かんさいこくさい

関西国際大学

私立大学 兵庫県

関西国際大学/卒業後の進路

学校に行けなくなった生徒の「居場所」をつくり、共に成長をめざす

顔写真
卒業後の進路:一般(教育) 人間科学部 人間心理学科(現:心理学部 心理学科) 4年 横山彩雲さん 香川県立丸亀高校 卒業

※掲載内容は取材時のものです

どのように考えてキャリアを選んだか

中学・高校を通じて、不登校になる友人が何人かおり、いじめ、児童虐待、非行など原因はさまざまでしたが、加害者や被害者、そのメカニズムについて理解したいと思うようになり、「犯罪心理学」を学べる関西国際大学に入学しました。
「発達心理学」で子どもの心の成長について学び、心理演習や心理的アセスメントで子どもへの介入について実践的に学ぶ中で、子どもの健やかな成長を支援する仕事に興味を持つようになりました。
通信制高校で学修サポートを行うアルバイトを始め、年下の人と関わる経験が少なく苦手意識があった私は、初めはうまくコミュニケーションを取れませんでしたが、少しずつ関係を作れるようになり、生徒たちの成長につながる支援者としての言動を学んでいきました。
このご縁により、その高校から内定をいただくことができました。

キャリア選択のポイント

就職先を決定したのは、2年次から始めた通信制高校でのアルバイトで、ある生徒と関わったことがきっかけでした。
その通信制高校には、さまざまな理由で自分の学校に通えなくなった中学生・高校生がいました。彼らとゲームをしたり勉強したりする中で、初めて個別に担当した中学生がその生徒です。ぎこちないやり取りから少しずつ笑ってくれるようになり、心を開き始めたその生徒は、次第に前向きな行動を起こし、自ら声をかけてたくさんの友人を作りました。成長発表会でその生徒が「よい方向へ変わっていくうえで私との関わりがとても力になった」と言ってくれ、とてもうれしかったです。お互いに成長し合えるこの仕事にとても魅力を感じ、就職先の第一志望に決めました。

今後の夢・目標

近年、子どもたちは多くの問題を抱え、定時制・通信制高校の学校数も生徒数も増加しています。私が就職する通信制高校では、生徒がさまざまなクラブやサークル、プロジェクトに参加することで、人との関わりを通してたくさんのことを学んでいくという特徴があります。人間関係はうまくいくことばかりではありませんが、多種多様な価値観が飛び交う中で安心して自分を出せる場としてこの高校があります。人の心は全て理解することはできないからこそ、理解しようと努めることがとても大切で、一人ひとりの違いから気づかせてもらえることがたくさんあります。
実際に働き始めてからも、彼らの居場所をつくり、サポートする中で、“自分を好き”になっていく機会をたくさん与えられるような存在になりたいです。

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