

10月14日に出願の締切を迎えたセンター試験。その出願状況の速報値が、大学入試センターから発表された。2012年度の出願総数は52万989人で、昨年の同時点よりも1万4074人の減少となった。なお、消印有効分が追加された最終的な志願者数は、11月末に大学入試センターから発表される予定だ。
ここ数年は少子化の影響により受験人口が年々減少しており、今回発表された速報値でも、現役生は昨年に比べ 1万2406人減少している。しかし、センター試験の志願者数に占める現役生の割合は、右のグラフ(2007〜2011年度のデータ)のように、79%前後と高い割合で推移しており、センター試験は、よりいっそう現役生中心の試験になってきている。


センター試験の出願から志望大に合格するまでには、どのようなイベントが待っているのだろうか。国公立大と私立大、それぞれについて合格発表までのスケジュールをもう一度確認してみよう。
前期日程で合格し入学手続きをすると、後期(中期)日程には合格できない仕組みになっている。そのため、第1志望大は前期日程で受験することが大原則になる。また、後期日程は募集人員を少なく設定している大学がほとんどで、敗者復活戦的な意味合いが強い。
私立大の一般入試は、1月下旬から2月下旬までがメインとなる。センター試験利用入試をはじめ、試験日自由選択制や全学部日程など、多様な入試方式・日程を用意している大学も多いので、過密スケジュールにならないようベストな併願作戦を立てよう。

2012年度から、地理歴史・公民と理科については、これまでと受験方法が大きく変わる。2科目を受験する場合、どのような流れになるのかをシミュレーションしてみよう。
試験教室へは、試験開始20分前の9時10分までに入室する。ここで、全科目の問題冊子と第1解答科目(前半の60分で解答する科目のこと)の解答用紙が配布される。やむを得ず遅刻する場合、入室は9時50分まで許されるが、それを過ぎると2科目とも受験できなくなってしまうぞ。
合否判定に1科目の成績のみを利用する大学で、2科目受験した場合は、どちらの科目の成績が優先されるのかを知っておく必要がある。従来と同じように、高得点の科目を合否判定に利用する大学もあるが、国公立大では第1解答科目を優先する大学が多い。大学によって対応が分かれているため、志望大の入試要項をよく確認し、どの科目を先に解くのか事前に考えておこう。
この10分間は、第1解答科目の答案用紙を回収し、次の科目の解答用紙を配付する時間だ。休憩時間ではないので、途中退室は認められない。
第2解答科目は、後半の60分で解答する科目を指す。長丁場の試験となるので、最後まで集中して取り組めるよう、事前にシミュレーションして試験に臨もう。
センター試験の出願も終わり、入試本番が近づいていることを実感する時期だが、残された時間はまだまだある。今、自分がするべきことを明らかにして、残された時間を有効に使おう。受験戦略を考えながら、出願する大学を絞り込んでいくことも忘れずに!