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裁判官

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厳正中立な立場で公正な判決を下す
 裁判官は、刑事訴訟や民事訴訟などで両当事者の主張を聞いて真相を明らかにし、公正な判決を下す。特に刑事訴訟では、裁判官の判決は当事者の将来を大きく左右し、時には人命にもかかわるだけに、法廷に提出された様々な証拠を慎重に調べ、徹底的に真相を究明し、法に照らして正しい判決を下さなければならない。裁判のための知識、経験を身につけるため、司法研修所が実施する研修には毎年多くの裁判官が参加している。
 下した判決は、判例として以後の裁判にも影響する。社会秩序を維持するうえで重要な役割を担う裁判官は、「法の番人」と呼ばれている。
重要な職務だけに身分は保障されている
 裁判官の仕事は、公正な判断を下すために、事件記録を読み込むなど膨大な作業が必要である。また、担当案件を大量に抱えるうえに、毎月多くの新件が追加されるなど、一般的にかなりの激務だ。なお、裁判の公正を保つため、裁判官は一定の条件によらなければ罷免されないなど、高い身分保障が与えられている。
人を裁く重圧に負けない精神力が大切
 法廷での判決は人の運命を左右する。したがって、裁判官は常に公明正大で、冷静な判断力を持ち、他人の意見や外部からの圧力に惑わされない精神的な強さを備えていなければならない。
 また、正しい判決を下すためには、日ごろから法律の研究や判例の分析を行うなど、仕事に対する熱意を保ち続けることが必要だ。
 裁判官は精神的な強さと高い見識を兼ね備えていなくては務まらない。
収入 …
初任給 約31万5000円 (調整手当込み・2011年度)
必須資格 …
司法試験
試験制度改正などで司法改革が進められる
 日本では、内外の社会情勢の変化に伴い、司法の役割がより重要になっているにもかかわらず、国民1人当たりの裁判官の数がほかの先進国に比べて少ない。裁判の長期化などの問題を改善するため、司法試験制度の改正や裁判員制度(2009年5月21日から実施)の導入など、司法改革が進められている。
法科大学院進学が一般的
 裁判官(判事・判事補)になるには、司法試験に合格することが必要だ。司法試験合格後、司法修習を経て、裁判官に選任される。
 2006年度から実施されている司法試験制度では、受験資格は法科大学院修了者もしくは、法科大学院を修了していない人を対象として行われる予備試験合格者に対して与えられる。したがって、大学の法学部などを卒業したのちに法科大学院に進学し、司法試験に備えるのが一般的なルートだ。
 新司法試験制度では、法科大学院修了または予備試験合格後、5年以内に3回までしか受験できないという制限が設けられている。
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