合格~入学までにかかる費用

晴れて合格したら、入学する大学に支払うお金のほか、新生活のためのお金などが必要になります。 入学時は入学後に比べても大きな金額になることが多いので、早めにお金のやりくりを考えておいたほうがよいでしょう。

合格~入学まで

併願校の納入期限に注意した受験スケジュールを

晴れて合格通知を受け取ることができたら、入学の意思がある大学に「初年度納付金」を納めることになります。初年度納付金とは、入学金や授業料、そして私立大学の場合は施設・設備費も加えた、1年次に必要な費用のこと。多くの場合、入学時に最低限必要な納付金は、「入学金+ 前期分の授業料+施設・設備費」です。納入方法は大学により異なるので、事前に受験する大学の納入方法を確認しておく必要があります。また、納入期限は、合格発表後の1〜2週間以内に設定されていることが多いようです。合格発表の時期そのものが早い総合型選抜や学校推薦型選抜では、納入期限も早くなるので注意しましょう。

気をつけたいのは、併願校の納付金と納付期限です。併願校の納入期限が第1志望校の合格発表日よりも後にくる受験スケジュールであれば、第1志望校の合否を待って、併願校に納付するかどうかを決められます。可能な限り、余分な出費を抑えられる受験スケジュールを組むとよいでしょう。

下宿生の入学準備はおよそ100万円かかる

入学先が決まった後は新生活に向けた準備が始まります。特に下宿生にとって負担が大きいのが、住まいの賃貸契約に要する費用です。マンションやアパートを借りるには、敷金・礼金のほか、仲介手数料などが必要です。また、家賃の相場や学校までの交通費、治安などは地域により違います。合格後は新生活の準備で慌ただしいため、賃貸業者のホームページなどで費用の目安や周辺環境などを事前に調べておきましょう。学生寮などへの入寮を希望する場合は、早めに申し込みが必要です。

住まいのほか、教材やパソコン、家具や家電など生活用品や、引っ越しのための費用など準備すべきものを事前にリストアップしておきましょう。遠方の大学の入学式に保護者が出席する場合は、その交通費も必要です。

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