マナビジョンキャリアトップ就活対策ちょこっとキャリアアップ講座(1)~将来も左右する!? 失敗しないサークル選び~

ちょこっとキャリアアップ講座(1)~将来も左右する!? 失敗しないサークル選び~

  • 就活対策
  • 2017.04.03

「大学生になったらサークルに入ってたくさんの仲間をつくり、練習に明け暮れたり、飲み会をしたりして楽しい時間を過ごしたい!」

就職ジャーナリスト 常見陽平さん

こう考える人も多いのではないだろうか?大学には体育会系、文化系など、さまざまなクラブ・サークルが存在する。大学の中だけではなく、複数の大学で一緒に活動する「インカレ(インターカレッジ)サークル」に所属することもできる。活動内容も幅広く、最近では国際交流やビジネスコンテストへの参加、行政の街おこしイベントへの参加などを主な活動とするサークルに所属する人も多い。

こんなに複数の選択肢の中から、何を基準に選べばいいのだろう? 就職ジャーナリストとして多くのメディアで活躍し、大学生から絶大な支持を受ける千葉商科大学国際教養学部 専任講師の常見陽平さんに聞いてみた。

サークル選びは企業選びと同じ
「内容」と「人」をチェックしよう

常見陽平:自分の所属組織を選ぶという点でいうと、サークル選びは、就活時の企業選びに似ています。サークル選びも企業選びも次の3点を考えて、どんな組織に入るべきかを決めていくといいと思います。
1. 何をやるか

サークルの活動や仕事の業務は、自分が熱中できることか。

2. だれとやるか

ともに時間を過ごす人はどんな人なのか。

3. どうやるか

取り組む姿勢はどうか。

まずは、何をやるかですが、興味に従ってなんでもやってみればいいと思います。こんなことを言うと無責任だと思われるかもしれませんが、サークルは途中で辞めたり、ほかのサークルに移ってしまってもいいのです。もちろん、辞める前には、課題を解決できる方法はないか考え、努力することも必要ですが。

就活のときに、サークルを途中で辞めたり、変わったりしたことがマイナスになるのではないか、と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。就活や資格の勉強などほかのことで忙しくなったからサークルを途中で辞めた、という大学生はたくさんいます。

それと、サークルは、一つに絞る必要はありません。複数のサークルに入ると人脈も広がりますし、必然的に忙しくなるので、時間管理を工夫しながら多くのことをこなす能力もアップします。

大学のサークルは多様で、高校生まではあまり見かけなかったものにもチャレンジできます。もし、これまでにバリバリの硬派な体育会でやってきた人も、あえて今までやったことのないストリートダンスサークルに入ってみるなど、全く違うことにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。先輩との上下関係のルールの違いなどに、はじめはとまどうかもしれませんが、価値観も広がりますよ。

「この人たちと一緒にやっていきたい」
と思えるサークルを選ぼう

常見陽平:次は、だれとやるか、ですね。サークル選びでは、ここが超重要です。優れた人との出会いは人を大きく成長させますし、魅力的な仲間とともに練習に熱中したり、語り合ったりする時間は、かけがえのない思い出となるでしょう。

先輩や友人に、「あのサークルにはどんな人がいるか」を聞いてみましょう。そして、新歓コンパや練習などに参加して、「すごい」と思える先輩や、おもしろい先輩、意欲的な仲間が多いサークルを選びましょう。 

高校までそれほど接点がなかったタイプの人がいるサークルも世界が広がっていいと思いますが、ノリが自分とあまりにもかけ離れていると、結果的に続かないこともあります。

例えば、頻繁に飲み会を開催していて楽しそうだと思ってイベントサークルに入っても、はじめは楽しかったけど、だんだんと雰囲気についていけなくなった、という話はよく聞きます。「そのサークルの人たちと一緒にいたいか」「その人たちの仲間に入りたいか」という視点で選びましょう。

最後は、どうやるか、ですが、サークルの活動頻度(週何回、どれくらいの時間活動するのか)について確認してみるといいでしょう。別にこれは一生懸命バリバリと取り組むサークルが良いとは限りません。自分はどの程度、サークルに没頭したいのかも考えてみるとよいでしょう。

誘われたら乗ってみる!フットワークの軽さも大切

常見陽平:ここまでサークル選びについていろいろと言いましたが、深く考えすぎず、はじめは友人に誘われるがままにスタートしていいと思います。

私はお笑い芸人のアンジャッシュの渡部建さんと何度か仕事でご一緒したことがあるのですが、彼は当初お笑いの道に進むつもりは全くなく、高校の同級生だった相方の児嶋さんからの誘いを受け、なんとなくステージに上がったところ、拍手を受け、病みつきになり現在に至るとのことです。何がきっかけで道が拓けるかわからないので、大学生活では、「なんでもやってみる」の姿勢でいきましょう。

プロフィール

常見陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師/働き方評論家/いしかわUIターン応援団長 。北海道札幌市出身 。一橋大学商学部卒業、同大学大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)

リクルート、バンダイ、ベンチャー企業、フリーランス活動を経て2015年より千葉商科大学国際教養学部専任講師。専攻は労働社会学。大学生の就職活動、労使関係、労働問題を中心に、執筆・講演など幅広く活動中。『「働き方改革」の不都合な真実』(おおたとしまさ氏との共著 イースト・プレス)『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社新書)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など著書多数。

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