首都圏私立大学で学部学科を探そう!

全国各地に大学はあるけれど、特に首都圏には多くの私立大が集まっており、学べる内容や研究テーマもバリエーションが豊か! そこで、興味深い研究テーマを扱っている首都圏私立大学をご紹介します。

学部学科選びのポイント

Point 1学問をキーにして考える。

自分の学びたい学問を考えてみよう!ここで注意したいのが、学問=学部・学科ではない、ということ。学びたい学問は一つとは限りません。例えば「サッカーが好き!」「映画が好き!」など、自分の好きなことから学問を考えることもできます。

Point 2学びの中身を調べる。

学問は「してみたい」を決めるきっかけにはなりますが、学部・学科をそれだけで決めるのはキケンです。例えば、「心理学」と「教育心理学」。同じ心理学という言葉がついていても学びの中身は違います。学びの内容をしっかり調べることが重要です。

Point 3学べる大学を調べる。

同じ学部名、学科名であればどこの大学でも同じ、ではありません。研究分野や学びの環境は、大学によって大きく違います。
大学の資料を読んだり、オープンキャンパスに参加するなどして、自分に合う大学を見つけましょう。

気になる学問系統を見てみよう!

学問系統リスト

人間が生きてきた証しから、人間を理解する文学系統

人間が生み出してきたものを探る

人間は感情と理性を備え、豊かに生きようとする知恵を持った存在だ。現代に生きる人々が人生を楽しみ、今日起こったことをブログに書くように、過去に生きた人々も、自分たちの考えや経験、生きた姿をさまざまな形に残している。このように、人が人として生きてきた証しや、人々が生み出してきたものを研究するのが文学系統だ。

幅広い「文学」の学びを知る

過去の人々は生きてきた証しをどのような形で残しているだろうか。歴史的建造物や文化財、文学、哲学、心理、地理、文化などが、この系統で学べる分野だ。学べる分野が幅広いので、まず、どの分野に興味があるか考えてみよう。過去の人がどんな社会でどんな暮らしをしていたかに興味があるなら歴史学を、日本語の小説に興味があるなら、日本文学を選ぼう。また、日本文学に興味があるなら、どの時代のどの作家を研究したいか、考えておくとよい。学科に設置された研究室や、卒業生の卒論のテーマを調べてみよう。その学部で、どんなことが学べるかわかるだろう。

文学系統の学問一覧
  • 日本文学
  • 外国文学
  • 哲学・倫理・宗教
  • 心理学
  • 歴史学
  • 考古学・文化財学
  • 地理学
  • 文化学

研究テーマ例気になる研究をチェック!

立正大学

教養と品格を身に付け、真に意見を交わす仕方を学ぶ

コミュニケーションの手段、「言葉」を考える語学系統

言葉の意味や起源を知り言葉を使う力を磨く

もしも、世の中から言葉がなくなってしまったら、コミュニケーションは、どうなってしまうだろう。友達に明確に意思を伝えられるのは、私たちが言葉を理解しているからだ。言葉は人々の生活に深く関わっている。では、私たちは言葉をどこまで深く理解できているだろう。「言葉はどうやって生まれたの?」「昔の人々は、どんな言葉を使っていたの?」。言葉に関するさまざまな疑問を解き明かしたいなら、語学を学ぶのが一番だ。好きな言語を専攻して、読む・書く・聞く・話すなど、言葉を使う力を高める。言葉の意味や起源・成り立ち、さらには、言葉が使われている地域に関することまで、言葉をキーワードに幅広い研究ができるのが語学系統の学びだ。

どの言語を学びたいかで学科を決める

興味のある言語があるなら、その言語を学べる学科を探そう。特定の言語の習得ではなく、語源や発音、文法構造などから言語とは何かを追究するなら、言語学が学べる学科を探すとよい。日本語教員志望なら、養成課程のある学科に進もう。

語学系統の学問一覧
  • 外国語学
  • 日本語学
  • 言語学

研究テーマ例気になる研究をチェック!

