大学生は長い休みに何をしている?キャンパスライフ基礎知識<長期休み編>

大学生になると、休暇の期間が延びる!宿題もなく自由に過ごせる長期休みを、大学生はどのように楽しんでいるのだろう。今回は大学生の長期休みについて、期間や人気の過ごし方を解説していくぞ。

約2か月もある休みを大学生はどう過ごす?

大学生の長期休みのうち、特に期間が長いのが春休みと夏休み。大学によって差があるものの、どちらも1か月半から2か月ほど休みになることが多い。定番の過ごし方として人気があるのは、「運転免許の取得」、「旅行」、「アルバイト」、「サークル活動」、「留学」、「インターンシップ」、「読書・勉強」などだ。高校時代よりも、少し大人びた印象を受けた人が多いのではないだろうか。今回はこの中でも、特に大学生らしい「旅行」、「留学」、「インターンシップ」について、以下に詳しく見ていこう。

用語:運転免許

免許の取得には意外と時間がかかるため、まとまった時間を得られる長期休みに取る人が多い。教習所によっては地方のホテルに泊まり込んで行う「合宿免許」もあり、友達の輪が広がることも。

大学生定番のレジャーは「旅行」!

空いた時間を生かしてアルバイトをする人も多いため、大学生は高校生よりもお金に余裕がある。運転免許の取得によって行動範囲が広がることもあり、旅行に出かける大学生が多いようだ。大学を卒業して社会人になると長期休みが取りづらくなるので、移動に時間のかかる海外旅行を楽しみたいと考える学生も多い。

多くの大学には「大学生協」が設けられていて、旅行のツアーや高速バス・航空券のチケットを取り扱っている。学生向けの安いツアーが豊富なため、利用する人がたくさんいるようだ。

用語:大学生協

大学にある生活協同組合(加入者がお金を出し合って運営する組合)の1つ。通称「生協」。旅行以外にも、学食や書籍、日用品の購買も手がけており、学生の大部分がごく身近に利用している。

ローコストな「短期留学」が参加しやすく人気

通常の授業がある期間は参加しづらい留学も、長期休みの過ごし方としては人気がある。2~4週間程度の短期留学なら長期休みにぴったりだし、長期留学と比べて旅費や学費のハードルも下がるため、参加しやすい。長期休みに合わせた留学プログラムを用意している大学は多く、大学外にも留学あっせん会社はたくさんある。

アメリカ・イギリスといった欧米圏はもちろん、東南アジア諸国も留学先としてなじみ深い。例えばフィリピンには留学生向けの語学学校がたくさんあるし、日本から地理的にも近い位置にある。何より物価が安いため、低予算で留学できることが魅力となっている。

用語:語学学校

短期留学時に通う代表的な学校。欧米の大学は付属の語学学校を設置していることが多く、入学前の留学生を一定期間この学校に通わせるのが一般的。もちろん、付属校ではない独立した語学学校もたくさんある。

3年生からは「インターンシップ」も活発化

インターンシップとは、ひと言で言えば「就業体験」のこと。特定の企業や業界、職種への理解を深めるために、訪問先の企業で実際の仕事を体験する。すべての大学生が参加するものではないが、自分と企業・業界の相性を考えるうえで役立つため、就職への意識が高い人は積極的に参加している。ちなみに、大学生の就職活動は3年生の冬から本格化する。その準備のために、3年生の夏休みに参加する人が多いぞ。

用語:インターンシップ

大学生が就職活動、もしくはその一環として行う就業体験。大学の授業として実施されているものや、アルバイトのように収入をもらえるものもある。

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