必見!業界特集

リハビリ業界
仕事とは?

高齢化の進行と医学の進歩により、日本は高齢者や障がいを持つ人が増えています。こうした人々を社会復帰できるように手助けするのが、リハビリ業界で働く人々。いずれの職種も社会的なニーズが高い仕事です。

リハビリ業界について知ろう!

社会生活に復帰を望む人たちを手助けする

私たちが暮らす社会には、病気や事故あるいは先天的な原因によって、身体機能や精神に障がいを持つようになった人が存在します。そのような人々が社会生活に復帰できるよう、専門的な訓練を施すのがリハビリ業界に携わる人々です。
「リハビリ」と聞くと、多くの人が理学療法士や作業療法士、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師など、運動系の機能回復をめざす職種をイメージするかもしれません。しかし、このほかにも、特定の身体機能回復に専門的なスキルを持つ言語聴覚士、視能訓練士、義肢装具士、あるいは心の健康の回復に携わる音楽療法士といった職種もあります。
いずれの職種も機能的な回復訓練だけでなく、患者が社会生活へ復帰できるよう、総合的なサポートを提供します。

高齢者向けのリハビリに加え、身体ケアのニーズも

日本の高齢化は急速に進んでおり、「リハビリテーション医療をいかに充実させるか」が課題の1つになっています。こうした背景から、病院や診療所で専門的な療法を施すリハビリテーションのスペシャリストには、高い期待が寄せられています。
また、かつては、はり・きゅう、マッサージは「高齢者が利用するもの」と考えられていましたが、近年は一流スポーツ選手が肉体のケアのために利用したり、ビジネスパーソンがデスクワークによる腰痛や肩こり、眼の疲労を解消するために利用したりするなど、利用者の裾野が広がっています。

健康維持やケガの予防でも期待されるように

国の調査によれば、2021年の日本の総人口に対する65歳以上の割合は28.9%。2040年にはこれが35.3%になると予測されています(※)。リハビリの対象となる人は高齢者が多いため、病院や治療院、介護施設などでリハビリ業務にあたる人材のニーズは今後も高まると予想されます。
加えて今後は、元気なシニア層が定年後も働き続けたり、介護になるべく頼らず自立した生活を望んだりすることも増えるでしょう。そのため、リハビリ業界には「病気やケガからの回復をサポート」するのに加え、「健康維持やケガの予防を支援する」という役割も期待されるでしょう。

※内閣府「令和4年版 高齢社会白書」

リハビリ業界に向いているのはこんな人

リハビリはなかなか効果が表れない場合が多く、機能回復、社会復帰に長期間かかるケースもあります。そのため、痛みや苦しみに負けそうな利用者に寄り添う忍耐力、コミュニケーション能力のある人が向いています。また、利用者の様子を見ながら、回復までのプログラムを組むことが求められるので、心身の変化や異変を見極める洞察力も必要になるでしょう。

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