神奈川大学

日本人らしい英語で自分自身について語ったり、表現することが大事

よりよい社会を築くルールを学ぶ法学系統

人々が幸せに暮らすために必要なルールを作る

価値観の異なる人々が一定の地域に集まり、生活をする。言葉にすると簡単だが、実際は大変なことが多い。誰もが好きなように振る舞っていたら、たちまちのうちに、無法地帯になってしまう。現実社会でも、意見の食い違いによる争いは、日常的に起こっている。法学は、社会のルールやしくみを学び、よりよい社会にするための方法について考える学問だ。法学系統は「法学」と「政治学」に大別できる。法律の歴史をふまえ、リーガルマインド(法的思考)に基づいた法律の解釈や運用を学ぶのが法学。法律に基づいた政策や行政を考えるのが政治学だ。

資格取得や就職支援の情報をチェック

法律と政治学は関連が深く、政治学科に進んでも、法学は一通り学ぶ必要がある。海外の法律や政治に興味がある人は、国際関連の専門科目が充実している大学を選ぼう。また、法曹をめざす人は、法科大学院への進学率も見ておこう。公務員をめざす人は、公務員試験対策講座など、サポート体制があるかどうかも重要だ。

法学系統の学問一覧
  • 法学
  • 政治学

お金やモノの流れとしくみを研究する経済・経営・商学系統

お金やモノの流れに注目してみよう!

買い物をするとき、商品やサービスと引き替えにお金を払う。では、払ったお金はどこへ行くのだろう。そもそも、商品はどこから来たのだろう。そう考えると、お金の流れが見えてくる。モノを作る人がいて、モノの原料を作る人がいる。モノを運ぶ人がいて、お店にきれいに並べられ、消費者の手元に届く。モノの生産も流通も販売も、全ては人の労働によってなされており、労働には必ず対価としてお金が支払われる。この、お金やモノの流れについて学ぶのが、経済・経営・商学だ。

経済理論を学ぶか企業の経営を学ぶか

経済・経営・商学系統の学びは、大きく理論と実践に分けられる。お金の流れや景気の法則・理論を学び、それらに基づいて未来を予測することに興味があるなら経済学を選ぼう。金融、会計などの商取引の知識を身に付け、実際の企業での経営に生かしたいなら経営・商学を選ぼう。会計士や税理士などの資格取得をめざすのもこの分野だ。自分の関心がどちらにあるのかよく考えて、その分野に強い大学・学部を選ぶとよい。

経済・経営・商学系統の学問一覧
  • 経済学
  • 経営・商学
  • 経営情報学

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東京経済大学

「金融」という切り口から経済のしくみを理解する

多様な価値観で成り立つ社会のしくみを考える社会学系統

人が集う社会で、どんな問題が起こっているか

社会とは、複数の人々の集まりのこと。高校も、暮らしている町ももちろん社会の単位だ。学校、組織、地域、国家。どの社会も、そこに集う人々の考えや行動によって、さまざまな関わりがある。社会学とは、人と社会の関わりの中で生まれる現象について研究する学問。学び方は、フィールドワークなどの実地調査や統計分析が基本となる。

社会を切り口に学べる4つの学問

学びの領域が幅広いため、大学選びには注意が必要だ。この系統に含まれる分野は、社会学、社会福祉学、観光学、マスコミ学の4つ。いずれも「社会」をテーマにしているが、学べる内容は大きく違う。さまざまなテーマから、社会の姿を明らかにしたいなら社会学を選ぼう。全ての人が人間らしく生きる方法を探りたいなら、社会福祉学。観光ビジネスについて学びたいなら観光学を選ぼう。マスコミやジャーナリズムの可能性を探りたいならマスコミ学がいい。大学・学部・学科によって得意な研究分野が異なるので、学びたいことは何か突き詰め、大学の情報を調べることが必要だ。

社会学系統の学問一覧
  • 社会学
  • 社会福祉学
  • 観光学
  • マスコミ学

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成城大学

科学的なアプローチからメディアを読み解く

大東文化大学

アイドル歌手から宝塚まで――日本社会を象徴する独特の文化を歴史的に考察する

国と国との利害関係を解決する国際関係学系統

国と国との違いに注目し、平和について考える

世界中の国々は、それぞれ独自の方法で国を運営し、その国ならではの価値観や文化を築いてきた。また、一国の中でも複数の価値観や文化が混在し、異なる宗教を信仰している場合もある。世界に目を向けてみると、価値観の違いから紛争が起こったり、豊かな生活ができる国々がある一方で貧困にあえぐ国も存在したりと、「なぜ?」と思うことがたくさんあると気づくだろう。国際関係学は、「国と国との関係について学び、平和な世界にしていくための方法」を考える学問だ。世界という大きなフィールドが研究領域なので、国際政治や国際経済、国際文化など、幅広い分野の基礎教養を身に付けてから、興味あるテーマを研究するのが一般的だ。

興味のある国際問題を調べてみよう

国際問題には、難民援助や国際紛争、広域にわたる環境問題の解決など、多くのテーマがある。どの地域の国際問題に興味があるのか絞り込み、そのテーマを学べる大学を選ぼう。絞り込めみが難しければ広くテーマを扱っている大学を選ぶとよい。

国際関係学系統の学問一覧
  • 国際関係学

研究テーマ例気になる研究をチェック!

