りっしょう

立正大学

私立大学 東京都/埼玉県

村上研究室の詳細情報

村上研究室

【研究テーマ】 キリスト教哲学・生命倫理
【学部】 文学部
【学科】 哲学科
【教員名】 村上喜良教授

研究室情報

研究の基礎課題は、キリスト教における教父神学・修道院神学・スコラ神学の基底構造を分析探求することです。それに基づいてなされる研究課題は大別すると2つあります。文化・芸術・思想・哲学の背後に隠れているキリスト教的思考性を分析すること、及び宗教的、おもにキリスト教的観点から現代の生命倫理的問題の解決策を模索することです。その根底にある私の関心は、理性的人間にあるのではなく、罪を犯す弱い人間、死すべき人間、それゆえ不死なる者・永遠なる者へと超越を試みる矛盾した、不条理な、そして悲しくもある人間存在の救いと幸せの問題です。

村上喜良教授の自己紹介

立正大学文学部哲学科卒、上智大学大学院哲学研究科哲学専攻博士後期課程中退、立正大学文学部哲学科助手を経て、現職。帝京平成短期大学看護学科・帝京高等看護学院及び山手メディカルセンター看護専門学校非常勤講師。日本宗教学会会員。

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生きる意味、幸福、罪、そして愛とは何か

不条理、罪を犯さざるを得ない人間に救いはあるか?

まず皆さんに分かってほしいことがあります。哲学は歴史学や経済学などと同じ学問ではありません。歴史学の研究対象は歴史ですが、哲学の研究対象は自分自身です。哲学を研究するとは自分自身の生き方を問うことです。だから哲学するとは学問や研究、簡単にいって勉強することではありません。君が生きることそのものなのです。
では生きるとは何なのでしょうか。人生の意味は幸せになることです。ですが、人は人を傷つけて不幸にします。そのとき自分自身も罪の重荷で自分を傷つけ不幸になります。さらに自分が幸せなとき、実は知らないところで自分の幸せが他者を不幸にしていることがあります。自分と他者の幸せを願いながらも、人は人を傷つけてしまう悲しい存在なのですね。どうしたらこの重荷から人は救われるのでしょうか。
この人間の罪への傾向を、キリスト教は原罪といいます。キリスト教はこの原罪からの救いを神の無限の愛に求めます。その愛とは何か、これが私の根本的な問題意識です。これに呼応して私のゼミ生は宗教とは何か、あるいは宗教的関心はなくとも、生きる意味、幸福、罪、そして愛とは何かをめぐって、自分の生き様をかけて哲学しています。

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研究・演習のポイント

教養と品格を身に付け、真に意見を交わす仕方を学ぶ

哲学は自らが自分自身の生き様を考えることです。しかし、何もないところでは何も考えられません。料理をするのに、材料がなければ始まりませんよね。それと同じで考えるためには、考える材料がなければなりません。同様に、討論も討論すべき内実をもっていなければ、それは討論にならず、たんなるおしゃべりになります。一方、哲学の歴史は考え抜かれ生き抜かれた英知に満ちています。なので、私のゼミでは、自ら考える材料として、それらの先哲たちの英知を、まずは私が講義形式で提供し、ついでそれに対する私の見解を述べます。それを聞いて学生が質問状を提出し、それにまた私が答えるということを繰り返します。そのなかで、人類の知的遺産を習得し、人間としての教養と品格を身に付け、真に意見を交わす仕方を学んでもらいます。そこでは、教師が学生を試すのではなく、学生が教師である私の力量を、生き様を問いただすのです。この様な教授法は中世ヨーロッパの大学で実践されています。そして、これを討論と言ったのです。

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卒業論文テーマ

さまざまな卒業論文を紹介

アウグスティヌスの時間論
それぞれの愛
意志のかなたに幸せはあるか?
宗教多元論
祈りと教会

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卒業後の進路

多種多様な世界に羽ばたき、活躍

大学院に進学し、より深い研究を目指す者、一般企業に勤めて自分の能力を発揮する者、さらには自分の独創的な能力を見出して、編集者、イラストレーターなどの創造的な仕事に就く者、なかには自分で起業する者もいます。とにかく、哲学科で身に付けた生きる力は、どのようなところでも活かせていけるので、多種多様な世界に羽ばたき、活躍しています。

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