高校生環境小論文コンクール

2015年度の課題と受賞作品

2015年度の課題

 家、学校、地域などあなたの身の回りで、地球や生物に負荷をかけていると思う問題を挙げ、○○の立場から、その問題の解決策を800字以内で提案しなさい。
その際、その解決策が有効だと思う理由も述べなさい。

○○には、あなたの設定したい立場を自由に入れなさい。
例:環境大臣、企業の社長、教師など


 今回も全国から実に多様なアイデアがたくさん寄せられました。年々、個性的かつ現実的で、説得力のある具体的なアイデアが増えてきており、高校生の環境問題に対する意識の高まりを感じます。
 この課題のような小論文では、自分自身の問題意識や体験にしっかりと根づいて具体的に考えると、説得力が出ます。一方で、解決策があやふやなもの、例えば「みんなで努力しよう」というだけの提案や、「政府がお金を出すべきだ」と漠然と言うだけの内容では、説得力がなくなってしまいます。
 優秀作品には、アイデアとしても文章としても秀逸なものを選定いたしましたので、ぜひご一読ください。

コンクール総評:審査監修 慶應義塾大学経済学部教授 細田衛士先生

 今年の応募作品は、全体に文章技術が向上していました。以前は一文が長く読みづらいものもありましたが、今回は短い文をリズムよく組み合わせて生き生きと表現し、体言止めを効果的に使うなどメリハリのある文章がめだちました。
 また、内容的には、自分の生活に密着した提案を、具体的に述べたものが多く、印象的でした。読んでいて楽しく、思わずうなずかされる文章に数多く出合うことができました。
 優秀な作品に共通する特徴は、3つあります。まず1つは、自分の提案のデメリットを自覚し、言及していることです。デメリットをどう解決するか考え抜くことで、説得力のある提案となって伝わります。2つ目は、数値などのデータ、具体的事例、自分の体験を示し、読み手を納得させていることです。イメージや思い込みでは、提案は伝わりません。事実に裏づけられた主張を述べることが大切です。そして3つ目は、「〇〇しよう」という呼びかけだけでなく、多くの人がその行動を起こすにはどんな工夫をすればよいか、という「動機づけ」を考えていることです。人々を動かす方法を考えることで、提案はがぜん現実味を帯びてきます。これらの点を心がけて書いている作品は、いずれも高い説得力があり、読みごたえのある小論文でした。
 環境問題は、既にみんなが共有する問題となり、投稿作品のテーマも例年同じようなものが増えてきました。一歩踏み出して自分で体験・経験することが、自分にしか語れない環境論の出発点となります。ぜひ自然に親しみ、興味・関心を深めてください。

最優秀賞(1名:表彰盾+図書カード15,000円分)

竹のバイオマス発電で、エコビレッジに変身

奥野 真木保

優秀賞(8名:表彰盾+図書カード5,000円分)

和食屋と環境問題

太田 明紗日

日本林業復活は環境問題をも解決する

江口 瑠菜

「地産地消」を進めるために

山崎 美穂

学生クールビズ政策

菅原 未帆

登山者が行うカシノナガキクイムシの防除

藤原 伸

水を考える

水野 大貴

食育について

檜 孝太朗

伊島発!自然環境活性化への提言

廣瀬 悠気

今の現状をうまく利用した緑化推進活動

裴 裕未

タブレット活用術

八木 美耶子

 

※ 審査に関するお問い合わせはお断りします。

 

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