マナビジョンキャリアトップ働き方【Career Interview】株式会社バーグハンバーグバーグ社長 シモダ テツヤさん 引くのも投資!

【Career Interview】株式会社バーグハンバーグバーグ社長 シモダ テツヤさん引くのも投資!

  • 働き方
  • 2018.01.15
プロフィール

シモダテツヤさん

バーグハンバーグバーグ代表取締役。大学卒業後、株式会社paperboy&co.(現GMOペパボ株式会社)でマーケティング業務を担当。そのかたわら、ゆるく笑えるウェブメディア『オモコロ』を立ち上げ、2010年には“日本一ふざけた会社”と称される会社『バーグハンバーグバーグ』に発展させて独立。「営業なし」「ふざけられない仕事は受けない」という方針を掲げるなか、“おふざけ”を本気で楽しむ唯一無二の存在として、大企業からもオファーが殺到するほどの会社に成長させている。

バーグハンバーグバーグ社のHP。会社のサイトにも“おふざけ”が随所にちりばめられている。

お笑いはお笑いだけのものじゃない!?

「社長になりたい」という展望が、学生時代からあったのですか?

シモダさん:いえいえ。恥ずかしながら高校生のときは、「芸人になろう」と思っていました。卒業後はお笑いの養成所に進むことも考えていたものの、一緒にお笑いをやっていた相方みたいな友人に、「俺は音楽がやりたい」とぶっちゃけられて夢は振り出しに(笑)。仕方なく大学に行って「何しようかな」と思っていたときに、インターネットでおもろいサイトを見るようになり、「お笑いって芸人だけのもんじゃないんだな」ということに気づいたんです。ちょうどインターネットが普及し始めた時期だったので、「今から何かしらやっておけば、先行者利益でご飯を食べられるくらいにはなるかな」という思いもありました。

そうして始めたのが、文章だけで人を笑わせるお笑いサイトです。「自分のおもろさを試してみたい」みたいな気持ちもあったので、自分が書いたネタみたいなものに反応が来て、アクセス数が増えていくのがとても楽しく、気づけばどハマりしていました。とはいえまだそれだけでは食べていける時代ではなかったので、同じようなことをやっている人たちは就職をきっかけにどんどんやめていくんです。もったいない文化だなあと思っていた僕は、就職してからもサイトの活動は続けていまして、やがておもしろい人たちに声をかけて、おバカな記事専門の『オモコロ』というウェブメディアを立ち上げたんです。

会社員とメディアの編集長、ダブルワーク状態ですね!?

シモダさん:帰宅してからも自分で立ち上げたメディアの作業を8時間くらいやるという毎日で、常にオーバーヒート状態でした。でも、続けているうちに所属するライターは40人くらいに増えていて、仕事の依頼も来るようになって、一つのジャンルを確立しつつあるなあと思うほどに。それが疑似会社体験みたいな感じで楽しかったですし、「会社としてやれるんじゃないか」「プロとしてやってみたい」という思いもあり、まずは3人だけでバーグハンバーグバーグを立ち上げて独立することにしたんです。

会社にするということは給料も発生するわけですから、もちろん最初は不安もありました。根がビビりなので起業前に軍資金として500万円を貯めて備えたり、最初は少ない給料で豆腐ばかりを食べて過ごした時期もありました。そのようななかで、会社のコーポレートサイトや作る広告作品が話題になって、じわじわと売り上げが上昇。3人で起業した会社も今では社員が17人まで増えました。

“らしさ”を守ることで唯一無二になる

趣味が仕事になった今、両者に違いは感じますか?

シモダさん:1年間だけ好きなことをやるだけとか、1回だけヒットを出すことは正直そんなに難しいことではなく、だれにでもできることとは思います。でもそれで食べていくとなると、その状態を継続しなければならない。実はそれが一番難しいので、常に表現方法をアップデートしながら、バーグハンバーグバーグらしさを守るように心がけています。

いい料金を提示されたからって、「まじめなものを作ってください」というリクエストにこたえてしまったら、バーグハンバーグバーグの“おふざけ”のコンセプトが壊れてしまいます。そうなってしまうとほかと変わらなくなってしまうので、「引くのも投資」と考えています。「断ったらもったいない」なんて思わずに、その線引をずうっと守ってきたからこそ、「バーグハンバーグバーグってああいう会社」というイメージが出来上がり、企画会議などで思い出してもらえる会社になれたのだと思います。そしてこれからももちろんそこは崩さず、「これはバーグハンバーグバーグだからこそできる」みたいな場所であり続けたいと思っています。

最後に、就職活動中の学生にメッセージを!

シモダさん:ないですね。

バーグハンバーグバーグの仕事術!

昼寝タイムがある
  • 「制作会社って徹夜で仕事するんでしょ?」みたいな“当たり前”が好きじゃないし、どうせ仕事するなら、人からうらやましがられたいですよね。ちなみに国民の祝日がない6月には、オリジナルの祝日も設けてます。
社員はスカウトがほとんど
  • 基本的に、自分たちが「おもしろいなあ」と思う人に声をかけています。そんなメンバーの共通点は全員マンガをよく読むことかもしれません。「あのシーン」と言ったときに同じ画が浮かぶので、イメージの共有ができるところが強みです。

告知

書籍名日本一「ふざけた」会社の - ギリギリセーフな仕事術
価格800円(税抜)
出版社中央公論新社

シモダテツヤさんの頭の中のほとんどを、200ページほどにまとめた本!バーグハンバーグバーグとはどんな会社なのか?どうやって名作を生み出しているのか?そのすべてがわかる…かも!?

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