成します。

問い合わせ先

【住所・電話番号】

東京都港区三田2-15-45
入学センター
(03)5427-1566

【URL】

https://www.keio.ac.jp/

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