s 「読む」「書く」「聞く」だけじゃない!大学入試の英語が変わる! 大学入試英語検定研究室 | Benesse マナビジョン

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「読む」「書く」「聞く」だけじゃない!
大学入試の英語が変わる!

今、みんなが直面している大学入試改革は、幕末から明治にかけての教育改革に匹敵する大きな改革だと言われている。なかでも、英語に関しては、入試の仕組みが大きく変わるんだ。改革の背景には何があるのか、研究室の2人が、入試改革に詳しいベネッセコーポレーションの松原さん(以下、マツバラ)に取材してきたよ。

サワダ:こんにちは!本日は、「大学入試の英語」について、入試改革に詳しいマツバラさんにお話を聞きにきました。今、大きな変化が起きているのは知っているのですが、詳しくはわからなくて…。

サイトウ:ついこの間教えたのに、もう忘れたのか!

マツバラ:まあまあ、そう怒らずに。サワダさんは、「大学入試の英語」って聞いて、何を思い浮かべる?

サワダ:うーん、私が大学を受験したころは、長文読解やリスニング、自由英作文がほとんどだったような…。

マツバラ:そうだよね。実は今そこに、スピーキングテストが加わろうとしているんだよ。

サワダ:え!何だか大変そう。どうしてスピーキングが?

日本のどこにいても、外国人とのコミュニケーションが
欠かせない世の中に

マツバラ:みんなが知ってのとおり、世の中グローバル化が進んでいる。最も顕著なのは、外国で暮らす日本人がどんどん増加していることだ。2015年、外国で暮らす日本人の数は約132万人。5年前と比べると、その数は18万人も増えているんだ。※

サワダ:132万人って、私が好きな奈良県の人口と同じくらいですね!そう考えると驚きです。

サイトウ:長期滞在者の約54%である46万人は民間企業関係者、つまり海外で仕事をしている人たちなんですよね。

サワダ:でもそれって、都市部の大企業に勤める人の話でしょう?地方で働く人たちにとっては、身近な話ではないんじゃ…。

マツバラ:いやいや、地方の中小企業も、海外とのやり取りを活発に行っているよ。2014年、経済産業省は、ニッチな分野において国際的に高いシェアを確保している企業を「グローバルニッチトップ企業100選」として選定したのだけれど、その中にも地方の企業はたくさんある。漁師のノウハウを生かした自動イカ釣機や、世界最大の水族館用アクリルパネルなどを開発する個性的な企業が、地方から世界へ進出しているんだ。

※出典:外務省「海外在留邦人数調査統計」

地方のグローバルニッチトップ企業例
企業名(都道府県)商品・サービスの概要
㈱東和電機製作所(北海道)漁師のノウハウを生かした自動イカ釣機を製造・販売。
㈱冨士製作所(群馬県)あらゆる製法に対応する、即席麺の一貫生産ラインを製造・販売。
㈱あいや(愛知県)抹茶などの茶類を製造・販売。欧米でも抹茶の有機栽培に取り組み、世界各地へ日本伝統の味と文化を紹介。
日プラ㈱(香川県)水槽などのアクリル製品を設計・製造・施工。沖縄美ら海水族館の巨大水槽のアクリルパネルを手掛け、ギネスブックに認定された。

※出典:経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選 選定企業一覧」

サワダ:へぇ~!すごい!日本のものづくりは世界で評価されているのですね。でも、海外とかかわる仕事や海外留学をしない限り、日本で暮らす人にとって、グローバル化って無縁そう。

マツバラ:たとえ一生日本を離れないとしても、日本国内で暮らす外国人が増えている以上、彼らに接する機会は多くなるはずだ。例えば、静岡県浜松市や群馬県大泉町などは、自動車や機械の工場で働く外国人が多く暮らしているし、教育機関や研究機関が集まっている学園都市は、外国からの研究者や留学生が多く、茨城県つくば市の外国人人口は6,041人、総人口の約3%を占めている。※

サイトウ:私たちの会社でも、英語の教材や試験を作る部署には、外国から来た仲間がたくさんいますよね。グローバル展開を進める多くの企業が、海外からの留学生の採用も増やしています。

マツバラ:そうなんだよ。これでわかっただろう?国内外どこにいても、今の高校生が社会に出るころには、外国人とのコミュニケーションが欠かせなくなる。

※出典:平成22年国勢調査

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