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応用問題への取り組み方 |
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解けない問題にも挑戦する
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23.8% |  |
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得意グループでは苦手グループに比べ、なんとしてでも自力で解く人の割合が高いのに対し、苦手グループでは、あっさりあきらめてしまう人が目立つ。 |
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「得意グループ」のデータは、2013年度スタディーサポート1年生第2回で学習到達ゾーンS1~S3の生徒、「苦手グループ」のデータは学習到達ゾーンD1~D3の生徒の平均回答率(αβ合算)です。
※学習到達ゾーンは、学習到達度をS1~D3までの15段階の学習レベルで表したものです。 |
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まずは、自分の頭で考える。数学の力を鍛えるための基本。
数学の力を鍛えるために、何よりも大切なことは「自分の力で問題を解いてみる」こと。一番怖いのは、解きもしないでスグ解答を見て「解けた気になってしまう」ことだ。
応用問題になると、ますます自分の力で解いてみることが重要な意味を持つ。応用というからには、一筋縄では解けない問題ばかりだ。基本事項を頭に入れたうえで、さらにそこから頭をひねってみないと解法の手順さえ浮かばない。それを何も考えないうちから解答を見てしまうと、その「ひねる」部分、問題の一番重要な部分に気づかないまま通り過ぎてしまうことになる。どんな問題でも、下のステップのようにまず自分の頭で考えてみてほしい。解答を見るのはそれからだ。 |  |
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まず、応用問題への取り組み方を振り返ってみよう!
ちょっと考えただけではなかなか解けない応用問題。しかし、わからなければすぐ解答を見る、というのでは応用力は身につかない。解けない問題にも、以下のステップにしたがってじっくり取り組んでみよう。
 | 問題をよく読む。 |
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 |  |  | 応用問題の問題文は長く、サラッと読んだだけでは問題の意味が理解できない。まずは問題文をじっくり集中して読み、何が問われているかを理解することが大切だ。 |
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 | 図やグラフをかく。 |
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 |  |  | 問題文が理解できたら、与えられた条件等からできるだけ正確な図やグラフをかいてみよう。そうすることで頭が整理され、問題を解く手がかりを発見できるはずだ。 |
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 | 使えそうな定理・公式を考える。 |
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 |  |  | 問題に与えられている条件等が整理できたら、問われている内容の中にこれまでに学んだ定理・公式で使えそうなものがないか、いろいろ当てはめてチェックしよう。 |
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 | 解法パターンを思い出す。 |
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 |  |  | いくら難しい問題とはいえ、きみの知らない知識を問われているわけではない。つまり、これまでに学習した基本事項がひねって出題されているだけなのだ。今までに取り組んだ問題で、似ている解法パターンの問題がなかったかよく思い出してみよう。 |
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 | 解答をヒントに解く。 |
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 |  |  | Step4まで考えてどうしても解けなければ、ここではじめて解答を見る。ただし、いきなりすべてを見るのではなく、ほんの少しだけ見て参考にしよう。そこからとっかかりがつかめれば、後は自分の力で解いてみよう。 |
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応用問題は謎解きだ! 応用問題は、揃えた証拠から犯人を推理していく謎解きに似ています。例えば「面積」を求める問題なら、知っている面積公式の中から使えそうなものを考えてみるという具合。ね、こう考えると応用問題も楽しいものでしょ?
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先生や友達の解法をいただいちゃう! 応用問題にはいろいろな解法があることが多いのですが、自分1人だけでは思いつく解法の数にも限界があります。そこで私は、授業で先生や友達が解法の説明をするときに注目し、解法のバリエーションを増やしました。
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解答は覚えずに理解する! 応用問題では、10分と決めたら10分、わからなくても必死で考えてみる。それから答えを見るのですが、ただ解法を覚えるのではなく、例えば証明問題なら、証明のしかたなど論理の展開方法を理解することが大切です。
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