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教育について考えることは、人間について考えること

顔写真
発達教育学部 教育学科 村井尚子先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

皆さんが授業を受けている教室の状況を構成する要素はたくさんあります。生徒たち、教師、教材、教室の環境(黒板や机、椅子などの置いてあるもの、気象条件など)、時間帯(朝、昼、夕方など)、生徒同士の関係性、生徒と教師の関係性などです。こういったさまざまな条件によってその日その時間の教室は構成されていて、2つとして同じものはありません。
教室全体の状態に応じて生徒たちのよりよい学びを創っているのが教師の専門性だと言えます。これを教育学では「省察的実践家(reflective practitioner)としての教師の専門性」と呼んでいます。この専門性を高めるために、教師になってからも日々の授業や生徒との関わりについてのリフレクションを通じて学び続けることが大切です。

この学問のココが面白い!

ホワイトボードに卒業論文の構想を書くゼミ生たち

教育について考えることは、人間について考えることです。なぜなら、親や教師などの大人は「将来こんな人になって欲しい」という思いを込めて日々教育(子育て)を行っているからです。そのため人間とはそもそもどんな存在なのか、人間にとっての時間とは、場所のもつ雰囲気は人間にどのような影響を与えるのか、人と人との関係性はどのように育まれ、どのような影響をもたらすのかといった人間学的な観点から研究を行っています。
上に書いた教室のあり方も、この観点から考察してみると面白いテーマが浮かび上がってきます。また、大人が考える「こんな人になって欲しい」の「こんな人」とはどんな人なのかについてじっくり考えてみることも大切です。

キャンパスのお気に入りスポット

小学校の教室と同じ大きさで、同じように黒板や机、椅子、教材がある「模擬授業室」が2室あります。学生たちはこの教室で自由に授業の練習をしたり、黒板の板書の練習をしたり、教育実習で使用する教材の製作をしています。また、最新鋭のICT機器を備えた教室も新設する予定になっています。
オープンキャンパスで本学に足を運ばれたときはぜひ見学に来てくださいね。黒板を背にして教壇に立つと、先生になった気分が味わえますよ。

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