だいどう

大同大学

私立大学 愛知県

大同大学/私のイチオシ

日常生活のかおりを研究し
より健康で快適な生活環境の創造を

顔写真
建築学部 建築学科/かおりデザイン専攻 光田 恵先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

暮らしに密着した“かおり”の役割を知る

かおりは、日常生活のあらゆる場面で活躍しています。食べ物、飲み物にはかおりがあり、そのかおりがおいしさを引き立てています。住まいで臭いにおいがすると、それは危険を知らせる合図かもしれません。例えば、都市ガスにはわざわざにおいが付けられており、ガス漏れの危険をにおいで察知できるようになっています。そして、かおりはファッションやインテリアの一つでもあります。シャンプー、リンス、制汗剤などの身にまとうかおり、エッセンシャルオイル、お香、芳香剤などのその空間に流れるかおりを、人の心理やさまざまなシーンによって使い分けることで、癒しを感じたり、印象を際立たせたり、生活に彩りを与える役割があるのです。

この学問のココが面白い!

研究テーマは「生活環境のにおいの評価・制御」

「便のにおい」と聞くと、いやな感じがしますよね。しかし、実は、便と花には同じ成分が含まれていたり、便のにおいの成分がわざわざ香水などに使われていたりします。便のにおいの成分の一つ「インドール」は、濃いとまさに糞便のようなにおいを発し、薄いとジャスミンの花のようなかおりで、とても心地よく感じられます。香水などはさまざまなにおいの成分を混ぜて創られますが、単独の成分で嗅ぐと臭くても、混ぜ合わせると素敵なかおりになるのです。私の研究テーマは「生活環境のにおいの評価・制御」です。臭いにおいをいかにして無臭にするのか、心地よいかおりに変えるのか、より健康で快適な生活環境の創造をめざして研究に取り組んでいます。

キャンパスのお気に入りスポット

香りを創る実験室「調香室」

オープンキャンパスでは、かおり創りを体験していただくコーナーを設けています。しかし、時間的なことから、当日の体験に用いる香料の数には限りがあります。そこで、かおりデザイン専攻では、オープンキャンパスの時に、「調香室」の見学会も開催しています。「調香室」は、化粧品会社、香料会社などにある「香りを創る実験室」で、大学内に設けられているのは珍しいと思います。「調香室」には、香りのオルガンとも言われる、香料が整然と並べられた調香台が設置されています。日常で使用されている物や空間のかおりは、数多くの香料から創られ、また、新たなかおりもこのような「調香室」から生み出されているのです。

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