SDGsへの取り組みの詳細情報
SDGsへの取り組み

【学科】 政治経済学科
西海洋志先生
「平和学」の考えで、諸問題に多角的なアプローチを試みる

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世界の問題解決は、一人一人の行動から! 学生の気づきをサポート
きっかけとめざしていること
私は高校時代、「なぜ、世界から紛争や戦争がなくならないのだろう」という素朴な疑問を抱き、大学では主に国際政治学を学びました。知識が深まるにつれて、表面上は争いがなくても平和とは言えない状態がある、貧困や差別などさまざまな問題が存在している状態も平和ではない、と知るようになりました。
現在は、そうした争いの背景にも目を向けて、紛争解決や「より平和な世界」をめざす、「平和学」の研究者として国際社会の動きを考察しています。
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取り組んでいる研究
「平和学」では、目に見える暴力だけでなく、社会の中に存在する不平等や差別も暴力と捉えます。その領域は幅広く、経済格差、教育格差、ジェンダーの問題など、SDGsのほぼ全ての目標と結び付いています。授業では、一方が得をして一方が損をするのではなく、双方に利益をもたらす考え方(トランセンド法)など、紛争解決の考え方を学ぶほか、動画の視聴やグループワーク、ゲストスピーカー(国連職員など)との対話を通して世界の諸問題について考えます。新聞記事を使ったグループワークでは、記事内容を多角的に読み取り、ディスカッションを通してSDGsとの関わりを探りました。学生には、世界の問題は自分ともつながっていると気づき、行動に移すきっかけを「平和学」を通して見つけてほしいと願っています。
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