大学受験に負けない家庭づくり 「家庭環境」で負けない!

あと1か月で新学期。「この前、入学したと思ったらもう受験生!?」と時の流れの速さに驚いている保護者の方も多いのではないでしょうか。春休みは家庭全体を受験モードに切り替えるベストタイミング。これを機会に、大学受験に負けない家庭づくりについて考えてみませんか?

「家庭環境」で負けない!

3月~5月の学年進級時期に家庭環境を改めて見直し、整える

春休みから新学期にかけての3月~5月は、子どもの学習・生活環境が大きく変化する時期。子どもの状況を知ったうえで適切にバックアップし、スムーズな切り替えを応援しましょう。


高3生になる子の場合
塾に通い始めたり、部活を引退したりして、生活スタイルや生活時間の変化が起こり、「勉強のリズム」が狂いがち。受験モードに早くなじめるよう、家庭でもサポートを。
高2生になる子の場合
部活などで中心的な立場になる学年なので、自宅での勉強時間が減る傾向に。「中だるみの1年」にならないよう、今まで以上に学習の習慣づけが求められます。

「大学受験で負けない家庭」の3か月プラン ※子どもが高3の場合の例

3月
子どもの状況
春休みに受験勉強や志望大決定を意識する子が多いものの、「何から勉強したらいいかわからない」「志望大はなんとなく決まっているけど、よく調べたわけではない」など具体的なアクションを起こせないケースも。


コレを実行!

  • 部屋の片付け(マンガ本やゲームをしまって、勉強しやすい環境に)

  • 志望大についての意思を軽く確認

  • 1年間の学習計画を話し合う

  • 英単語の暗記など、できることから始めさせて勉強を習慣づける

保護者の声

子どもに向いている大学・学部について、家族で話し合いをしました。また、1年間の勉強方針を一緒に決め、月ごとの計画も立てました。
(東京都/M・T/女性保護者・54歳)

4月
子どもの状況
高3になると、周りが徐々に受験モードに。「なんとなく」の気分のまま進級してしまうと気持ちの切り替えがうまくいかず、出遅れてしまう場合も。志望コース別の授業が増え、一緒に過ごす友達の顔ぶれにも変化が。

コレを実行!

  • 子どもが効率的に勉強できるよう、夕食や入浴の時間を見直す

  • 周囲の変化に子どもが戸惑っているようなら、話を聞いてやる

保護者の声

子どもの健康管理に気を遣い、バランスのいい食事を心がけました。模試を受ける機会も増えるので、結果が悪くても一喜一憂しないようアドバイスしました。
(茨城県/Y・S/女性保護者・53歳)

5月
子どもの状況
部活を続けている子どももそろそろ引退の時期。焦りだけが先行して学習のペースがなかなかつかめなかったり、定期テストと受験勉強の配分がわからなかったりと、勉強が中途半端になる子どもが多いようです。

コレを実行!

  • ゴールデンウィークを利用して、志望大を見学にいき、目標を意識させる(夏休みは受験勉強に集中させるため、早めに見ておくのも手)

  • 学校推薦型選抜・総合型選抜をねらう場合、評定平均値を考慮し、定期テストも大切にする

  • 4月以降の生活や勉強リズムの見直し・調整

保護者の声

気になる大学には子どもと一緒に出かけ、設備や雰囲気を体感するようにしました。オープンキャンパスの時期でなくても「普段の大学の様子」が感じられていいですよ。
(埼玉県/E・M/女性保護者・51歳)

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