きょうとじょし

京都女子大学

私立大学 京都府

京都女子大学/私のイチオシ

幅広い分野で活用される「生物統計学」を研究

顔写真
データサイエンス学部 データサイエンス学科 阿部貴行先生

※掲載内容は取材時のものです

コレ知ってる?

私の専門は「統計学」、特に医療データを扱う「生物統計学」です。例えば「クスリに病気を治す効果があるか?」という因果関係(原因と結果の関係)の問いに正しい答えを出すためには、患者さんの「データ」を用いる必要があります。そして「データ」を用いてさまざまな「問い」を調べる際に、「データの科学」と呼ばれる統計学が活躍します。効果が認められたクスリは実際に病気の治療に使われますので、統計学が人間の健康の改善にも貢献しているわけです。
「生物統計学」は、例えば「広告は商品の売上げを増やすか?」というビジネスにおける因果関係の問いにも応用されるなど、幅広い分野で活用されています。

この学問のココが面白い!

少人数によるきめ細やかな教育の様子

統計学は「科学の文法」とも呼ばれ、「科学の言葉」みたいなものです。言葉は重要ですよね。世の中のほとんどの問いの答えはわかりませんので、統計学を駆使して「確率的」に妥当と考えられる判断を下す必要が生じます。私は、統計学の理論とその社会への応用の両面の研究が大事で面白いと感じています。近年は、コンピュータの計算能力をフル活用する新たな手法の研究も多いですね。
私は今、日本の医薬品の承認審査における生物統計の専門委員もしています。病気克服のために医師と共に研究しており、医学の発展に統計学の専門家として寄与できる点も大きなやりがいです。日本には、生物統計学の専門家がとても少ないため、若い皆さんに興味をもってもらえれば、大変うれしいです。

キャンパスのお気に入りスポット

現在のオススメスポットは図書館です。写真のように吹き抜けの開放感のある建物となっていて、オシャレな雰囲気の中で学生が熱心に勉強しています。
将来のオススメスポットは2024年度に図書館の傍に完成するデータサイエンス学部が入る新校舎です。データサイエンス学部の学生が勉強したり、外部講師を招いてディスカッションする空間(データサイエンス・カフェ)を設置することになっています。
新しい校舎で、皆さんと一緒に勉強するのを楽しみにしています!

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