入試に役立つ問題文の読み方
問題文の読み方にも順序がある。
DATA
国語の得意な人 vs 苦手な人
問題文の読み方
はこんなに違う!
評論文は本文の全体像をつかむようにする >>
得意:
72.1%
苦手:
49.9%
20%以上の差!
得意グループでは苦手グループに比べ、自分なりに読み方を工夫している人の割合が高いのに対し、苦手グループでは漠然と読んでいる人が目立つ。


「得意グループ」のデータは、2013年度スタディーサポート3年生第1回で学習到達ゾーンS1~S3の生徒、「苦手グループ」のデータは学習到達ゾーンD1~D3の生徒の平均回答率(αβ合算)です。
※学習到達ゾーンは、学習到達度をS1~D3までの15段階の学力レベルで表したものです。
ポイントを押さえ、時間を効率的に活用しよう。

 限られた時間内で多くの設問に解答しなければならない入試では、正確かつスピーディーに答える力が求められる。そのためには、問題文を読むとき、設問文や選択肢を読み、それをふまえて解答するときそれぞれでポイントをしっかり押さえ、無駄なく時間を使わなければいけない。
 ここでは、入試のために絶対覚えておくべき問題文の読み方、答え方のポイントを紹介する。まずは下の「どう読んで、どう解くのか?」をしっかり押さえてほしい。次に、記述試験用、マーク試験用の解答法「どう書くのか?」「どう選ぶのか?」をそれぞれ頭に入れ、各形式の入試で効率的に試験時間を使うテクニックを身につけよう。
check box!
どう読んで、どう解くのか?

step 1 
まず問題文全体の内容をおおまかにつかむ。
アドバイス まずは問題文に一通り目を通そう。この文章のテーマは何か、キーワードは何か、結論は何なのかなど、おおまかにつかんでおこう。
 出典名(本の題名)を見れば、その文章が何について書かれているかわかるので、最初に出典名を見ておくのも一つの手だ。
step 2 
設問全体に目を通し、何が問われているかを確認する。
アドバイス 問題文の内容をおおまかに把握したら、設問内容の確認をしよう。問題文のどこがどう問われているのかを確認し、時間のかかりそうな設問(主旨を記述する設問、全体をまとめる設問など)と比較的楽に解答できそうな設問(漢字、空欄補充、部分読解など)とに分けていこう。漢字などこの段階で解答できるものは解答しておくと、気分はグッと楽になるぞ。
step 3 
問題文を再度じっくり読み直して、とりかかれる設問から解く。
アドバイス 設問を確認したら、もう一度じっくり問題文を読み直そう。おおまかな内容はすでに把握しているはずなので、文章の構成や具体例の内容など細かい点に注意し、先に確認しておいた比較的楽に解答できそうな設問を解きながら読んでいこう。
step 4 
時間のかかりそうな設問にじっくり取り組む。
アドバイス 全体をまとめる設問や主旨を記述する設問など、時間のかかりそうなもの、手ごわそうなものは、最後にじっくり取り組んでいこう。くり返し登場するキーワードや文章の構成に注意しながら、必要なポイントを落とすことのないよう気を付けて解答しよう。

check box!
試験でのポイント

記述試験でのポイント >>> どう書くのか?
アドバイス 記述式の入試には、守るべきいくつかのルールがある。例えば、読みやすい丁寧な字を書くなどは最低限のマナーだし、設問文での問われ方に解答の文末を合わせるのも当然。また、設問の指示(条件)に従って解答できているかも重要なポイントだ。
 これらをクリアーできないと、たとえ解答の内容自体は合っていたとしても、減点されても文句は言えない。1点を争う入試ではわずかな減点も致命傷になりかねないので、普段から問題を解く際には気をつけるようにしよう。
マーク式試験でのポイント >>> どう選ぶのか?
アドバイス センター試験に代表されるマーク式の試験では、正解の選択肢と間違いの選択肢のどこがどう違うのかを細かく押さえなければ正解を選ぶことは難しい。評論なら本文の論旨と一致しているか、小説なら心情表現に差異はないか、古典なら重要語句や文法事項の訳出が正しいか、といった観点で選択肢を吟味する必要があるのだ。結果、問題文だけでなく多くの選択肢もしっかり読まなければいけないため、時間配分が特に重要になる。模試などでは、解ける問題から確実に解くなどの工夫をするとともに、1大問あたりにかける時間を前もって決めて取り組むトレーニングもしておこう。

先輩たちのアドバイス
マーク対策
時間配分してから取り組み、すべての大問に一通りあたる。

 マーク模試や本番形式の演習では、必ず時間配分をしてから問題に取り組んだ。まず(試験時間-10分)を大間数で割って1大問あたりの解答時間を設定。解けた場合も、解けないまま設定した解答時間を超えた場合も、すぐ次の問題へ進む。こうしてすべての大問に一通り取り組んだ後、残った時間で飛ばした問題へ戻ることで、「最後の問題まで行き着かなかった」という事態が防げた。私の場合、解く大問順はいつも漢文→古文→小説→評論。得意なものから手早く片づけていき、時間がかかるものには後でじっくり取り組む作戦だった。
(岡山/W・A先輩)
記述対策
記述問題に取り組んだあと、解説をじっくり読んで理解する。

 とにかく記述問題に取り組むことですね。やや難易度の高い問題集を使い、50字程度の記述問題に時間を決めて取り組むことで入試本番に近い条件の問題演習ができます。そして実は、解く作業より大事なのが答え合わせ。記述問題以外の部分も含めて解説を最初から最後までしっかり読み、理解しましょう。そうすることで、問題文を読解するためのポイントや、記述答案の書き方で押さえるべきポイントが身につきます。この練習をするには、模擬試験の問題の解き直しがオススメ。ハイレベルな問題ぞろいというだけでなく、問題集などに比べて解説が丁寧で理解しやすいんですよ。
(福島/H・T先輩)
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