マナビジョンキャリアトップ業界・企業企業がオファーしたい人材とは?【ファーストリテイリンググループ】

企業がオファーしたい人材とは?
【ファーストリテイリンググループ】

  • 業界・企業
  • 2017.11.20

アパレルブランド「ユニクロ」「ジーユー」を展開するファーストリテイリンググループ。ユニクロは、高品質でリーズナブルな価格のカジュアルウェアブランドで、2017年10月現在、19の国と地域で1,900店以上を展開。ジーユーは、ファッションを自由に楽しめるブランドとして、若い世代を中心に人気を集めている。昨年度は、グループ売上高がアパレル業界で世界第3位になり、2020年度には、売上高3兆円をめざしている。急成長を遂げているファーストリテイリンググループでは、どのような人材が求められているのだろうか?

プロフィール
株式会社ファーストリテイリング
人事部 新卒採用チーム リーダー 笹倉淳さん

大学卒業後は教員として、中学・高校と小学校で8年間勤務。「社会に出るために必要な力を教える立場の自分が、世間を知らなすぎる」という危機感から、30歳で総合商社へ転職。日本だけでなく、シンガポールに駐在してアジア・大洋州地域統括人事などを担い、2015年より現職。
「社会や世界のために、自分は何ができるのか。未来を創る意義のある仕事を、情熱を持ってやっていきましょう!」

Q.入社後はどのような仕事を行うのですか。

「ユニクロ」「ジーユー」ともに、まずは店舗に所属し、店長をめざしていただきます。早い方の場合、入社後1年程度で店長になることもあります。

店舗で働くというと、学生の頃のアルバイトと同様、もしくはその延長であると感じる人も多いと思います。しかし、正社員が担うのは店舗の経営です。ありがたいことに、当社の店舗規模は非常に大きいため、若いうちから多くのスタッフをまとめて店舗を動かす経験が積めます。これはほかの企業ではなかなか味わえないことだと思います。

早くから本部や海外での勤務を志望する学生も多いですが、自分の専門性を早々に決めてしまうのはもったいないと思います。本当に自分がやりたいこと、自分に適性があることは、実際に働いてみなければ、なかなか分からないのではないでしょうか。店舗の経営を担い、日々のお客様や商売の動きに対峙しながら、アルバイト視点ではなく、経営視点で広い視野を持って仕事をすることで、自分の専門性や興味、もしくはより力をつけていくべき分野が明確になってくると思います。

学生の皆さんのなかには「店舗は本部の指示に従って動いている」というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実は逆。お客様との接点である店舗で得られる生きたニーズを本部が形にし、スピーディかつ最適な状態で提供するのが当社のビジネスです。世の中で本当に求められるものを届け、世界をよりよくすることをめざしています。そのため、お客様の声が直接聞ける店舗での経験は、とても大切なものだと考えており、「店舗が本部を動かしている」ことになります。

創業者の柳井(柳井正社長)も、もとは山口県の小さな紳士服店の経営者でした。「店舗こそが最も世の中とつながっている」という考えなので、ぜひ「自分が社会にできることはなんだろう?」と考えながら、最前線の店舗で経験を積み、お客様やスタッフと対峙することで、社会と自分に向き合ってほしいと思います。

Q.やりがいやキャリアアップの可能性について教えてください。

一番のやりがいは、本当に世の中、お客様のためになる仕事ができることではないでしょうか。皆さん、夢と希望を持って就職活動をした上で、その仕事に就かれるかと思いますが、働きながらこれを実感し続けられる人は少ないように思います。私たちは衣食住の「衣」の分野で、日本ではすでに1位、そして世界でも3位になりました。世界中の多くのお客様に愛され、そのお客様が求める商品やサービスをご提供できることは、非常に大きなやりがいにつながると思います。

店舗で経験を積んだあとは、本部でより広い視野に立った経営を担ったり、同じグループの他ブランドに移ったりという可能性もあります。当社のビジネスフィールドは非常に広いので、転職をしなくても、さまざまな仕事にかかわることができます。当社では年に2回、異なる事業・部署への異動希望を申し出ることのできるタイミングがあるので、「この仕事がしたい」という強い思いのある人が、希望によって幅広い仕事に挑戦できる点もやりがいにつながるのではないでしょうか。

また、海外で活躍するチャンスもあります。ユニクロはすでに海外の売上高が国内事業を上回る勢いですし、ジーユーも現在出店している市場に限らず、今後も海外展開を加速させたいと考えています。世界を舞台に働きたいと考える方にとっては、いい環境だと思います。

Q.どのようなタイプの社員が多いですか?

