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高校生活

人気ボカロPに聞く! ボーカロイドの魅力と将来の探し方〜40mPさんの場合〜

高校生活

ボーカロイド(ボカロ)を使って楽曲を作る人・ボカロPである40mPさんに、ボーカロイドの魅力や作品作り、将来の考え方について聞いてみた。

とにかく諦めずに作ったものを発信し続ける

今回お話をうかがったのは、爽やかなメロディーが大人気の40mPさん。代表曲は「からくりピエロ」「恋愛裁判」など。ボカロPを始めた当初は、会社員でありながら、週末に創作に取り組み、ニコニコ動画で作品を発表するようになっていった。

「音楽を始めたきっかけとしては、スタジオジブリの『もののけ姫』です。久石譲さんの音楽に感動したので、楽譜を買って家にある電子ピアノで弾き始めたんです。それで、しばらく弾いているうちに、自分でもできるかもしれないと思って作曲も始めました」

初めのころはボーカルを用意するのが大変なことや、映画などのサウンドトラックが好きだったことからインストルメンタル(ボーカルがない曲)ばかりを作っていたのだそうだ。でも、ボーカルユニットの「ゆず」が人気を集めるようになって、それに影響されてボーカル曲も作るようになったとのこと。

高校のときは帰宅部で、家に帰ってからはひたすら音楽制作ばかりしていたという40mPさん。将来についてはどんな夢を描いていたのだろう?

「音楽は好きでしたし、絵を描くのも好きだったので、何かしら音楽なり絵なりに関わる仕事をしたいと思っていました。親も応援してくれていて、音楽に関する仕事をするならこういう大学がいいんじゃないか、など一緒に探してくれました」

自由度の高さと二次創作の広がりやすさがボーカロイドの魅力

40mPさんが今の仕事をするようになった一番の大きなきっかけは、やはりボーカロイドとの出会いだという。

「大学を卒業して就職のために引っ越しをするときに、音楽の制作環境も新しく作ろうと思ったんです。当時、初音ミクがブームになり始めたころで、せっかくだからボーカル曲を作れる環境にしようと思って導入しました」

初音ミクで作った作品をニコニコ動画で発表するようになり、音楽家への道を開いた40mPさん。ボーカロイドのどういったところに魅力を感じているのだろうか。

「これは制作者視点になってしまうんですけど。生のボーカルだとその人のキャラクターとか、音域などを意識して作らなければいけないのですが、ボーカロイドはそういったものをいったん取り払って作りたいものを作れるところが魅力だと思います」

創作における自由度が魅力の一つということだ。ほかにも感じている魅力があるという。

「あとは初音ミクやGUMIといった共通のアイコンがあることで二次創作がしやすくなるところも魅力でしょうか。ボーカロイド以外の音楽シーンだと、作り手は作って終わり、聴き手も聴いて終わりになりがちなんですが、ボーカロイドの世界だとそれを聴いた人が歌ったり、演奏したり、踊ったりという風に作品が広がっていく。これはボーカロイドならではの文化だと思います」

イナメトオル名義でシンガーソングライターとしても活動している40mPさん

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ボカロPから活動をはじめ、シンガーソングライター・イナメトオルとしても活動する40mPさんだが、普段はどのように作曲に臨んでいるのか聞いてみた。

「自発的に作品を創作する時と、依頼を受けて作る時で異なりますね。自発的に作品を創作する場合は、日常生活の中で思い浮かんだフレーズを基に作りますし、依頼を受けた作品の場合はあらかじめテーマが決まっていることが多いので、それに沿って作る感じです」

そんな40mPさんでも、創作が辛く感じていたときもあるそうだ。

「スキルが無かった昔は、自分の思い通りの曲に仕上げられなくてそれが辛かったですね。最近、ようやく思い通りの曲が作れるようになってきたように思います」

最後に、読者のみんなに向けてメッセージをいただいた。

「もし、ボーカロイドに興味があれば、ぜひ一度何か作ることにチャレンジしてみてほしいです。今は音楽制作も手軽にできるようになっているし、作品を発信する場もたくさんあります。そして、さらにその先を目指すならとにかく諦めずに作ったものを発信し続けてほしいと思います。発信しなかったらゼロのままだけど、例えばネット上のどこかに作品があれば、いつかそれがたくさんの人に届く可能性もある。勉強や仕事の合間に音楽を作ることもできる時代です。ぜひ楽しみながら続けていってもらえると嬉しいです」

今ではニコニコ動画やYouTube、Pixivはもちろん、最近ではスマートフォンアプリのnanaなど作品発表の場は数多くある。まずは、そういった場で発信し続けてみるとチャンスが広がるのだろう。

諦めずに続けてみよう

40mPさんのお話しを聞いて感じたのは、自分で面白い、新しいと思ったことを進んでやってみるのが大事だということ。自分から型にはめてしまって良し悪しを判断してしまうより、まずは自分の好きなこと、面白いと思うことを発信してみる。その反響があれば、それが仕事につながっていくこともあるだろう。ボーカロイドはそんな発信するための手段として、とても身近なものだ。

ネットワークが生活に溶け込んだ現代では、いつか誰かに届くことがあるかもしれない。まずは、発信することから始めてみよう。

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