【部活・サークル編】部活とサークルってどう違うの?キャンパスライフ基礎知識
今回は、大学生活の楽しみの1つ、「部活」と「サークル」について解説する。それぞれどんな違いがあるのか、特徴は何なのかを知り、入学後の楽しみを増やしておこう。きっと勉強のモチベーションも上がるはずだ。
【大学の部活】忙しい反面、成長度も高い
大学の部活は、高校の部活とそれほど大きな違いがない。大会やコンクールなど、ある目標に向かって練習・活動するのが基本だ。
大学生になってからの部活は、「忙しい」「厳しい」と感じる人が多いようだ。高校時代と同じく、活動日は週に5~6日程度が一般的。アルバイトやほかのサークル、勉強、恋愛など、やりたいことがたくさんある大学生にとって、拘束時間の長さはネックに感じやすい。運動部の場合、大学によっては高校時代よりも上下関係や部内のルールが厳しい場合もあるようで、比較的緩い雰囲気のサークルの方に人気が集まることもある。
ただ、サークルにはない、部活の魅力があるのも事実だ。例えば、多くの大学で部活は「公認団体」扱いであり、練習や遠征にかかる費用、練習設備の面で優遇されやすい。伝統のある部活の場合、社会人であるOBからの支援も期待できる。それに、集まった仲間は、その活動に真剣に取り組みたいと思う人たちばかり。お互いを高め合う環境として、間違いなくやりがいがあるだろう。
大学用語:体育会
運動部の総称、もしくは運動部全体が所属する組織。上下関係や礼儀への厳しさ、練習の大変さなどは、体育会独特の文化だ。
【大学のサークル】「自由度」の高さが魅力
サークルとは、学生が自分たちで立ち上げた、課外活動を行う団体のことを一般に指す。大学によって異なるが、部活は「大学の認可があること」「顧問をつけること」など、さまざまな条件をクリアしたうえで、部として認められる。こうしたしがらみもなく、自由に活動する団体として、サークルは部活と棲み分けられている。
部活に比べると、サークルは「和気あいあいと」「緩く」活動する団体が多い。活動日は部活ほど多くないし、出欠を取ることもまれ。例えば運動系のサークルなら、そのスポーツを趣味レベルで楽しみたい人たちが集まりやすいようだ。大学の勉強をがんばりたい、アルバイトやほかのサークルをかけ持ちしたい、そんな人に向いているだろう。
大学用語:新入生歓迎会
サークルに参加した1年生がなじめるように開かれるイベント。そのほか、未加入の1年生を勧誘するために開催されることもあり、自分に合いそうな団体を見つけられる重要な場だ。
大学用語:非公認サークル
大学によって、サークルの公認・非公認団体を分けている場合がある。活動に大きな違いはなく、質の高い活動をする非公認団体がある一方で、過激な政治活動や宗教勧誘をしている団体もあり、新入生は注意が必要。
部活もサークルも種類が豊富!
ほとんどの大学は、高校よりも学生数が多い。特に総合大学は、数万人規模の学生が在学しているので、部活やサークルもバラエティーに富んでいる。
例えば、高校の部活ではあまり見られなかった「フットサル」や「ラクロス」は、大学では部活でもサークルでも人気のスポーツ。ほかにも、ヨット部やゲームサークル、鬼ごっこサークルのような、高校ではあまり見かけない活動に打ち込めるのは、大学ならでは。サークルなら、自分の好きな活動を行う団体を自分でつくることも可能だぞ。
大学用語:インカレサークル
インターカレッジ・サークルの略であり、複数の大学の学生が参加するサークルのこと。自分の大学にとらわれない、広い交流を持てる点が特徴だ。