[小論文教室] 小論文って何? ~進研ゼミプラスの小論文対策~

作文との違いを知る

小論文に取り組む前に誰もがぶつかるのが「そもそも小論文って何?」「作文とどう違うの?」という疑問だろう。作文と比較することで、小論文とは何かを見ていこう!

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  • 【小論文】『意見』=私はこう考える。『理由』=なぜなら~だからだ。で成り立つ文章
    小論文は、問われていることに対して「私は、~と考える。」という意見を述べ、「なぜなら、~だからだ。」という理由(論拠)を筋道立てて説明し、相手を説得する文章のこと。論理性や説得力の高さにポイントが置かれる。
  • VS.
  • 【作文】『体験』や『感想』を書いた文章
    作文は、「~だと思う。」「~して楽しかった。」など、ある出来事から自分の心境や感想を述べた文章のこと。文章の流れ、感性の豊かさ、表現のうまさなどにポイントが置かれる。
吹き出し画像 上部分
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小論文に求められているのは、表現の美しさではなく、「考える力」であり、読み手を説得する力だ。どんなにしゃれた表現や言い回しがあっても、文章全体が「意見」と「理由(論拠)」という構造になっていなければ小論文とは言えない。また、意見があっても「なぜそう言えるのか」という理由がなければ小論文にはならないのだ!

小論文に必要な4つの力

よい小論文(=合格する小論文)を書くには何が必要なのだろうか? それは、次の4つの力!

読解力

設問・資料を客観的に読みとったうえで、その背景にあるものまでを読みとる力。小論文における読解力とは、現代文で養成する読解力とは違い「論じるための読解」だ。

発想力

資料に疑問をぶつけたり、自分なりの問い・具体例・アイデアなどを考えたりするときに使う力。

論理的思考力

発想力を使って洗い出した、課題に対する自分の意見や理由(論拠)を筋道立てて組み立てる力。

表現力

自分の考えを表現して、読み手に伝える力。

小論文に必要な4つの力 イメージ(自分自身の知識や経験の引き出し→読解力, 発想力, 論理的思考力, 表現力→小論文)

これらの4つの力は、小論文を書くために欠かせない力だ。そして、すべての土台になるのが、ほかの誰でもない「自分自身」。自分の中に持っている経験やそこから得た実感、また各教科の知識、社会の出来事に対する知識、志望する学問の知識が、「小論文を書くための材料」になるのだ。

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ここで一度、「小論文と作文の違い」を確認するために、次のクイズに挑戦してみよう!

[クイズ] 「どっちが小論文?」 | ここでおさらい!下の2つの文章のうち、小論文だと思う方をクリックしてみよう! | テーマ「運動会」

  • 私は先日の運動会で、クラス対抗のリレーに出場しました。2位で受けたバトンを持って懸命に走りました。そして、前の人を抜いたときには、内心「やった!」と思いました。ゴールテープを切った瞬間と、クラスのみんなに拍手で迎えられたときは、ヒーローになった気分でした。昨年は、バトンは落とすし、焦って転ぶしで散々でしたが、今年はいい思い出になりました。来年は高校最後の運動会。頑張って走って、またいい思い出をつくりたいです。
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  • 小学生のうちから競争させ、順位づけするのはよくないと、運動会自体を廃止する学校があるという。だが、私はこれには反対だ。なぜなら、運動が得意な子の個性発揮の場を奪うことになる、と考えるからだ。子どもたちが学校で過ごすなかで、テストの点数のよい悪い、歌の上手下手など、誰にも得意や苦手があることはわかっている。運動が得意な子にとっては、運動会は大切な個性発揮の機会なので、それを奪うことはその子のアイデンティティーを失うことになりかねない。また、競争種目で一番をとることだけではなく、チーム競技でリーダーシップを発揮したり、運動が苦手な子のサポートをするということもある。そういった個性を発揮できるところに、運動会の意義があるのだ。よって、私は運動会の廃止に反対だ。

○が小論文、×が作文。当たったかな?

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