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自分次第で、
未来はどうにでも変えられる

マナビジョンだけで読める!長友選手スペシャルインタビュー

プロサッカー選手として世界で活躍する長友選手が「Benesse マナビジョン」のオフィシャルサポーターに就任!
挫折の連続だった高校時代に行っていた壁を乗り越える方法や、夢を実現する力について聞いてみた。

僕には天性のスキルなんてない!

今でこそ海外の名門チームでプレーしている僕ですが、天性のスキルに恵まれて、子どもの頃から活躍していたというわけではありません。むしろ高校を卒業する時点ですら、プロサッカー選手という夢は「かなわないかもしれない」と思っていたほどだった。でも、決して夢を諦めず、日々ノートをつけて「今、自分に何ができるんだろう」と考え、足りないところをトレーニングで補う努力を続けたことで、ここまでたどり着くことができたんです。

必死にプレイする長友選手

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努力の大切さを知った中学時代

努力の積み重ねが成長につながることを知ったのは、中学生の時です。実は小6の時にクラブチームのテストで不合格になっていた僕は、地元の中学に入学してからも、サッカー人生が終わったような悲壮感を引きずっていたんですよね。

おまけにサッカー部はいわゆる不良だらけで、サッカーを楽しめるような環境じゃなかった。それでサッカーに対する思いがすっかり薄れてしまい、ゲームセンターや仲間の家に入り浸っては、遊びに明け暮れる毎日を過ごすようになっていたんです。

そこから救い出し、努力の大切さを教えてくれたのが、サッカー部の顧問の先生でした。先生はことあるごとに僕のところにやって来ては、「お前はプロになれると思うで」「ここで諦めたら、終わりやで」なんて、声をかけてくれた。その熱意のおかげでサッカーへの思いを取り戻すことができただけでなく、先生の教えで中2の頃から『部活ノート』をつけるようになったことも、大きかったと思います。

書くことで自分を客観視できるようになった

『部活ノート』は、1日を振り返り、感じたことを書く日記のようなものでした。先生に提案された時は、正直、面倒くさいと感じたものの…。「ゴールを決められなくて残念」みたいなことでも書き続けるうちに、書くと、自分に素直になれることに気づいたんですよね。

そもそも「今日は何があったか?」「どう感じたか?」などを思い返して文字にするというのは、自分と会話して、まとめるようなもの。だからその瞬間は自覚しなかった感情に気づけたり、気持ちの整理ができたり、ノートを見返すことで自分を客観的に見られたりもして、ノートをつけることがどんどん面白くなっていったんです。

少年時代の長友選手

加えて僕らをさらにやる気にさせたのが、やはり先生の指導で、練習メニューを自分たちで考えるようになったということでした。自分たちを客観視して足りないと思ったところを、練習に生かしていく。すごくシンプルなことだったけれど、それだけで僕らの意識や行動が変わり、試合で勝てるようになった。そして不良の巣窟(そうくつ)だったサッカー部が、「全国を目指そう」という声すらあがるほどのチームになったんです。

「ダメなところを見つけて、補うための練習を積み重ねれば、成長できる」「足りないところを見つけるには、挑戦しなければいけない」という僕の考え方の基本は、中学時代のこの経験から身についたことです。そしてその考えは、「中学卒業後はサッカーの強豪校に挑戦して努力を続けたい」という、情熱にもつながっていきました。

がむしゃらに努力した高校時代

強豪校での3年間は、もがき抜いた日々でした。というのも、サッカー部は総勢150人ほど。サッカーの特待生として入った部員も多いなかで、体の小さな僕がレギュラーになるのは、簡単なことではなかったからです。 でも、女手一つで私立高校に行かせてくれた母に、恩返しをしたかった。地元の愛媛を出る時に盛大に見送ってくれた同級生たちに、かっこ悪いところも見せたくなかった。だから必死で練習していたものの、1年が経とうという頃に、ふと悟ったわけです。「このままみんなと同じように技術を磨いていても、上にいるヤツらとは勝負できない。ほかの選手にはない武器を磨いたほうがええんとちゃうか」ということを。

高校時代にプレイ中の長友選手
高校時代に厳しいマークを受ける長友選手

ストロングポイントを強化してレギュラーを獲得

でも、どうしたらいいのか? 試合に出ている選手を観察してみると、目立つのは、足が速いとか、パスが上手いとか、誰にも負けないストロングポイントを持った選手だということに気づいたのです。ならば長友佑都を監督にアピールするにも、やはり短所よりも長所を伸ばすべきじゃないか。

部活ノート

考えた末にそんな結論に達した僕は、高校のサッカー部に入ってからも書き続けていたノートを見返すなどして、自分を客観視し、誰にも負けない武器を見つけ出したんです。それは、中3のマラソン大会で1位になれたほど、サッカー部の駅伝トレーニングで鍛えられた走力とスタミナ。高校のサッカー部の練習でもそこだけは負けなかったことに目を向け、「走力とスタミナをレベルアップさせていこう」と決めたのでした。

それからは、朝5時に起きてランニングなどをし、放課後の練習後にも、夜の自主トレを続ける毎日に。練習でも1対1の勝負や走りでは「負けるもんか」という姿勢でのぞむうちに、試合に出られるようになったんです。