千葉商科大学

1年次から4年次まで段階的に発展する演習型授業

拓殖大学

「ニッポンの社会、文化と観光」

亜細亜大学

日本戦後外交史・国際政治を専門に学ぶ

人々の成長を支えるナビゲーターになる教員養成・教育学系統

教育の対象は子どもから大人まで

生涯学習という言葉がある。「大人になってからも、生涯にわたって学習を続けていくこと」を意味する。この言葉からもわかるように、教育は子どもだけが対象ではない。子どもから大人まで、さまざまな人々を対象に新たな知識を授け、成長や発達を促すことを意味する。幼稚園や小学校、中学校、高等学校の教員になるための課程のほか、学校外での生涯学習や日本語教育のあり方や指導法についても学べる。これらの指導法の根底にあるのが教育史や教育哲学だ。それをふまえ、教育現場で起こっているいじめや不登校などの問題解決に向けてのさまざまなアプローチを研究することができる。

教員になりたいか、教育について研究するか

学校教員をめざしている人は、教職課程を設置している学科を選ぼう。教育系以外の学部・学科でも教職課程を履修できるが、小学校教諭や養護教諭など、他の学部では取得できない資格もあるので注意が必要だ。生涯学習や日本語教育に興味がある人は、自分が望む研究ができるかを確認しよう。

教員養成・教育学系統の学問一覧
  • 教員養成系
  • 教育学
  • その他教育学

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玉川大学

乳幼児期の子どもたちの発達と学びのプロセスを探究

快適に自分らしく生活する方法を考える生活科学系統

私たちの生活をよりよくしていくために

衣食住という言葉がある。生きていくうえで必要な基本的な要素である「衣服」「食物」「住居」のことだ。では、最低限の衣食住があれば、私たちは満足できるだろうか。「栄養満点だが、見た目の悪い食事」や「雨露はしのげるが暮らしにくい住居」が提供されたら、どう感じるだろう。人間は、より快適な生活を求める存在だ。おいしくて栄養価の高い食事、着心地がよく美しい衣服、快適で過ごしやすい住環境、そして次世代を担う子どもを健全に育むこと。それらの実現をめざし、人の生活のあり方そのものについて考える学問が、生活科学だ。

生活の中で、最も興味あることを探そう

多くの場合、生活科学系の学科は家政学部や生活科学部に設置されているが、教育学部や人文学部などにも、生活科学を学べる学科・コースを設置している大学もある。また、食物・栄養学系の学科は、栄養士や管理栄養士の養成を目的としているところも多い。生活科学の何に興味があるのか、まず、興味・関心の方向を明らかにしよう。

生活科学系統の学問一覧
  • 生活科学
  • 食物・栄養学
  • 被服学
  • 児童学
  • 住居学

人の心をわくわくさせるアートを極める芸術学系統

表現するもよし研究するもよし

絵を描くことが好きだから、芸術学系に進みたい。そう考えるのは、ごく自然なことだ。では、絵を描くことは苦手だけれど、芸術作品を鑑賞するのが好きな人は? 芸術学は、表現方法を身に付けるだけでなく、芸術作品そのものについて研究することもできる。芸術作品が生まれた背景や歴史、作品の分析など。つまり、芸術の理論や歴史から表現方法まで、オールラウンドに学ぶことができる。芸術学の表現ジャンルは、絵画や彫刻、音楽から建築デザイン、グラフィックデザイン、写真、演劇、放送、文芸など実に幅広い。表現の基本的な知識と技法を学んだ後、作品制作に入るのが一般的だ。4年間の集大成として「卒業制作」を課す大学も多い。

学びたいジャンルに合った学科を選ぼう

芸術系の学科は、専攻やコースが細かく分かれている場合がほとんどだ。志望する分野について学べる専攻・コースがあるか調べてみよう。音楽系の学科では、個人レッスンが授業の軸となるので、指導教員の実績についても確認しておこう。

芸術学系統の学問一覧
  • 美術・デザイン
  • 音楽
  • 芸術理論
  • その他芸術

人間、社会、自然の課題を多角的に探究する総合科学系統

複数の領域にまたがる研究テーマを扱う

複雑化する現代社会では、社会問題も複雑化し、一つの学問領域から解決を図るのは難しくなりつつある。そのため複数の学問の知識や研究手法を用いることによって、解決の糸口を見いだす総合科学が生まれた。総合科学では、文系・理系双方の学問から一つのテーマに迫る。文化や外国語などの人文科学から、行政や経済、福祉などの社会科学、数理や物理、生命などの自然科学まで、さまざまな学問の知識と手法を駆使し、一つのテーマについて学ぶ。大学ごとに特徴あるカリキュラムが設けられていて、学べる領域もそれぞれ異なる。