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」という企業理念のもと、業界・産業の枠や、既存の概念にとらわれずに、常に世の中に求められるものに挑んでいく風土があります。そのため、変化する世の中の波にのまれるのではなく、変わっていくことを楽しみながら、前のめりに新しいことに挑戦する人が多いと思います。

ちなみに私自身の話をさせていただくと、実は大学卒業後は学校で教師をしていました。「社会に出たときに必要な力」を教えている自分自身が、世の中についてあまりに無知であることに気づき、30歳で一念発起し、総合商社に転職。その後、アジアで勤務しているとき、少し前まで貧しいと教わってきた国が急成長している現状を目の当たりにし、日本国内の停滞している状況に危機感を覚えました。そのようなときに、「服」という分野で、それまで私が考えもしなかった視座での挑戦をし、日本一に留まらず、本気で世界一の企業になろうとしているこの会社のことを知って衝撃を受け、縁あって働くことになりました。

私のキャリアはやや特殊かもしれませんが、当社ではさまざまな経歴・経験を持つ人々が働いています。そのほかの点では、目的意識やビジョン、使命感を持って働いている人が多いように感じます。仕事の充実感は、人から与えられるものではないので、みんな自分の信念を持ち、自らやりがいを持って仕事をしている印象ですね。

Q.新卒採用の選考フローと、試験の内容を教えてください。

まずはファーストリテイリンググループとして1次選考を行い、2次選考以降はユニクロ・ジーユーのブランドごとに行います。ユニクロとジーユーの両方の採用選考を受けていただくこともできるので、なかには2ブランドから内定を得る方もいます。選考を進んでいくなかで企業理解を深め、どちらのブランドで働くかを決めていただければと思います。

新卒採用では、人物を重視しています。私たちの仕事はお客様に接する仕事です。スキルや専門性よりも、時代が変わっても人とかかわり、多くのことを吸収しながら、世の中から求められるものを生み出していくことができる人を採用したいと考えています。新卒採用者には、先輩や専門性の高い中途入社者とどんどんかかわりながら、当社の価値・よさを世界中に広めてくれることを期待しています。

※新卒の場合、株式会社ファーストリテイリングへの配属は行っておらず、ユニクロあるいはジーユーで採用された方が店舗での勤務を経たのちに、本人の希望などに応じて、ファーストリテイリングへ異動するケースがあります。

Q.dodaキャンパスに登録している学生に期待することは?

就職活動に関しては、「こうすればいい」といった先例であったり、マニュアルのようなものがあふれていると思いますが、そうした固定化された情報にとらわれずに、dodaキャンパスのような新しいサービスを積極的に利用している点がよいと思います。「常識を変える」ことは、当社の企業理念にも掲げていることなので、きっと当社のスピード感も楽しんでいただけるのではないかと思います。

採用選考には、ぜひ一生懸命取り組んでほしいと思います。与えられた課題に対して、「適当にやっておけば受かるでしょう」というような考え方をする人と、一生懸命取り組む人だったら、誰でも後者と一緒に働きたいと思うのではないでしょうか。

2018年入社の新卒採用で行ったグループディスカッションでは、正しい発言をすることよりも、周りの人と同じテーマに向き合っていること自体を楽しめる人を、高く評価してきました。なぜなら、仕事は一人ではできず、多くの人達と力を合わせていくことが求められるからです。

どんなにキャリアを積んでも、世の中が常に動いて変化している以上、仕事というものは今までに経験したことのない出来事の連続です。そのときに、過去の経験に基づいて「正解」を探すだけでなく、それを踏まえながらも、いま目の前で起きていることに本気で向き合い、勇気を持って一歩を踏み出すことも必要です。このようなことにワクワクできる、そんな気概を持った学生さんに出会えるのを楽しみにしています。

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