エコスタMENU

研究File.01 生物多様性

Q.1本の木に何種類の昆虫などがいる?

マレーシアの熱帯雨林で、樹木1本にどれだけの生物がいるかを数える調査が行われた。
さて、1本の木に、昆虫とクモは合わせて何種類くらいいただろうか?

答えは・・・

200種類以上

この調査によると、なんと1本の木から、1,705種、12,382個体の昆虫とクモが見つかった。

※2003年7月エンダウ=ロンピン自然保護区における国立科学博物館 野村周平らによる調査。50mのマメ科の木1本に殺虫剤をまき、落ちてきた虫をすべて拾い数えたもの。いかに生物が多様かが実感できる数だね。

地球上にはどのくらいの生き物がいるの?

地球上にはものすごくたくさんの生き物がすんでいる。名前がつけられた生き物だけでも約175万種といわれているんだ。しかし、現在地球上にどのくらい生き物がいるか、実は誰もわからない。それでも約175万種の生き物が見つかり、名前がつけられているが、これはまだほんのわずかにすぎない。特に細菌や線虫などの小さな生き物はあまり調べられておらず、これからどんどん新種が見つか ることは間違いない。未知の生物も含めると、地球上には約3000万種の生き物がいると予測されている。

生き物が多い地域はどこ?

地球で最も多くの種類の生き物がすむ地域は熱帯雨林だ。熱帯雨林は地球上の地表面積のわずか7%だが、地球上の50%以上の生物種が生存していると考えられている。

ボルネオ島のランビルという場所で調べられた例では、約50haの調査範囲に直径1cm以上の樹木が1,200種もはえていたという。

温帯の日本の同じ広さで調べると80種くらいだから、いかに熱帯雨林にたくさんの植物がはえているかわかるだろう。

参考資料:
リチャードB プリマック・小堀洋美. 2008. 保全生物学のすすめ 文一総合出版松浦啓一.2010. 自然と科学の情報誌milsilNo.5 6-8. 独立行政法人国立科学博物館井上民二.1998. 生命の宝庫・熱帯雨林.NHK出版

この記事をシェアする