京都ノートルダム女子大学/先輩の学生生活体験記

高校のイベント「クリスマスページェント」の実行委員会を3年間していました。内気だった自分を変えたいと思い参加し始めました。主に2学期が活動期間で毎日朝から夜まで練習があり、その中で勉強も両立させるということは大変で何度も挫けそうになりましたが、友達と励まし合い、続けることができました。2学期という短い時間でしたが非常に濃い時間を過ごせ、視野も広がりとても充実した時間でした。ここで出会った仲間とは今でも連絡を取ったり遊んだりするので、一歩踏み出してよかったと今でも思っています。

ゼミで日系移民文学について学んでいます。日本移民として外国に渡った人の文学は、日本にいる日本人による文学とも外国文学とも少し違い非常に興味深い分野です。また、この文学を通じて戦時中のアメリカにいる日本人の暮らしなども学ぶことができるため、今まで知らなかった知識を得ることができます。卒業論文では日系移民のアイデンティティについて言及していくので、日本語英語問わず様々な文献を使い比較していきたいと思います。

少人数の大学なので、先生との距離が近く気にかけてもらえるため、大学生活や就職に対して漠然とした不安があった私は入学してよかったと思っています。大学では高校までとは違って専門分野を扱うため、レベルが一気に上がります。また、就職活動など今後のキャリアにも深くかかわってくる大切な期間なので、先生はもちろん大学職員の方からのサポートや同じ不安を抱えた友達と相談ができ、分からないことはすぐに解決できる環境であることはこの大学の強みであると感じます。

自分のやりたいことを見つけることはとても難しいと思います。だからこそ、将来を見据えて学部を選ぶのではなく、自分の「好き」「興味」が湧くような学部を探してみるのもよいと思います。私も好きな英語が勉強できる学部に進学し、改めて日本の良さを知り、それを世界やまだ知らない日本人に伝えたいという夢ができました。現実的なことを考えることも大切ですが、自分の気持ちを一番大切に頑張っていってほしいです。