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京都女子大学/私のイチオシ

高齢者の健康寿命を延ばすための心理学的知見の活用を探る

顔写真
心理共生学部 心理共生学科 岩原昭彦先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

スーパー・エイジャーという言葉を聞いたことはありますか?スーパー・エイジャーとは高齢期になっても若い頃と同じくらい記憶機能を維持した高齢者のことを言います。年を取ると、同じ年代でも、ある人は認知症になってしまう一方で、ある人はスーパー・エイジャーになることができます。この違いはどこから生じるのでしょうか。
私はこのような認知機能の加齢による個人差を長年研究してきました。そこでわかってきたことは、老いることを否定的に捉えず、人とのつながりを大切にし、感情豊かな生活を送ることで、認知機能が維持されるということです。認知症を防ぐための方法を開発して、高齢者の健康寿命を延ばすための支援を行うことは心理学の重要な役割だと思います。

この学問のココが面白い!

認知症を予防するためには、運動習慣を確立したり、食生活を改善したり、知的な活動に積極的に取り組んだりということが重要であるとされています。しかし、わかっていてもできない人はたくさんいます。
どうすれば、私たちは生活習慣を改善することができるのでしょうか。最近ではポジティブ心理学を活用することで、心身の健康を増進しようとする試みが始まっています。年を取ることを肯定的に捉えたり、自分の人生の意味を考えたりすることが、認知症を予防するために重要であることが科学的に実証されています。私はどうすれば高齢者が前向きな思考になり、自分の人生を肯定的に受け止められるようになるのかをいつも考えています。心理学的な知見を保健・医療に応用する可能性を探るのは楽しいですよ。

キャンパスのお気に入りスポット

私はゴルフ部の顧問をしているので、よくゴルフ練習場がある豊国グランドへ行きます。B門から豊国グランドへ向かって歩いていく途中に豊国神社の階段があります。その階段を上っていくと京都市内が見渡せる場所に出ます。そこから眺める景色がとても気に入っており、京都という地で学問をしていることをうれしく感じる瞬間です。
京都は魅力的な町です。皆さんも京都の文化の中心地にある京都女子大学で学んでみませんか。

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