とうかい

東海大学

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学部・学科

先輩の学問体験記

人の役に立つ研究の実用化をめざして

大学院 総合理工学研究科 総合理工学専攻(学部:工学部動力機械工学科)博士課程 2年 
千賀麻利子さん

出身高校
北海道 私立函館白百合学園高校

部活や課外活動
小学生の時から習っていた箏を高校生の時にも続けて取り組んでいました。徐々に弾けるようになるうれしさは、研究で成果を出すことと通じており、その積み重ねの大事さを習い事から学んでいたように思います。

高校時代の勉強法(特に入試対策)
普段の勉強法としては、英語・古文・漢文は授業の予習に力を入れていました。和訳や現代語訳をすることで、自分の苦手な文法や単語を理解したうえで授業に臨みました。理系科目(特に化学・物理)は、その日のうちに自宅で復習し例題を解くようにしていました。
本格的な受験勉強を開始してからは、模試の点数が上がらない焦りや不安から、良いと聞いた勉強法にとりあえず手を出してしまい続かないこともありました。また、複数の問題集に取り組むことで不安をなくそうとしましたが、それでは常に同じ系統の問題が解けないことや、内容を理解しないまま進めていることに気がつきました。そこで、ひとつの問題集でわからないところを繰り返しチェックしながら、きちんと理解して解けるようにすることを心掛けるようにしました。その結果、だんだんと解ける問題が増えていくようになりました。また、問題集を1冊解き切ったことが自信につながったとも思います。

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先輩はこんなことを学んでいます

千賀さんが研究している熱音響エンジン

私の学科ではこんな勉強をしています

現在の研究テーマは「熱音響現象」です。これは温度差で音波を発生させたり、音波の持つエネルギー(音響パワー)を増幅させたりすることのできる現象です。この現象を利用した熱音響機関は、車や船、工場などで未利用のまま捨てられてしまっている廃熱や太陽光を再利用することができるエンジンです。熱音響機関で発生した音波は発電に利用することが可能なので、廃熱を電力として再利用し、環境にやさしいシステムとして利用できると考えています。また「音波から温度差をつくる」という作用もあり、廃熱から音波を発生し、その音波を利用して温度差をつくり冷凍することも可能になります。研究室では熱音響機関の実用化をめざしており、私が主に研究しているのは熱音響機関の高出力化や高効率化です。これまでには『熱音響機関を8つ繋げることで音響パワーを100倍にする』という研究を行いました。学会での発表や論文投稿のほか、学生のうちに特許を数件出願させていただいたことは非常に貴重な経験にもなり、研究を実用化したいというモチベーションアップにもなっています。

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自分で考えて研究・実験を行うことが楽しくなったと語る千賀さん

この学部・学科を選んだワケ・きっかけ

中学の頃から物理が好きで、特に機械や車につながる科目が学びたいと思ったことから工学部を志望していました。そんな時、東海大学学生チームの“ル・マン”参戦をニュースで知りました。また、東海大学には動力や輸送機械に特化して学べる「動力機械工学科」があることがわかり、進学を希望するようになりました。入学後、学部3年次の研究室配属のときに「熱音響現象」というものを初めて知り、興味を持ちました。4年次の1年間を学んで、さらにわからないことを研究したいと思うようになり、そのまま大学院の修士課程へ進学しました。振り返ってみると、4年次の卒業研究が自分の成長に拍車をかけたと思います。3年次までに学んだ内容が実際に生きてきたことを感じ、多角的な考え方が必要であることも実感した時期でした。大学院では、自分の研究をいつか人の役に立てるものにしたいという気持ちが生まれ、博士課程進学を決めました。今では視野を広げるために興味のあることだけでなく、他分野の研究内容などを聞いて自分の研究に応用できないかなどと考えるようになっています。

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実用化させたい、という強い思いで研究に打ち込む

この学問のココがおもしろい!

現在の研究の特徴や魅力は、熱(温度差)と音という、一見つながらないように見えるものがつながっていて、さらにそれが身の回りの生活に役立てるかもしれない、という面白さだと思います。比較的新しい分野であることもあり、日々新しい発見ができること、自分の研究が実用化につながっていくかもしれないということが、研究を行う原動力にもなっています。実験は地道で毎日同じことをコツコツと積み上げていく過程もありますが、積み上げたことが成功して結果が出た瞬間が何よりうれしいと感じています。

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これからも課題の解決に取り組みたいと語る千賀さん

将来の夢・目標

将来の大きな夢は、現在の研究テーマである「熱音響機関」を実際に使える形として普及させることです。まだまだ解決しなければならない課題は多くありますが、できると信じて研究しています。最近では自分の数学的な知識や研究に通じる分野の知識が足りないと感じていて、日々勉強しなければいけないなと思っています。実用化に向けて適用できる技術がないかなど、展示会を見て回ることもあり、いつでも研究のことを考えています。

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