高1生のお悩み相談室 ~毎日の予習は必須ですか?~

高校生のみんなが抱えている悩みは、先輩たちも同じように悩み、乗り越えてきたはずだ。そこで、この時期にありがちな高1生の悩みと、先輩たちからのアドバイスを紹介しよう。ぜひ、キミの「今」に役立ててほしい。

高1生4月、先輩がとまどったのは「予習のやり方」

高校に入学したばかりのこの時期に多かった質問は「予習の仕方」だった。高校生になると宿題の量も膨大になる。その違いにとまどい、「予習をしないとみんなに置いていかれるのでは…?」という不安を抱えていた先輩の質問をここで紹介しよう。

お悩み1 予習をほとんどしたことがない!どうやればいいの?

中学生のときは塾に通ったことがなく、問題集も復習用として使っていたので、予習の仕方がわかりません。教科ごとにおすすめの予習法を教えてください。

予習の習慣がないと、「まずは何をしたらいいの?そもそも予習って?」とわからないことだらけ。先輩たちはどうしていたのだろう?

先輩の回答1 予習で一番大切なのは「わからない」を把握すること

予習は「自分はどこがわからないのかを把握すること」が大切です。事前に問題を解いて、わからないところは★印などをつけておき、授業中に確認すれば立派な予習になります。聞き逃してはいけないポイントがわかるので、効率的です。私は数学、英語、古文を中心に予習をしていたので、そのやり方を紹介します。



数学



ノートの左ページは予習で例題と問題を解き、右ページは授業と復習に使い、左下には公式をまとめて書いていました。



英語



ノートの左ページに教科書の英文をコピーしたものを貼り、中央に単語の意味、右ページに日本語訳を書いていました。授業中は、


  • どこが主語か

  • 指示語は何を指しているのか

  • 熟語、文法


などを書き込み、日本語訳は赤ペンで修正していきました。復習がしやすくなります!



古文



ノートは縦に使い、単語の意味を調べ、現代語に訳すという予習をしていました。本文を3行おきに書いて隣に訳を書き、間違っている部分は赤で訂正していました。

先輩の回答2 完璧な予習をしておけば、「授業=復習」になる

高校では予習は欠かせません。私の学校でも予習でほとんど理解し、授業は確認するために聞いている、という人もいました。予習で理解ができれば、授業は復習になります。



数学


公式や例題をノートにまとめていました。基本的な教科書の問題も予習で解いていました。



英語・国語


英文や古文は、文法書や辞書を使って全訳。わからないところをはっきりさせておいて、授業中に確認して訳を直していました。



理科・社会


教科書を読んでから問題を解いていました。この科目は予習よりも復習が重要です。



以上、私がしていたあくまで一例です。毎日の積み重ねが大切だと思います。

うまく予習をすれば、授業を聞く姿勢が変わって効率的に頭に入るようだ。次は、勉強の次に多かった人間関係の悩みについて紹介するぞ。

高校生活がスタート!友達をつくりたいけど…

お悩み2 高校で新しい友達をつくりたい!でも会話が続かなくて…

入学式が終わり、高校生活が始まりました。「笑顔で相手の話を聞こう」と心がけているのですが、話がすぐに途切れてしまいます。どうしたらいいでしょうか?

先輩の回答1 ひと言から発展できるキーワードを見つけよう!

会話が途切れてしまう前に、話を発展させられるキーワードを樹形図にして考えていくとわかりやすくなります。例えば、部活動の話題になったら次のように考えてみましょう。


部活動についての話題 樹形図




このように、徐々に会話を広げられます。1つの話題に関して深く掘り下げていくと、お互いのことを知ることができ、何より楽しくなってくると思いますよ。

先輩のアドバイスは参考になったかな?
マナビジョンの「気になる大学のこと!先輩の口コミ」には、先輩の体験記や入試対策レポートなど、進路検討や勉強に役立つ先輩たちの生の声がたくさん掲載されているので、こちらもあわせてチェックしてみよう!

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