高校生環境小論文コンクール

2016年度の課題と受賞作品

2017年度の課題

家、学校、地域などあなたの身の回りで、地球や生物に負荷をかけていると思う問題を
挙げ、○○の立場から、その問題の解決策を800字以内で提案しなさい。
その際、その解決策が有効だと思う理由も述べなさい。


○○には、あなたの設定したい立場を自由に入れなさい。
例:環境大臣、企業の社長、教師など

【ベネッセ担当者よりメッセージ】

 今回も全国から実に多様なアイデアがたくさん寄せられました。以下の「コンクール総評」にあるように、今年は少し残念な点も見られましたが、それでも年々、説得力のある具体的なアイデアが増えてきており、高校生の環境問題に対する意識の高まりを感じます。

 この課題のような小論文では、自分自身の問題意識や体験にしっかりと根づいて具体的に考えると、説得力が出ます。例えば今年度の最優秀作品は、自分の実験をもとに熱くかつ論理的に解決策を提案している、素晴らしい小論文です。
 その他の優秀作品も、アイデアとしても文章としても秀逸なものを選定いたしましたので、ぜひご一読ください。

コンクール総評:審査監修 慶應義塾大学経済学部教授 細田衛士先生

 今年の応募作品も、自分なりに問題について丁寧に調べ、工夫した作品が数多く見られました。
 ただ、残念ながら例年よりは内容・表現力とも、目を引くような素晴らしい作品が減り、少し課題が目立ちました。
 今後よりレベルアップした小論文を書いていくために、以下をぜひ参考にしてください。

 まず注意したい一つめは、数値データなどのエビデンス、つまり小論文の「理由(論拠)」となる内容をはっきり示したいということです。例えば、単に「この提案により、森林の伐採が減る」とだけ書くのと、「森林の伐採が○%減る」「紙の使用量が年間で○t減る計算だ」などと書くのとでは、読み手の納得感が違います。明確な数値が示せない場合でも、「この提案を実行できれば、何がどのくらい改善できるのか」をできるだけ明確に伝えるようにすれば、説得力がぐっと上がります。
 二つめは、「立場」を上手く生かすという点です。同じ問題を取り上げたとしても、立場が違えば全く違う提案となりうるので、立場は重要です。アイデアを絞り込み、より具体的な提案を行うためにも、必ず立場は明らかにし、その立場だからこそできる内容を考えましょう。
 そして三つめは、小論文としてふさわしい文章表現を選ぶということです。主語・述語が呼応していない文や、話し言葉や俗語があると、よい内容でも、とたんに読みづらくなってしまいます。

 また、テーマも、今年は自分の体験に基づいたユニークなものは少なく、地球温暖化の対策、節水、紙やペットボトルの削減、ゴミの減少など例年多く寄せられるテーマに集中していました。こうしたメジャーなテーマの場合、例えばペットボトルの削減といえば「マイカップの持参」といった具合にアイデアも同じものに集中しがちです。一歩深めた独自のアイデアを、証拠だてて具体的に説明できるよう、上の3点に注意しながら知恵を絞ってください。

 今回受賞した作品にも、上記の課題が一部みられたものもあります。しかし、実体験に基づいた具体的な提案、テンポのよい引き込まれる文章表現、実現性が高い独自のアイデアなどの大きな魅力を備えていました。今回応募した人も応募しなかった人も、ぜひ上記の課題と受賞作品を参考に、小論文の書き方を磨いていってください。

最優秀賞(1名:表彰盾+図書カード15,000円分)

身近なコケ植物で地球温暖化を防止しよう

長岡高校 3年生 N.Tさん

優秀賞(7名:表彰盾+図書カード5,000円分)

鉄道と自転車の融合

神奈川大学附属高校 1年生 N.Sさん

ビーチに残されたゴミをなくすために

京都光華高校 2年生 N.Iさん

電子マネー改革

神奈川大学附属高校 1年生 H.Mさん

食品を循環させるには

天王寺高校 2年生 M.Tさん

タバコ生産量を減少させるための提案

関西創価高校 1年生 S.Nさん

地球にもお財布にも優しい

生田高校 2年生 Y.Mさん

水のある地球を守る

横浜雙葉高校 2年生 A.Sさん

 

※ 審査に関するお問い合わせはお断りします。

 

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