マナビジョンキャリアトップスキルアップ【IT×ものづくりの世界】「アプリ企画担当」のお仕事をのぞき見!

【IT×ものづくりの世界】
「アプリ企画担当」のお仕事をのぞき見!

  • スキルアップ
  • 2017.08.22
株式会社ベネッセコーポレーションで英語学習アプリを担当している渡邊久珠子さん

みなさんは、1日に何回「アプリ」を立ち上げるだろうか? 友人とのやりとりや買い物、写真や動画の加工など、生活に欠かせない存在となっているアプリサービス。そんな身近なサービスだが、どんな仕事の人がどのように関わって作っているのかは、なかなか見えづらいもの。「アプリ企画」の仕事とはどのようなものなのか、小学生向けの英語学習アプリを担当している、株式会社ベネッセコーポレーションの渡邊久珠子さんにお話を聞いてみた。


企画から公開までをリードする旗振り役!
「アプリ企画」のお仕事

今はどのようなアプリを担当しているのですか?

渡邊さん:Challenge Englishという小学生向けの英語学習アプリを担当しています。タブレット、パソコンなど、さまざまなデバイスでゲームやクイズを通じて英語を学ぶことができます。
キャラクターと一緒に英語を学べる学習アプリ

一つのアプリは、何人くらいで作っているのですか?

渡邊さん:今作っている単語テストのアプリについては、企画担当は2人です。
でも、アプリが世に出るまでには多くの人の協力が必要で、例えばアプリを開発する制作会社のディレクターさん、プログラマーさん、デザイナーさん、システム開発会社のかた、専門家の先生、キャラクターの声を担当するナレーターさん、テストをしてくださるテスターやモニターのかたがたなど、たくさんの人と一緒に作っています。

3か月密着!学習アプリができるまで

ステップ① 企画・依頼
  • お客さまのニーズや市場環境を分析し、企画を立てます。
  • 専門家の先生に内容をチェックしてもらいます。
  • 原稿やイメージラフを書いて、アプリ開発会社やシステム開発会社に依頼をします。
こんな画面にしたい、というイメージをデザイナーさんに伝えます。
ステップ② 収録・制作
  • アプリ開発会社のかたが、アプリの画面デザインを起こしてくれます。
  • 原稿に合わせて、キャラクターのナレーション音声を収録します。
スタジオでナレーション収録を行います。自分が書いた原稿が、キャラクターの声になっていきます。
ステップ③ ユーザーテスト
  • 画面とキャラクターのナレーションをもとに、アプリ開発会社がアプリのテスト版を作ってくれます。
  • 対象年齢の子どもたちを集めて、実際にテスト版を使ってもらいます。
子どもたちが教材を使う様子を観察します。楽しく学べるようになっているかな?
ステップ④ フィードバック
  • 子どもたちの様子をもとに、テスト版について改善したい点をアプリ開発会社に伝えます。あわせて、文字や内容に間違いがないかチェックを重ねます。
内容に間違いがないか、使いやすくなっているか、入念にチェックを行います。
ステップ⑤ 最終チェック・公開
  • スマートフォンやタブレット、パソコンなどすべての対象デバイスで問題なく使えるか、テスターさんに手伝ってもらいながらチェックを行います。
  • 公開できるクオリティになっているか、アプリ開発会社・システム開発会社と共に、最終チェックを行い、無事リリースとなります。
完成!全国の子どもたちにアプリが配信されます。

ひとつのアプリができるまで、本当にたくさんの人が関わっているのですね!

渡邊さん:そうですね。子どもたちが楽しく学べるように、さまざまなかたの力をお借りしながら作っています。同時に、間違いがないように、最後は自分の目でチェックすることも大切にしています。

うれしいのは、お客さまとのリアルタイムのつながり

アプリ企画のお仕事で、やりがいを感じることは何ですか?

渡邊さん:アプリを通じて、今何人の子どもたちが勉強してくれているな、ということが手に取るようにわかることがとてもうれしいです。アプリを使って英語が身についたという声や、もっと英語を身につけるにはどうすればいいですか、など前向きな質問をいただくことも多く、子どもたちの生の声に元気をもらっています。

アプリ企画のお仕事を進めるうえで、大事なスキルはありますか?

渡邊さん:お客さまのことをよく知ること、そして協力してくださるかたがたと良い関係を築くことを大切にしています。あとは、アプリの裏側のシステムのことが少しでもわかっていると、よりおもしろい企画を出すことができると思います。例えば単語テストのアプリでは、全国の小学生が単語テストをがんばると、みんなの点数の合計に応じてコインがもらえる、という参加型のお楽しみ機能があります。システム側でどんなデータを持っているかを知っていれば、こういったアプリならではの企画を立てやすくなると思います。

これから就職活動を迎える学生に向けて、メッセージをお願いします。

渡邊さん:私はずっと英語を教えることに興味があったのですが、就職活動をする前は、自分がアプリ企画の担当になるとは思っていませんでした。自分の可能性を狭めてしまうのではなく、幅広くいろいろなことに興味をもって、とにかく試してみることが後々役に立ってくると思います。また、商品やサービス企画の仕事に興味のある人は、今、世の中で人気のあるものがなぜヒットしているのか、自分なりに考えてみるのもおすすめです。いつも使っているサービスやアルバイト先に来ているお客さんなどをよく観察して、「なぜそのサービスが選ばれるのか」を考えてみると、自分が将来関わりたい仕事や作ってみたいサービスのヒントが見つかるかもしれません。

私たちにとって身近な「アプリ」は、企画担当をはじめとするさまざまな人の仕事でできていることがわかった。もし、みなさんが企画担当になったら、どんなアプリを作るだろうか?

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