理想の進路へ一直線 文理選択はじめの一歩

高1の6月といえば、いよいよ文理選択について考え始める時期だ。まだ高1だし、どうやって決めればいいかわからないと悩む人も多いだろう。でも安心してほしい。そんな人に向けて、3つのステップで実現できる、王道の決め方を紹介するぞ。

文理選択ってそもそもなに?

文理選択とは、高2以降に「文系」「理系」どちらの分野を重点的に学ぶかを決めること。高1の6月ごろに最初の調査が行われ、秋には最終決定をするのが一般的だ。文系・理系だけでなく、地歴・公民のうちどの科目を履修するか、理科のうちどの科目を履修するかも決める。

数学が苦手だから、国語が苦手だからと、短絡的に文理を決めてしまうのはNG。その場しのぎで文理選択を考えてしまうと、いざ入りたい学部や就きたい職業が決まっても、履修の問題から進路を実現するのが難しくなってしまうことがある。じっくり時間をかけて決めていこう。

※文理選択の有無、時期は高校によって異なります。

王道の決め方STEP1:さまざまな職業・学問を知る

先に述べたとおり、文理選択は将来の進路との結びつきが非常に強い。自分がどんなことを学びたいか、どんな職業に就きたいか、逆算して決めるのが理想だ。関心があることについて、ニュースを見たり、職業紹介の本を読んだりして、アンテナを広げよう。

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王道の決め方STEP2:職業・学問への理解を深める

気になる職業・学問をある程度絞り込んだら、一つひとつについてもっと理解を深めよう。
職業から文理選択を考えるときは、仕事の内容はもちろん、就くまでのルートも要チェック。どんな学部・学科で学ぶと就職しやすいか、職業によって異なるからだ。また、美容師のように国家資格が必要な職業は、特定の学校を卒業しなければ受験資格を得られないことがあるので注意しよう。

学問から文理選択を考えるときは、その学問が扱う分野について調べてみよう。例えば工学なら機械工学電気・電子・通信工学情報工学など、研究分野が細かく分かれている。同じ学部名でも、大学によって強みがある分野は異なるので、調べておくと志望大・学部を決めやすくなるぞ。

マナビジョンの「職業を調べる」には職業が、「学問を調べる」には学問が、それぞれ体系的にまとめられている。その職業に就くための具体的なルート、その学問に関連する職業も載っているので、ぜひチェックしてほしい。


王道の決め方STEP3:入試科目を調べる

就きたい職業・学びたい学問が決まれば、文理の選択はかなり楽になる。もし余力があれば、必要な入試科目を調べて、2年生以降に履修する科目まで決めておこう。
学部や学科の特性によって、文系のなかでもこの科目、理系のなかでもこの科目、と履修すべき科目が変わる。例えば看護学科の場合、進学後に生理学を学ぶ関係で、生物や化学が入試科目に設定されやすい。また、数学での受験が可能な経済学科も比較的多い。力を入れて勉強するべき科目を早くから把握しておけば、今は苦手だとしても克服しやすいし、後々の受験勉強の見通しを立てやすくなるはずだ。

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