流通経済大学/先輩の学問体験記
ディベートを通して多角的に考え方ができるように

※学年は取材時点のものです
私の学科ではこんな勉強をしています

民法を中心に商法や手形法について学んでいます。ゼミでは教授が出題した事例問題に対し、班でまとめたレジュメを提出し、発表、質疑応答の形でディベートを行います。
教授からの総評を受け、次回までに再度レジュメを作成し、1つの事例を3週にわたり取り組みます。教授や他の班の意見を踏まえて見直すことにより、問題についてより多角的に深く理解できるようになりました。また、メンバーとのコミュニケーションや発表を通し、協調性や発言力が身に付きました。
また、7月には他大学との討論会がオンラインで行われ、いつものゼミメンバーとは違う学生とのディベートを通して、違う視点からの考え方を知ることができました。時間内に自分たちの意見をわかりやすく伝える方法や、質問の仕方も学ぶことができ、貴重な経験になりました。
この学部・学科を選んだワケ・きっかけ

高校3年生の時に「経済活動と法」という授業で民法や商法に興味を持ち、法学部を志望しました。そのなかでも流通経済大学法学部ビジネス法学科を志望したのは、裁判傍聴や、企業法務の外部講師の方の講義を受けられると知ったからです。法の知識が社会でどのように活用されるのかを学ぶことができるのは、将来非常に役立つと感じました。また、キャリア教育などの就職支援制度や、資格取得のための講座が充実していることも理由のひとつです。学生が積極的に挑戦する環境が整っていると感じ、進学を決めました。
この学問のココがおもしろい!
授業の事例問題には正解がないので、3週のうちに適用条文を変えたり、多くの学説を検討したりします。実際にほかの班と条文や学説が違ったり、結論は一緒でもそこに至る理論の構成に違いがありました。その経験から、普段の生活や就職活動の際にも、ほかの考え方や方法はないか考えられるようになりました。特に就職活動でのグループディスカッションでは、話し合いが詰まってしまった時にも積極的に意見することができ、ゼミでの経験が生きていると実感しました。
卒業後はハウスメーカーに入社予定です。マイホーム購入というお客様の夢や理想を実現できるように、信頼されるようになりたいです。そのために、ゼミで学んだ民法の知識を生かした資格取得の勉強や、会社の商品についての知識を身に付けているところです。