学びたいテーマから大学を選ぼう

総合科学系統には、「人間科学」「総合情報学」「総合科学」の3つの学問分野がある。人間科学では、主に心理学や社会学、教育学を柱に、「人間とは何か」について研究する。総合情報学は、情報を応用して、自然や経済、人間、社会など、さまざまな分野で起こる現象を解き明かす。総合科学では、「現代社会で起こっている問題」に焦点を当て、さまざまな角度から問題の原因や解決策を考える。

総合科学系統の学問一覧
  • 人間科学
  • 総合情報学
  • 総合科学

人々の健やかな生活を支える看護・保健学系統

いつまでも生き生きと暮らすために

「健やかな人生を送るには、どうしたらいいだろう?」。答えは、いくつもある。例えば食生活に気をつけること。適度な運動を心掛けること。定期的に健康診断を受けて、いち早く病気を発見すること。予防接種などで病気予防に努めること。看護・保健学は、人々が健康に生活していくための学問だ。患者をケアする看護学、リハビリや診断・治療に必要な検査を行う医療技術、さらにはスポーツと健康の関わりについて学ぶ体育・健康科学、幅広い視点から健康的な生活について研究する保健学などが、この系統に含まれる。

健康を軸に学びたいことを考える

まず、好きなことと健康を結びつけてみよう。体を動かすことが好きなら、体育・健康科学系の学科がオススメ。病気の人の回復を手助けしたいという気持ちが強いのなら、看護学や医療技術系の学科を探してみよう。体育教員、看護師、臨床検査技師、保健師など、めざす職業がはっきりしている場合は、資格取得の可否や、就職先などの実績を確認しよう。

看護・保健学系統の学問一覧
  • 看護学
  • 医療技術
  • 体育・健康科学
  • 保健学

研究テーマ例気になる研究をチェック!

駒澤大学

X線画像の基礎を学び世界の医療に貢献する

人間の体について知り、治療法を探る医・歯学系統

体のしくみと病気、治療法を研究する

医療の専門家である医師や歯科医師。病状を判断して治療を行うほか、予防医療にも力を尽くす。国家資格が必要で、医学部や歯学部では、医師や歯科医師になるために必要な知識と技術を身に付けることができる。医学部と歯学部は、文部科学省が定めた「モデル・コア・カリキュラム」をもとにカリキュラムを組んでいる。そのため、履修科目はどの大学も大きな違いはない。「基礎医学」で体のしくみや各器官の名称・役割などを学習し、その後、「臨床医学」の科目で、病気の症状や診断法、治療法などを修得する。5年次に病院での臨床実習がスタート。患者と接しながら、医療の知識と技術を深める。

学費や奨学金の有無もチェックしよう

私立大学の場合、大学によって学費が異なるので、学費総額や奨学金の有無をチェック。また、将来、臨床医になりたい人は、臨床実習先や実習内容について調べておこう。基礎研究医をめざす人は、研究テーマなども知っておくとよい。地域医療やへき地医療を志す人は、地域枠があるか調べてみよう。

医・歯学系統の学問一覧
  • 医学
  • 歯学

薬の力や不思議を探究する薬学系統

薬が体に作用するしくみを学ぶ

体が少しずつ楽になっていく。これは、薬に含まれている成分が、体に正しく作用しているためだ。医療の現場では、薬を用いた治療(薬物治療)が一般的。薬学は人々が健康に生きていくため、また、病気やケガを治すために欠かすことのできない学問だ。薬学系学部では、薬学研究の土台となる化学・物理・数学を学んだうえで、薬の材料となる化学物質や生物由来の物質について学び、物質が体に作用するしくみを研究する。

薬剤師になるための勉強と、薬の不思議を極める研究

現在、薬学の学びは大きく「臨床系」と「研究系」に分けることができる。臨床系は、薬剤師の養成を前提とした学科だ。6年制の薬学科で学んだ後、国家試験に合格すると、薬剤師の国家資格を取得することができる。研究系は、薬の研究開発を目的に、創薬や薬の作用や副作用などについて研究する。4年制の薬学科を卒業後、大学院に進んで研究をさらに極めていくケースが一般的だ。大学によって、漢方に強いなど得意とする研究テーマが異なる。よく調べよう。

