大学の知られざる魅力がわかる!「THE世界大学ランキング 日本版」とは?

毎年3月に発表される「THE世界大学ランキング 日本版」。教育力を重視するこのランキングで並んでいる大学の顔ぶれは、日頃よく目にする偏差値順のランキングとはひと味違うようだ。どんなランキングなのか、詳しく見てみよう。

「学部」の「教育力」を基準にしたランキング

「THE世界大学ランキング 日本版」の頭についている「THE」。これは定冠詞の「THE(ザ)」ではなくて、「Times Higher Education」というイギリスの教育誌の略称だ。「ティー・エイチ・イー」と読もう。THEが世界中の大学を評価して毎年発表している世界大学ランキング(以下、世界版)は、さまざまな大学ランキングの中で最も権威があると言われている。
このTHEが、国別のランキングの一つとして発表しているのが、今回紹介する「THE世界大学ランキング 日本版」(以下、日本版)だ。 大学を評価するにはいろいろな基準があるが、世界版は主に「大学院」の「研究力」をもとに順位をつけている。これに対して日本版は、「学部」の「教育力」を重視。学部の教育力がわかれば、入学後の4年間(または6年間)でどれだけ成長できるかを知る目安になる。高校生の志望校選びに役立つランキングだと言えるだろう。

総合ランキング (2020年)

4つの指標で大学の教育力を総合的に評価

THEは、独自の指標で各大学の教育力をスコア化して順位を決めている。日本版のランキングは、「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4つの分野のスコアによって決められている。

教育リソース(全体の34%)

どれだけ充実した教育が行われている可能性があるか(学生一人あたりの資金、教員比率など)

教育充実度(全体の30%)

どれだけ教育への期待が実現されているか(在籍学生による「授業・指導の充実度」等の評価や、高校教員による「グローバル人材の育成を重視する大学」等の評価)

教育成果(全体の16%)

どれだけ卒業生が活躍しているか(企業の人事担当者や大学の研究者による評判調査)

国際性(全体の20%)

どれだけ国際的な教育環境になっているか(学生や教員に占める外国人の割合など)

各分野の評価方法について、詳しく知りたい人は下のリンク先を見てほしい。
2019年度のランキングから、「教育充実度」の分野に大学の推奨度などを尋ねる学生調査が項目に加わった。これらは日・米・欧の共通調査項目なので、異なる国や教育システムの比較が可能になる。

キミの地元No.1はどの大学?公式サイトをチェックしよう!

日本版の公式サイトには総合ランキングのほか、分野・エリア別のランキングも掲載している。特定の分野に強みを持つ大学や、自分が住むエリアで教育力が高い大学を調べることができる。
2020年の総合ランキングで初のトップに輝いたのは東北大だが、国際性2位は九州の私立大など、分野・エリア別ランキングには意外な大学が多数ランクイン!果たしてその顔ぶれは? 大学の見方が変わるランキングを、公式サイトでチェックしてみよう!