「英語を使いこなす力」を身につける

日本は今、グローバル化の波にさらされています。このような状況の中、世界の舞台で活躍するために「英語を使いこなす力」に注目が集まっています。大学そのものや大学入試も変化し始めており、時代に即した新しい英語力検定も生まれています。

「英語を使いこなしたうえで、何ができるのか?」が重要な時代

「グローバル化」という言葉を耳にする機会が増えています。日本もまさにその中にあり、日本から海外へ、そして海外からまた日本にと、人・モノ・金がまさにボーダレスに動く時代を迎えています。

このような状況において、現在、社会では「グローバル人材」が強く求められています。
グローバル人材とは、まさに、世界を相手に渡り合える力を持った人材のこと。語学力はもちろんのこと、コミュニケーション力や、自国・他国の文化に関する知識のほか、問題発見力や解決力、リーダーシップなどの力をあわせ持つ人のことを指しています。

端的にいえば、「英語が使える人」ではなく、「英語を使いこなして、リーダーシップを発揮できる人」「英語を使いこなして、問題を解決できる人」が求められているのです。

グローバル人材に求められる4つの力

上記のような背景から、大学が変わり始めています。
全国37大学が「スーパーグローバル大学」に採択されました。「スーパーグローバル大学」とは、国際化に重点を置いた改革を行うことで、日本国内に留まらず、世界で活躍できる人材を育てることを目標に掲げている大学のことです。

例えば、筑波大では、「地域研究イノベーション学位プログラム」において、1年間の海外留学やインターンシップを通じて、新興国を舞台に、日本の企業・団体で活躍できるグローバル人材の育成をめざしています。芝浦工大では、総合的問題解決能力を備え、世界に貢献できる技術者を養成するために、東南アジアを中心とする各国の企業と連携し、実践的な教育を受けられる仕組みを整えています。(2020年9月現在募集停止)

「スーパーグローバル大学創成支援」採択大学

出典 文部科学省 採択校の取組|スーパーグローバル大学創成支援事業

大学入試で「英語の4技能」が求められる時代に

大学入試にも変化が表れています。グローバル人材育成のためのプログラムを受けるには、ある程度の英語力が必要になります。そこで、入学時に英語で学ぶ力の基礎力がどの程度身についているかが入試で問われるようになってきました。海外の人と積極的にかかわったり、英語で授業を受けたりするためには、「読む」「聞く」「書く」だけに留まらず、「話す」力を含めた4技能が求められています。

しかし、多くの受験生を抱える大学にとって、入試で一人ずつスピーキングのテストを行うことは現実的ではありません。そこで、4技能の英語力が測定できる「GTEC」などの外部検定試験を活用する大学が増えてきました。活用する試験の種類も方法も大学によってさまざまで、外部検定試験を「出願基準」や「試験の代替」として活用する大学もあります。
「GTEC」入試活用校一覧はこちら(別ウィンドウで開きます)

グローバル人材をめざす高校生のための4技能英語検定「GTEC

中学・高校生の年間のべ受検者数126万人!「読む」「聞く」「書く」「話す」という英語の4技能が多角的に測定できる英語力テスト。
GTEC(別ウィンドウで開きます)

「英語を使いこなす力」を身につけるために、今できることとは

将来、英語を使った仕事に就くことを希望していたり、海外留学をしたいと思っている場合はもちろんのこと、「まだ志望校が決まらない」「将来の進路がわからない」という子どもにとっても、英語の4技能(「読む」「聞く」「書く」「話す」)を磨いておくに越したことはありません。

その際には、「GTEC」など、4技能の力を測る英語検定に向けた対策に取り組むところから始めるといいでしょう。また、学校の長期休みを利用した短期留学など、実際に海外に行く経験をしておくとベターでしょう。

短い期間であっても、日本を離れて海外で学ぶことで、子どもの未来が大きく開けたり、新たな進路が見つかる場合もあります。国や地方自治体、各種団体から費用面で支援が受けられる留学プログラムもあるので、調べてみるといいでしょう。

Global Learning Center」で身につける「英語を使いこなす力」

オンラインでのグループ学習という新たな英語の学びのスタイルで、英語を「使いこなすスキル」を身につけることができます。
Global Learning Center(別ウィンドウで開きます)

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