新入試

イラストでまるわかり!新入試ポイント解説

新入試

高1生の受ける大学受験から入試が変わるけれど、実際どんな入試になるのか、キミは理解しているかな。そんなキミのために、このコーナーでは新入試で変わる4つのポイントをイラストでわかりやすく解説するよ。さっそくチェック!

<新入試ポイント1>
「知識」詰め込み型から
「思考力」が問われる入試に!

新しい大学入試では、知識や技能に加えて、「思考力・判断力・表現力」が求められるようになる。つまり、「知識があること」だけでなく、「知識をどう使うか」が問われるようになる。

以下は、2020年度から実施される新たなテスト、「大学入学共通テスト(以下共通テスト)」のプレテスト(本番の実施に向けて行う、検証用の試験)で出題された問題。百聞は一見にしかずということで、少し見てみよう。

国語(現代文)の問題例

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※大学入試センター「平成29年度試行調査」より

部活動の規定について話す生徒たちの会話が題材であり、解答は記述式。前後の文脈と3つの資料から、会話文中の空欄に当てはまる文章を記述するよう求められた問題だ。教科書の内容を覚えていれば解答できるという問題ではないことがわかるだろう。

ポイントは、複数の資料を読み解き(思考力)、必要な情報はどれか考えたり、組み合わせたりすること(判断力)、そして自分の言葉で解答を表現すること(表現力)だ。「思考力・判断力・表現力」が求められる問題の典型的な例と考えていい。

難しそうだと感じたかもしれないが、共通テストでは数学もこうした記述問題が出題されるし、そのほかの科目のマーク式問題も、資料を読み解く力や、身についている知識を組み合わせて考える力が問われる問題が出題される予定だ。加えて、すでに一部の大学の一般入試では、共通テストのような記述問題が出題され始めている。これからの入試ではこうした問題が一般的になると思っていた方がいいだろう。

<新入試ポイント2>
英語で「話す」テストも出題される!

英語の入試はこれまで「読む」「聞く」が中心だったが、これからは「書く」「話す」力も重視される。この4つの力を一般的に「英語4技能」と呼ぶので、覚えておこう。

2020年度から実施する共通テストでは、スピーキングテストも課されるが、何十万人もいる受験生に、入試試験当日にスピーキングテストを課すのは現実的ではないということで、民間の英語検定試験の成績を、英語の試験の代わりとすることになった。

受験生は高3生の間に2回まで検定試験を受験できる。その成績が大学入試センターを通じて各大学に送られる。各大学はその検定試験の成績か、共通テストの成績、もしくは両方の成績を合否の判定材料にする。

活用できる外部検定試験は4技能を測れることが条件。どの検定を受けるにせよ、受験生は何かしらの形でライティング・スピーキングテストを受験することになる。

なお、こうした外部検定試験を活用した入試は、現在でも多くの大学が採用しており、特に推薦・AO入試で活用されている。なかには指定の検定試験で一定以上の成績を収めることを受験資格にしている入試もある。今後は共通テストと同様に、4技能を測る検定試験がさらに活用されるだろう。

<新入試ポイント3>
課外活動も評価の対象になる可能性も!?

「入試=学科試験」だった時代はもう終わり。これからは「多面的・総合的評価」といって、学びに向かう姿勢や意欲、学問への適性など、学力以外の資質も求められるようになるぞ。

現在の推薦・AO入試では、すでに多面的・総合的評価が行われていて、面接や志望理由書の提出などが課されている。推薦・AO入試で実施されている評価方法が、新入試の一般入試でも導入されるかもしれない。どのような形で評価されるのか、今後の発表に注目したいところだ。

なお、推薦・AO入試の合格者は、私立大全体の合格者数の50%を超えており、国公立大も増え始めているところ。これからも推薦・AO入試枠はますます増えることが予想される。ちなみに新入試では、推薦入試は「学校推薦型選抜」に、AO入試は「総合型選抜」に、それぞれ名前が変わることも覚えておこう。

<新入試ポイント4>
入試のスケジュールが変更に!

最後に、入試のスケジュールも変更となるのでこれもチェックしておこう。

高1生の1年間スケジュール

学校推薦型選抜(現推薦入試)は、出願が11月以降、合格発表が12月以降に。総合型選抜(現AO入試)は、出願が9月以降、合格発表が11月以降に変更される。現AO入試は、8月中に選抜を行ってすぐに合格発表を行う大学も一部あったが、今後はそのような早期の合格発表もなくなるようだ。

入試がこれだけ変わってしまうと、入試過去問をあまり当てにできなくなるかもしれない。早めに志望校を考え始めたり、入試について情報を集めたり、自分から積極的に行動していくことが大切になっていくだろう。

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