マナビジョンキャリアトップ就活対策キャリアアドバイザーが伝授!強い自己PRのつくり方 第5回 ~添削指導ビフォーアフター【サークル・卒業研究をテーマにした自己PRの改善例】~

キャリアアドバイザーが伝授!強い自己PRのつくり方 第5回
~添削指導ビフォーアフター【サークル・卒業研究をテーマにした自己PRの改善例】~

  • 就活対策
  • 2018.01.09

企業に訴えかける効果的な自己PRをつくるための連載。5回目の今回は、サークル活動や卒業研究をテーマにした自己PRを、ベネッセi-キャリアのキャリアアドバイザー孫田博美さんが添削指導。添削前と添削後では、どのように変わったのだろう。

プロフィール
ベネッセi-キャリア 孫田博美
ベネッセi-キャリア「doda新卒エージェント」キャリアアドバイザー。国家資格である米国CCE、Inc認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラーを取得。今までに1,000人以上の大学生のカウンセリングを担当し、内定に導いている。

ケース1:サークル活動を題材にした自己PR

添削前の自己PR

私の強みは、周りを巻き込む力があること、そして継続して努力できることです。

部長を務めている水上スキー部では、チームでの優勝をめざし、メンバーのモチベーションを高めるために明確な目標を掲げ、どうしたらもっと練習効率が上がるのか話し合いの場を多く設けました。さらに、私個人でもさらに上位の成績を残すためにスキルの強化が必要だと思い、毎朝4時に起きて全体練習の前に個人練習を1時間行いました。結果的に、当初の目標であった県大会優勝を果たすことができました。持ち前のチャレンジ精神を生かし、貴社で働きたいです。

【ここがNG!】強みが複数にわたっている

クラブ・サークルを題材にする場合にありがちなNGです。優勝するためのチームでの取り組みと、個人での努力を両方書く人がいますが、アピールすべきことはひとつに絞るのがベターです。連載の1回目でもお伝えしたように、ひとつの強みについて詳しく語るほうが効果的です。エピソードが具体的であればあるほど、採用担当者に「うちでこんなふうに活躍してくれそうだな」と想像してもらいやすくなるでしょう。

【ここがNG!】強みが文章の途中で変わっている

冒頭で「強みは周りを巻き込む力があること」「継続して努力できること」と言っているのに、文章の最後には「持ち前のチャレンジ精神を生かし~」と、突然強みが変わってしまっています。言葉の重複を避けたほうがいいと考えたのかもしれませんが、ここで挙げられている「周りを巻き込む力」「継続して努力できる」「チャレンジ精神」はそれぞれ全く別物。

基本的には、はじめに「私の強みは~です」と端的に述べ、それを裏付けるエピソードを語り、最後にもう一度「このように~な強みを貴社で生かしたい」とまとめるのがわかりやすい書き方です。

添削後の自己PR

私の強みは、周りを巻き込む力があることです。

部長を務めている水上スキー部では、チームでの優勝をめざし、メンバーのモチベーションを高めるために明確な目標を掲げ、どうしたらもっと練習効率が上がるのか話し合いの場を多く設けました。結果的に、当初の目標であった県大会優勝を果たすことができました。貴社の仕事では、困難なことがあっても周りと協力して乗り越えていきます。

改善点

  • 強みを、「周りを巻き込む力がある」という点に絞った
  • 文章の最後にもう一度、「課題は周りと協力して乗り越えていきたい」と強みを語った

ケース2:大学での卒業研究を題材にした自己PR

添削前の自己PR

私の強みは、最後まで粘り強く取り組めることです。

授業が忙しく、4年生になってもなかなか卒業研究に取り組めない状況だったのですが、秋頃にようやく取り組めるようになりました。なんとかあと一歩で完成というところまで進めていたのに、提出締め切りの1週間前に実験に失敗する挫折を味わいました。しかし、持ち前の粘り強さであきらめずに、失敗の原因を突き止めた結果、締め切りに間に合い、最終的に優秀な成績を収めることができました。

【ここがNG!】強みとエピソードがつながっていない

そもそも、締め切りギリギリで仕事を間に合わせるような社会人では困ります!

冒頭で示しているのは「粘り強く取り組む」という強みですが、このエピソードからはその我慢強さが全く伝わってきません。強みを裏付けるのであれば、長期スパンでじっくり取り組み、何度挫折を経験してもあきらめなかったというエピソードのほうがいいでしょう。

【ここがNG!】不要な状況説明が書かれている

苦労した経験を伝えたいために、不要な状況説明を書くのも大学生にありがちなNG例。「授業が忙しくて卒業研究に取り組めない」ことは、「粘り強く取り組める」という強みと全く関係ありません。強みを語る際に関連のないことは書かないようにしましょう。それどころか、「なぜ3年次までに単位を取得しておかなかったのだろう」「計画性がないのではないか」とマイナスの印象しか与えないので、削除しましょう。

添削後の自己PR

私の強みは、最後まで粘り強く取り組めることです。

卒業研究に選んだテーマは過去の研究資料が少なかったため、自分でゼロから文献を調べ、周りの人に相談をしながら研究方法を組み立てました。想定とは違う結果が出ても、その都度もう一度調べ直し、周りの人に相談しながら原因を突き止め、改善を繰り返しました。別の研究テーマにしたほうがいいのではないかとあきらめそうになったこともありましたが、粘り強く取り組んだ結果、これまでだれも発表していなかった結論を導くことができ、成績優秀賞を収めることができました。

改善点

  • 長期スパンでの取り組みを語ることで「粘り強さ」をアピールした
  • 不要な状況説明を削り、強みを裏付けるエピソードを具体的に語った

今回のポイント

  • 自己PRでアピールするのは、ひとつの強みに絞る
  • 強みを裏付けるエピソードは具体的に語る
  • 強みとエピソードの関連性をしっかりと確認する

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