「部活と勉強」両立法 受験と部活は二者択一?

保護者としては、思う存分部活に励んでほしいと思う一方で「勉強は大丈夫なのかしら」と心配も募ります。特に受験生は「引退するか、夏以降まで続けるのか」という決断を迫られる時期。そこで、今月は先輩保護者や、現役大学生の声から「部活と勉強」の両立法を探ります。

保護者が知っておきたい!受験と部活は二者択一?

引退時期は6月~8月に集中!秋以降も続けた受験生が約2割

部活動をがんばってきた子どもにとって、「いつ引退するか」が悩みごとの一つとなることも多いようです。「高3・5月末に全員引退」「この大会に負けたら引退」など、引退時期が決まっている場合もありますが、任意で続けられる場合もあるからです。グラフによると、引退のピークはこの6月から夏までの3か月間。部活を辞めて受験に打ち込むか、それとも最後まで両立し続けるか…。子どもから相談される保護者の方も多いことでしょう。

先輩保護者に聞く! 子どもはいつまで部活を続けた?

注目すべきは高3・夏休み明けも部活を続けた子どもが2割に達する点。明確な「引退宣言」を行わず、たまに顔を出して汗を流す子どもも多いよう。

データ出典:全国の保護者を対象にしたアンケート(2009年3月実施)より(N=103)

保護者の声

部活を引退することが、大学受験への切り替えの役割を果たしたと思う。辞める時期はそれぞれだと思うが、区切りをつけて次の目標に向かうという意味でメリットがあったと思う。
(愛知県/Y・T/男性保護者・46歳<子どもは茶道部>)
朝早くからの練習、平日のクラブ活動、土日の試合などで引退するまでほとんど勉強する時間がありませんでした。野球部は一番引退が遅いので焦りましたが、高校野球夏の大会の予選を一つでも勝ち抜けるように、部活優先で家族も応援しました。
(大阪府/H・Y/女性保護者・55歳<子どもは野球部>)

続けさせる?辞めさせる?揺れ動く保護者のホンネ

アンケートによると、高3になっても子どもが部活を続けることに、「賛成」「どちらかと言えば賛成」した保護者は約7割。しかし残りの3割の保護者は賛成してあげたいとは思いつつも、「受験勉強との両立」が気になっていた模様です。勉強を全くする様子がない子どもに対してやきもきしたという声が多く見られました。

先輩保護者に聞く! 受験生になっても部活を続ける子どもに賛成した?

積極的に賛成したのは約半数。受験に対する子どものやる気を信じたいと思いつつも、部活との両立に不安を感じた保護者も少なくない模様。

データ出典:全国の保護者を対象にしたアンケート(2009年3月実施)より(N=77)

保護者の声

部活を続けた結果、時間の制約のため大学受験がうまくいかなくなる可能性もあるが、それで得られるものも大切なものとアドバイスした。部活を辞めても、空いた時間を有効に使えるわけではないし、むしろ部活を全うした方がその後伸びると思う。
(神奈川県/G・T/男性保護者・48歳<子どもはサッカー部>
部活を辞めたいと言ったとき「辞めちゃえば」と言いましたが、結局本人は続けました。本音は、部活を辞めて早めに塾にでも行ってもらいたかったです。結局あまり勉強しなかったのが今でも残念。本人は良い思い出ができて良かったようです。受験にはマイナスだけど、人生にとってプラスなのでしょうね。
(愛知県/K・K/女性保護者・47歳<子どもはバドミントン部>)