順天堂大学/保健看護学部の詳細情報

本学部は静岡県東部では初の4年制教育を行う看護師養成学部です。本学は120余年の看護教育の歴史があり、本学部もその伝統をふまえて、経験豊富な教育スタッフが教育に当たります。浦安市の医療看護学部と同様に、次世代の看護職者を育てる環境を十分に整えています。そのうえで特徴的なのは、静岡県の三島という立地を最大限に生かし、地元の実績ある医療機関で臨地実習が受けられることです。順天堂大学医学部附属静岡病院、静岡県立静岡がんセンター、NTT東日本伊豆病院といった、地域の中核病院と連携しており、実践力を養うことができます。

キャンパスは在来線のほか東海道新幹線の停車駅でもあるJR「三島」駅の南口から徒歩10分以内の位置にあります。新幹線なら東京駅から「三島駅」までは、最速で42分。神奈川や東京方面、静岡県内西部の浜松地区からも十分に通学が可能な立地です。順天堂大学医学部附属静岡病院の奨学金（選抜制）も整備されており、充実した支援で、伝統ある看護教育を受けることができます。

看護学では、医療の知識や技術だけではなく、人を助ける職業にふさわしい人間性を身に付けることも重要な学びの課題です。本学は学是の『人在りて我在り、他を思いやり、慈しむ心。これ即ち「仁」』の精神に基づく全人教育によって、「心身を癒す看護」を実践できる看護職者を養成。その力を地域社会で存分に生かせるよう、国家試験対策や就職のケアにも力を入れています。看護師・保健師とも合格率100％をめざして、実習などで使う設備や機器は最新のものを完備し、学習支援や進路のアドバイスも丁寧に行っています。
2022年度（2023年2月実施）の看護師国家試験合格率100％、保健師国家試験合格率96.7％と高い実績を残しました。卒業生は、過半数が順天堂6附属病院、そのほか静岡県内外の医療機関、市町村へ就職しています。

• 保健看護学部の入試情報 （入試科目・入試日程）
• 保健看護学部の倍率・合格最低点・合格平均点
• 保健看護学部の偏差値・入試難易度

保健衛生や健康保全に関する学びを多く取り入れ、幅広い世代の人々や地域に貢献する

本学科が育成をめざすのは、医療現場だけでなく、地域の保健医療・衛生、健康保全に関する専門的な知識を備えた看護職者です。カリキュラムには、本学附属病院をはじめとする医療現場での臨床実習を豊富に設定。学外における実践教育と学内の教育を効果的につなぎ、卒業後にプロとして活躍するための技能習得を促進します。

【授業・講義】
患者やその家族との人間関係にも配慮する態度や方法を学べる

●充実した基礎科目群により看護職の基盤となる知識と技術を身に付ける
【看護の基本】
看護や健康に対する考え方、患者や家族との人間関係を形成していく態度や方法を学びます。さらに、整備された実習室において、生活援助技術、診療・治療援助技術、フィジカルアセスメントなどの看護の基本となる看護技術を学び、順天堂大学医学部附属静岡病院をはじめとする医学部附属病院実習において、講義や演習で学んだ知識・技術が有機的に連携できる教育を行っています。

●医療従事者として必要な、身体についての知識を深める
【形態機能学】
「動く」「考える」「食べる」など人間の身体的活動の役割や正常な身体の形や動き、各器官の密接なつながりを学ぶ科目。1年次の1年間を通して学ぶ必修科目で、本学医学部との連携により、本郷キャンパスでの解剖見学実習や組織学実習などの機会も設けています。

●医師の治療を理解し、病気予防にも役立つ栄養学を身に付ける
【臨床栄養学】
人体の栄養状態を正確に評価し、適切な栄養補給を行って栄養状態を改善するために必要な知識を学びます。病院での食事療法や薬物治療もこの臨床栄養学に基づいて行われ、得られた知識は疾病の予防や人々の健康保全に役立てることもできます。

●国際的コミュニケーション能力を高め、世界で活躍できる看護職者をめざす
【人間と言語表現：英語】
近年は外国人の患者が増えるなど、看護の現場も国際化しています。本学はTOEFL（R）という英語運用能力試験を、1年生全員が4月と12月に受験します。授業では、e-ラーニングと教室での対面授業を組み合わせたblended learningを実施しています。そのほかスピーキング、ライティング、医療英語とさまざまな英語科目が充実しています。また、海外での医療活動も視野に入れ、短期集中海外研修プログラムも準備しています。

●臨地実習を最重視した学びで看護実践力を身に付ける
【臨地実習：基礎看護実習～看護総合実習】
主な実習先は、順天堂大学医学部附属静岡病院。充実した指導体制を整えています。さらに静岡県内の医療機関や行政、訪問看護ステーション、高齢者保健・福祉施設など多様な施設で、疾病予防や回復のために必要な看護現場も体験。看護実践力と、医療人としての自信につながります。

保健看護学部は、順天堂の1896年から続く長い歴史と伝統ある看護教育を基盤として、充実した看護専門技術・実践力教育を行い、人間味ある感性豊かな看護職者（看護師・保健師）を育成します。そして、看護学及び関連領域の発展、地域の保健医療福祉の向上に貢献するとともに国際交流を図ることを目指しています。
順天堂の学是「仁」、これは順天堂大学のあり方や教育研究における考え方の拠り所となる大事な言葉で、他を思いやり、慈しむ心、即ち「仁」です。「仁」を大切に育み、全人教育に基づき「心身を癒す看護」を実践する次世代の人材を育成することを教育の理念としています。

保健看護学部は、学是「仁」の精神に基づき、心身を癒す看護を実践し、保健医療福祉の分野で貢献でき、さらに、国際的視野を持った看護職者（看護師・保健師）を養成するため、次のような意欲と資質を持った学生を求めます。
1．本学の学是「仁」及び理念「不断前進」を理解し、自らの持つ感性と倫理観を絶えず磨いていく意欲の高い人
2．看護・医療を学ぶための基礎学力を有している人
3．国内外の保健医療福祉の分野に貢献したいという意志を有している人
4．探究心を有している人
5．自ら積極的に学ぶ姿勢・態度を有している人

保健看護学部は、入学者選抜にあたっては、多様な入試制度を用意し、学力試験だけではなく受験生の感性や人となり、教養を見極めるために、面接試験・小中高等学校における諸活動等を総合的に判断して、入学者を選抜します。

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