後悔のない大学選びのポイントとは?大学・学部の特徴を理解して志望校を選ぼう

志望校選びにおいて、皆さんはどのような基準をもっているだろうか。自分だけの基準をどのくらいの数もてているだろうか。多くの大学に同じような学部名が存在するなかで、それぞれの大学・学部がどのような特徴をもっているか知るためには、偏差値や知名度だけではなく、新たな視点で志望校を探し、検討することが大切だ。

志望校選びでは「社会とのつながり」にも注目してみよう

注目してもらいたい基準の一つが「実就職率」だ。実就職率とは、大学院進学者を除く卒業生を分母とした、就職者数の割合のこと。卒業生の数や進路の多様性によっても実就職率は変わってくるが、実践力を求める社会の要請にこたえる教育がなされているかどうか、一つの目安となっている。

大学別実就職率ランキング(※)で東日本の理工系大学第1位にランクインしたのが東京都市大学だ。東京都市大学は、「有名企業400社実就職率ランキング」(※)でも、全国の私立大学第1位となっている(※大学通信調べ、2019年卒、卒業生数1,000人以上2,000人未満)。この記事を読んでいる人の中には、もしかすると東京都市大学という名前を初めて目にする人もいるかもしれない。ただ、これらのランキングを参考にすることで、東京都市大学が社会から求められる人材を育成していることが分かるだろう。実際、元々武蔵工業大学(注)として伝統と実績のある東京都市大学の卒業生のうち二人に一人は、従業員1,000人以上の大企業に就職している。
(注)2009年に東京都市大学へ名称変更。

このように、就職という視点から大学と社会とのつながりを見てみることも、新たな志望校との出会いに繋がるのだ。

社会で必要とされる力が身につく東京都市大学の学び

社会環境も大きく変わり、企業には「今までにないもの」「社会をよりよくするもの」を生み出す力が必要になった。それは、新たなサービスや商品の開発、社会環境の変化に合わせたインフラ整備など、「正解のない問い」に挑み続ける力である。今、そうした力を持った人材が、企業から求められている。

東京都市大学では、大学卒業後に活躍できる力を身につけるため、「正解のない問い」に挑戦するプログラムが1年次から用意されている。<SD PBL>と呼ばれるプログラムだ。ここでは、<SD PBL>の具体的な取り組み内容を紹介しよう。

<SD PBL>は、単に知識やスキルを身につけるだけではなく、学んだ知識やスキルを使って「正解のない問い」の解決策を考えていくプログラムだ。学部の垣根を超え、様々な分野を学ぶ学生同士がチームを組んで活動することで、より実社会に近い環境を体験できる。
例えば、<SD PBL>の工学基礎分野では、「小学生を対象にした科学体験教材の開発」をテーマに、ばねの原理を考える教材を制作し、小学校で実演を行っている。

「小学生を対象にした科学体験教材の開発」全15回の活動内容

小学校での実演に向けて、第6回「教材のコンセプトと構想」を踏まえ、まずはプロトタイプ(試作品)を作成。その後、コスト試算や販路のシミュレーション、教材の教育効果や安全性など、様々な観点からチームで話し合いと改良を重ね、教材の完成をめざしていく。完成をめざす過程では、これまで身につけた知識からは想定できない事態も発生する。そのような中で、学生たちは「課題を発見」し、「仮説」を立て、「実験・調査」と「結果分析」によって仮説の検証を行い、最後は「解決策を提示」するというプロセスを踏むことになる。これは、まさに卒業後に必要となる「社会の課題解決を意識した思考プロセス」の訓練であり、チームで活動することによって、協働能力も身につけることができる。

また、最後の小学校での実演は、児童や保護者、小学校の教員から意見をもらうことになるが、この経験も非常に重要だ。机上の空論だけでは社会課題は解決できない。自分たちが開発した教材を実際に使った人たちの意見を聞くことで、「社会課題の解決のためには、時代や社会の変化、そこに暮らす人々の実態を理解することが欠かせない」ということを、学生たちは実感するのである。

人生設計と大学選び

大学は、入学したら終わりではない。大学で何を、どのように学び、将来どんな人間になっていきたいのか。社会とどのように関わっていきたいのか。大学で過ごす時間は、自分の人生設計の一部だ。今後は偏差値だけではなく、それぞれの大学の研究力や社会とのつながりの深さも見ながら、志望学問分野・大学・学部を選んでみよう。

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