ケガとの闘いから 始まった大学時代

ストロングポイントである走力とスタミナを鍛え上げるために、走り続けた高校3年間。結果としてフィジカルが強化され、先発出場できるところまでは行けたのですが…。残念ながら、サッカー選手という夢にはまだまだ届きそうにありませんでした。

だから、先々で就職する時のことを考えて勉強もがんばり、卒業後は明治大学へ。夢を諦めずに体育会サッカー部に入ったものの、入部早々に僕を待ち受けていたのは、椎間板(ついかんばん)ヘルニア(※1)による腰痛との闘いでした。

大学時代の長友選手

もちろん焦りました。でも、焦って無理をするたびに、痛みが再発する。そんななかで僕がとった行動は、やはり「どこに突破口があるか?」を考えることでした。そこで治療してくれたドクターなどから情報を集めるうちに出合ったのが、現在の僕の強みにもなっている“体幹”(※2)を鍛えて「ヘルニアに負けない体を作る」ということだったんです。

そこで慎重にトレーニングを続けながら、食事に配慮し、効果的な眠り方を追求し、入浴法にこだわり、ストレッチも欠かさずにやるなど、できることすべてにこだわった結果、ヘルニアが良くなっていったとともに、ピッチに立てる機会も増えていったんです。

  • ※1 背骨と背骨の間でクッションの役目をしている椎間板がはみ出し、神経を圧迫する症状。
  • ※2 腹筋、背筋、腹横筋といった胴回りの筋肉

サイドバックへの 挑戦が運命を変えた!

そんな僕がレギュラーに定着できたのには、もう一つ大きな転機がありました。中盤のボランチというポジションから、サイドを守り、ゴールへのアシストをするサイドバックへの転向です。ただ、監督から言われて挑戦してはみたものの、いきなりうまくいくはずもない。だから最初は「セカンドチームでプレーすることになってもいいから中盤をやりたい」と直訴したのですが、監督はまた僕をサイドバックに指名。そんな状況に「仕方がない」と観念して挑んだポジションでした。

インタビューに答える長友選手

でも、運動量が多く、1対1での攻防がポイントになるサイドバックでは、部活ノートから課題を見つけ出し、高校時代の徹底した走り込みや、体幹を意識したトレーニングで強化してきた僕のフィジカルが、最強の武器になったんですよね。先輩のプレーを盗み、チームメイトと話しながら取り組むうちに面白さが増し、すぐに自分の色に染めることができた。すると驚くべきことに、全日本大学選抜チームに抜擢された。

さらに選抜チームのメンバーとしてフランス遠征に参加すると、海外の選手にも負けない走りがFC東京の目にとまり、2008年に選手契約することになったんです。

努力は 決して裏切らない

あれから9年。海外でプレーするようになった今でも、ノートをつけ、映像を研究してトレーニングに反映し、食事やケアを誰よりも意識し…。「世界一のサイドバック」という大きな目標を目指して、その時々の課題を見つけ、がむしゃらに努力するというスタイルは変わっていません。なぜなら意思あるところに道は拓けるし、努力は決して裏切らない。それを実感してきたからです。

未来を自分で 変えていこう!

高校生のみなさんも、「自分を成長させたい」と思う場面が増えてきたのではないかと思います。それを実現するために欠かせないのが努力ですが、実はやみくもに努力しても、ゴールが見えずにつらく感じるだけ。僕自身も「チームメイトよりうまくなる」「レギュラーになる」といった目の前のことだけにとらわれていた高校時代は、「何のためにこんなことを続けているんだろう」と考えてしまうこともありました。

では、どうしたら大きく成長していけるのか?まずは「自分はどんな人間なんだろう」と考えて、自分が何を目指しているのかを、はっきりさせることだと思います。そして目標や夢が見えてきたら、“書く”ということ。僕は中学時代の『部活ノート』をはじめ、高校時代や大学時代、そして今でもノートを書き続けていますが、「何をやったか?」「どう考えたか?」を書き留めるだけでも、自分の思わぬ気持ちや課題が見えてくる。さらにノートを見返すことで、目標や信念の確認もできるから、ブレずに進むこともできるんです。

少年時代の長友選手
リフティングをする長友選手

そこで「さっそく書いてみよう」という人がいたら、ぜひマナビジョンのポートフォリオ機能を活用して、勉強や部活の記録をつけてみてください!そして、いいことからも悪いことからも逃げずに、努力をするということ。努力すれば必ず夢は叶うと信じて、自分と向き合い、課題を一つひとつ解決しながら、夢や目標に向かってがんばってください!

Ⓒ長友佑都
参考文献:『日本男児』(ポプラ社)、『上昇思考』(角川書店)

長友 佑都のプロフィール写真
長友 佑都 (ながとも ゆうと)

圧倒的なスピードとスタミナをほこる、日本を代表するプロサッカー選手。明治大学政治経済学部在学中にJリーグFC東京とプロ契約したのち、イタリアのインテルミラノなどを経て、2018年よりトルコの名門チーム・ガラタサライに在籍。移籍直後からレギュラーに定着し、チームのリーグ優勝に貢献。

http://yuto-nagatomo.com/

高校生活を記録して振り返るツール

ポートフォリオ

「Benesse マナビジョン」のポートフォリオでは、日常の活動や進路について考えたこと、ベネッセのテスト振り返りなどを記録できるよ。 自分のことを振り返って、言葉にして記録する習慣をつけよう!

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