薬学系統の学問一覧
  • 薬学

あらゆる自然現象の法則を解明する理学系統

自然現象には必ず法則や原理がある

雨雲が空を覆い、ピカッという光の後に、ゴロゴロという雷鳴が聞こえてくる。これは、音よりも光のスピードが速いから。私たちは落雷という自然現象から、光や音の原理やしくみを知ることができる。理学とは、世の中に存在するあらゆる自然現象を対象とした学問だ。数学や物理学、化学、生物学、さらには地球科学、情報科学などの学問領域があり、実験と検証・分析を重ねながら、生命や自然、物質の原理や法則を導き出していく。

何を研究したいのかじっくり考えてみよう

高校の物理や生物、化学などの授業を「おもしろい」と思うのなら、ぜひ、大学でどんな研究ができるか確認してみよう。例えば生物学だと、研究対象は植物や動物、または細胞そのものなどさまざまだ。植物を研究対象に選んだ場合も、「植物の形態」や「遺伝子」「進化過程」「分類」など幅広い。また、大学院への進学を考えている人は、進学率や進学先も確認しておこう。理学の研究には実験が欠かせないので、施設や設備などの研究環境も確認したい。

理学系統の学問一覧
  • 数学
  • 情報科学
  • 物理学
  • 化学
  • 生物学
  • 地球科学
  • 総合理学

技術を生かして、世の中をもっと便利に!工学系統

技術を社会に役立て快適さを創造する

「もしも、こんな技術があったら、もっと便利になるのに」。私たちの社会は、「もしも」をカタチにすることによって発展を遂げてきた。例えばスマートフォンや電気自動車、新エネルギー。安全で快適な社会は、技術や製品開発の積み重ねにより成り立っている。工学は、数学や物理、化学などの理学系学問で解き明かされた原理や法則を応用して、新しい技術を生み出す学問だ。幅広い学問領域があり、いずれの学びも「社会に役立てる」という目的に向かって研究する。

好きなことを絞り込み学びにつなげよう

まずは、好きなことを学問分野につなげることから始めてみよう。例えば、自動車に興味がある場合。自動車を設計したいのなら機械工学、自動車部品の材料を研究したいのなら金属・材料工学、自動車を制御する電子回路を作りたいのなら電気・電子・通信工学を選ぼう。目的が絞られてきたら、大学ごとの特徴に注目しよう。カリキュラム、先生の研究テーマ、施設・設備の充実度、大学院への進学率なども確認するとよい。

工学系統の学問一覧
  • 機械工学
  • 電子・電気・通信工学
  • 情報工学
  • 建築・土木・環境工学
  • 応用物理学
  • 応用化学
  • 生物工学
  • 金属・材料工学
  • 資源・エネルギー工学
  • 航空・宇宙工学
  • 船舶・海洋工学
  • 商船学
  • 経営工学
  • 工業デザイン

研究テーマ例気になる研究をチェック!

東京都市大学

先端実験装置を駆使し、液状化などの地盤に関する問題を追求

東京電機大学

医療現場から課題を掘り起こし、解決できる新技術を開発

千葉工業大学

チームマネジメントのプロフェッショナルになる

豊かな実りをもたらす方法を考える農・水産学系統

自然の恵みを、私たちの生活に役立てる

種をまいて、農産物を育てる。海や川で、水産物を水揚げする。家畜の世話をして、繁殖させる。森林を守り、活用する方法について考える。これらは全て、農・水産学の研究範囲だ。地球という惑星の大自然の中にいる人間は、自然の恵みを食料とし、そこから作られた製品を使って生きている。しかし、限られた資源を無計画に使っていたら、たちまち自然は枯渇してしまう。そこで、農・水産学では、「農産物を効率的に生産する方法」や「水産物を養殖・増殖する方法」などを研究する。

農・水・畜産を広い視点で捉える

例えば「農学」では、植物の遺伝や育種、栽培などの基礎研究から、病理、気象まで幅広く学べる。「農芸化学」で植物の生育メカニズムに特化した研究もできる。「農業経済学」で農業経営の方法について学んだり、「農業工学」で生産性を上げるために農地を整備したり、農業機械を改良・開発する研究もできる。実習や実験をカリキュラムに盛り込んでいる大学が多いので、実習先や実習内容などをチェックしておこう。

農・水産学系統の学問一覧
  • 農学
  • 森林科学
  • 農芸化学
  • 農業工学
  • 農業経済学
  • 水産学
  • 獣医学
  • 畜産学

研究テーマ例気になる研究をチェック!

東京農業大学

昆虫から学ぶ未来の作り方

東洋大学

イネの収量と品質に着目した品種改良、植物の環境応答メカニズムの解明