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大学・就活で役立つIT豆知識 powered by Udemy < はじめての「ウェブサイト制作」編(前編)>

  • スキルアップ
  • 2017.06.26

サークルやゼミ活動、学園祭など、イベントの告知をしたい時。FacebookやTwitterだけでなく、できれば自分でかっこいいウェブサイトを作りたい…と思ったことはないだろうか。しかし、いざウェブサイトを作ろうと思っても、何から始めたらいいかわかりにくいものだ。そこで、エンジニアおよびプログラミング講師として活躍している井上博樹さんに、大学生におすすめのウェブサイト制作術を聞いてみた。

ウェブサイトを構成する3つの要素

井上さん、サークル活動用にウェブサイトを作ってみたいのですが、私にもできるでしょうか?

井上さん:初めてのかたも気軽に活用できるサービスも増えてきていますよ。一緒に見ていきましょう。
井上さん:まずは基礎知識から。ウェブサイトを作るには何が必要でしょう?

ええっと…まずはページの中身が必要ですよね。文章とか写真とか…。

井上さん:そうですね。文章や写真など、ページの中身(コンテンツ)をウェブサイト用の言葉に書き換えたもの(HTMLファイル)が必要です。
PCでこのサイトを見ている人は、「右クリック>ページのソースを表示」でウェブページの裏側のしくみ(ソースコード)を確認してみよう。
井上さん:でも、HTMLファイルを自分のパソコンの中に置いておくだけでは、他の人が見ることができません。ネット上に公開するには、ウェブサイトの「置き場(サーバー)」と「住所(ドメイン)」が必要です。

なるほど。コンテンツの置き場と、見つけてもらうための住所が必要なんですね。

目的別:おすすめのウェブサイト制作方法

さっそくウェブサイトを作り始めたいのですが、何から手をつけたらよいでしょうか?

井上さん:ウェブサイトの種類によって、作り方が変わってきます。ここでは、目的別に2つの代表的な作り方をご紹介します。

「静的なページ」を作りたい場合

テキスト、動画、音声などが載っているページ
プログラミングなしでサイトを作りたい人におすすめ
コスト無料
サーバー無料サイト開設サービス(Wix.comなど)
ドメインWix.com(無料)または独自ドメイン(有料)
コンテンツ管理画面から投稿フォームにテキストや写真を入力する
難易度
自由度
オリジナル機能のサイトを作りたい人におすすめ
コスト年間数千円
サーバー

共用型レンタルサーバー(ロリポップやさくらスタンダード等)にWordpressなどのコンテンツ管理システムをインストール

またはPHP/Perl/Pythonなどのプログラミング言語でCGIプログラムを作成(※ただし制約が多い)

→ 1台のサーバーを50-100ユーザーで共用

ドメイン

独自ドメイン(有料)を使用可能

サービスプロバイダーの無料ドメインも使用可能

コンテンツ

Wordpressならブラウザ上で入力可能

独自作成の場合はFTPなどでアップロード

難易度
自由度

ウェブを活用したサービスを作りたい場合

FacebookのようなSNSサービス、メルカリのようなマッチングサービスなど
データベースなどを使用したマッチングサービスや検索サービス、有料サービスなどを作りたい人におすすめ(低コスト)
コスト月1,000円~
サーバー

クラウド(VPS)サービス(さくらのVPS、Digital Ocean、AWS* EC2等)*Amazon Web Service

→ 大型サーバーで複数のOSが稼働

ドメイン

独自ドメイン(有料)を使用可能

サービスプロバイダーの無料ドメインも使用可能

コンテンツ

Ruby on RailsやPython/Django, PHP/Laravelなどのプログラミング言語で開発

モバイルアプリのバックエンドにも使用可能

難易度
自由度
データベースなどを使用したマッチングサービスや検索サービス、有料サービスなどを作りたい人におすすめ(高コスト)
コスト月10,000円~
サーバー

専用サーバー(ベアメタル等)

→ 自分専用の物理サーバーを占有できる

ドメイン

独自ドメイン(有料)を使用可能

サービスプロバイダーの無料ドメインも使用可能

コンテンツ

Ruby on RailsやPython/Django, PHP/Laravelなどのプログラミング言語で開発

モバイルアプリのバックエンドにも使用可能

よりセキュリティを強固にしたり、応答速度を高速にしたり、物理サーバーを占有したい場合におすすめ

難易度
自由度

プログラミングをしなくてもウェブサイトを作れる方法があるんですね。

井上さん:そうですね。テンプレートを活用して簡単にウェブサイトが作れるので、はじめての人にはおすすめです。でも、プログラミングを身につけると、できることの幅がぐっと広がりますよ。私は大学生の頃に学園祭で、占いサービスを作って販売し、10万円ほどの収益を出したこともあります。

自分のアイデアを形にできて、お小遣いにもなるなんて。ちょっとプログラミングに興味が出てきました。

プログラミングを身につけるとどんないいことがある?

井上さん:プログラミングを身につけると、将来の仕事でも役立つと思います。

1.アイデアを形にしてリリースできる力が身につく

ITの力で解決したい課題があるならば、自分で作れるようにしてサービスを提供するほうが手っ取り早いものです。外注するには予算を獲得したり、エンジニアに説明しなくてはならず、時間もお金もかかります。

2.今ある「ホワイトカラー」の仕事が消滅するかもしれない

AIによるオートメーションによりホワイトカラー(いわゆる文系職)が国際的に消失しつつあります。UC Berkeleyやスタンフォードのビジネス系学科などでもデータサイエンスは必須になっていて、それができないとシリコンバレーなどでは職が得にくくなっています。日本もそうした傾向が見られるので、データサイエンス(統計解析)やかんたんなプログラミング(売り上げやアクセスログなどの解析)はできた方が有利です。

3.活躍の場が広がる

貧困、教育、福祉、環境問題などの問題解決にIT利用、AI利用が注目されています。今後、そうした分野での人材不足は明白なので、できるようになっておくと可能性が広がります。

なかなか奥深いプログラミングの世界。いったいどんなことができるのか、もっと知りたくなってきました。次回は、さまざまなプログラミング言語の特徴について解説していきます。

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