保護者が持つべき大学選びの観点とは?後編

新型コロナウイルス感染症の世界的な流行など、社会の変化に伴って大学教育の在り方について考えるべきポイントも変化しています。ここではポイントを5つにまとめ、具体的な視点を紹介します。ぜひお役立てください。(後編)

1.専門性や知識を活用する力が身に付くか?

将来役立つ力が身に付く専門教育があるか?

学部の専門教育の内容、カリキュラムなどをパンフレットや公式サイトで確認しましょう。また「論理的思考力など、どのような力が身に付くか」という観点も大切です。

教育内容がアップデートされているか?

教育内容が実社会で通用するものになっているか確認しましょう。「豊富な実務経験のある教員がいるか」も一つの目安になるでしょう。

オンライン授業の工夫があるか?

反転授業や、通信ソフトの機能を活用したグループワーク、双方向コミュニケーションの実施など、学生の活動を中心とする授業の工夫がなされているかを確認しましょう。

成長が目に見えてわかるしくみがあるか?

成長が見えるしくみとして、思考力などを測るアセスメントテストや学生アンケートを実施する大学もあります。チェックしてみましょう。

学生の成長を後押しする指導が行われているか?

学生の力を可視化して終わるのではなく、その後の成長に向けたフォロー体制が整っているか、ということが最も重要です。指導の手厚さも確認しましょう。

学習情報を指導に生かすシステムがあるか?

LMS(ラーニングマネージメントシステム)に蓄積された学習履歴などに基づいて、個別に履修指導を行う大学もあります。そうした環境が整備されているかを確認しましょう。

正課の授業以外に成長につながる活動があるか?

地域の人と協働する教育プログラムや、企業との共同プロジェクトなど、授業以外に学生の力を伸ばす機会を設けているかどうかも調べてみましょう。

2.成長を社会に結び付けるキャリア形成支援を 行っているか?

1年次からキャリア支援が受けられるか?

就活対策講座だけがキャリア支援ではありません。1年次から学生のキャリア観を育むような教育を行っているかどうかも重要になります。

どんな資格を取ることができるか?

大学によっては資格取得のための課外講座を設けている場合も。「資格対策プログラムがあるか」「合格実績はどのくらいか」も確認しておきましょう。

就職サポート体制が手厚いか?

大学に行く機会が減ると、就活に関する情報を友達などから得ることが難しくなります。学生一人ひとりの状況を把握し、個別にフォローするしくみがあるかを確認しましょう。

3.グローバルスキルは身に付くか?

留学制度は充実しているか?

「留学の種類は豊富か」「単位が付与されるか」「求められる英語レベル」などに加え、協定校数、地域、実際の留学生数も調べておきましょう。

オンラインを活用した交流は?

外国語のコミュニケーションや異文化交流も、オンラインなら実際の留学に比べて費用の負担が少なく、取り組みやすくなります。学内でイベントなどがあるかも見ておきましょう。

コミュニケーション重視の英語教育を行っているか?

今後は、英語を「読む」「書く」だけでなく「聞く」「話す」力が重要になります。ネイティブの教員による発話主体の授業があるかも確認したいところです。

4.入試の制度は把握しているか?

大学入試の制度は?

入試の主な選抜方式には、「一般選抜」「総合型選抜」「学校推薦型選抜」があります。子どもの強みを生かせる入試を探しましょう。

5.費用の支援制度が 充実しているか?

経済支援制度は充実しているか?

日本学生支援機構以外にも、大学独自の奨学金があります。大学進学後に家計の急変などによる「もしも」のときの修学の継続にも役立ちます。

※新型コロナウイルス感染症により、各大学の行事、イベント、オープンキャンパスなどが中止、オンライン実施になっている可能性があります。詳しくは、各大学のウェブサイトでご確認ください

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