マナビジョンキャリアトップ就活対策ちょこっとキャリアアップ講座(5)~せっかくなら、将来に役立つアルバイトをしよう!~

ちょこっとキャリアアップ講座(5)
~せっかくなら、将来に役立つアルバイトをしよう!~

  • 就活対策
  • 2017.08.07
就職ジャーナリスト 常見陽平さん

夏休みで、アルバイトに挑戦しようと考えている人もいるだろう。それなら、就職やスキルアップに役立つアルバイトを選んでみよう!

前回に引き続き、『就活難民にならないための大学生活30のルール』の著者であり、就職ジャーナリストとして多くのメディアで活躍し、大学生から絶大な支持を受ける千葉商科大学国際教養学部 専任講師の常見陽平さんに、大学1年生にオススメのアルバイトを聞いてみた!


アルバイト選びは、時給より内容重視!

常見陽平:みなさんは、どんなことを基準にアルバイトを選びますか?

「たくさんお金を稼ぎたいから時給のいいところ」という人もいることでしょう。もちろん、目的がはっきりしていればそれだけで選ぶのもいいと思いますが、せっかくなら大学卒業後の進路につながる仕事を選びましょう。

「キャビンアテンダントになりたい」という夢を叶えた学生からこんな話を聞きました。彼女は大学時代、将来の目標を叶えるためには、語学力やホスピタリティが必要だと考えました。そこで、「この力が身につくかどうか」という基準でアルバイトを探すことに。語学力をつけるために、外国人のお客さんが多い六本木のカフェの求人を探して応募。違う時期には、ホスピタリティを磨くためにホテルで働きました。どちらのアルバイトも、「将来のために成長している!」という実感が持てるため、とても楽しく働けたそうです。

将来志望している業界や職業が決まっているのであれば、なんとかして関連するアルバイトを探しましょう。アルバイトというと、飲食店や販売の仕事を思い浮かべる人も多いと思いますが、マスコミ関係やベンチャー企業などでは多くの大学生アルバイトが会社員とともに働いていますよ。

長所を生かしたアルバイトをするのも◎

常見陽平:将来の目標がまだはっきりしていないという人は、自分の得意分野を生かしたアルバイトをするのもいいでしょう。向いていることでお金儲けができるので、ストレスも少なく効率的です。

語学が得意な学生は通訳の仕事を探したり、ITやデザインが得意な人はWEB制作会社で働いてみるのもいいでしょう。私も自分のホームページをリニューアルしたときは、知り合いの学生に依頼しました。制作会社にお願いするよりも安い値段で満足のいくものをつくってくれましたし、学生もスキルを生かして儲けることができて喜んでいました。

アルバイトで実績を積むと、就活のときに、得意なことをビジネスで役立つ能力としてアピールしやすくなるのでオススメです。

いいアルバイト先は求人情報以外のところにある!?

常見陽平:アルバイト選びの際、インターネットの情報サイトや、求人情報誌などで探す人も多いと思いますが、いいアルバイト先は実はほかのところにあります。

例えば、自分の興味のある業界とつながりのある先生と仲良くなると、仕事を紹介してくれることもあります。実際に私自身、ビジネスでつながりのあるいろいろな人から「優秀な大学生を紹介してくれない?」と言われますし、学生を紹介することもあります。大学の外でも仕事をしている先生に「将来、こういう仕事をしてみたいと思っています。自分にできることがあったら声をかけてください」と言っておくといいと思います。相談する先生は、自分の学部以外の先生でもいいし、他大学の先生でもいいでしょう。

いい話は、人が持ってきてくれるものです。「いいアルバイトない?」と信頼できる友人・知人に声をかけておくのもいいと思います。

…ちなみに余談ですが、みなさんのなかには、「この教授の授業を受けたい!」と思って大学を選んだものの、その大学に不合格になった人もいるかもしれません。
でも、あきらめる必要はありません。「どうしても先生の指導を受けたい、なにかできることはないか」という旨を手紙に書いて送れば、書籍の執筆の手伝いなど、何かの仕事を与えてくれる可能性もあるでしょう。実際に私も何人か大学生アルバイトを雇っていますが、自分が教えている千葉商科大学以外の学生もいます。

企業は、大学生アルバイトを求めている!

常見陽平:求人情報を出していないからといって、その企業が十分な人材を確保しているとも限りません。特にITやベンチャー企業、出版関係は人手不足で、「安く起用できる学生バイト」は重宝されることも多いと思います。

データ入力などの単純作業も多いのですが、その業界や企業の実態がわかりますし、社会人とつながりを持つことは就職活動においても、その先のキャリアにおいてもメリットが多いはずです。

アルバイトをしたい企業があれば、電話やメールで「何かお手伝いできないか」と聞いてみましょう。何事も積極性が大切ですよ。

プロフィール
常見陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師。就職ジャーナリスト。一橋大学商学部卒。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。著書に、『就活難民にならないための大学生活30のルール』(主婦の友社)、『「就活」と日本社会―平等幻想を超えて』(NHK出版)、『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)ほか多数。

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